後半は、モーニング・スター社のファンド格付けからわかること、わからないことを整理してみます。
モーニングスターのファンド格付けがからわかること
優秀な過去実績: トップ評価のファンドは、過去においてリスクを考慮した上で高いリターンを達成してきた。
長期視点: 短期的な好調さに惑わされず、長期的な安定性を重視した評価。
費用の重要性: 費用が低いファンドは、高い評価を得やすくなる。
モーニングスターのファンド格付けからではわからないこと
未来保証ではない: 過去の実績が必ずしも未来の成績を保証しない。
ファンドの本質: 運営陣の経験、投資戦略の変化、費用の増加などは考慮されていない。
ファンド評価:全体像を見る
モーニングスターのファンド格付けは、ファンド選びの第一歩として活用できますが、それだけではありません。より包括的な評価のためには、以下の点もチェックしましょう。
運用陣: 現体制は実績があるか?一発当てではなく、安定した運用実績か?
投資戦略: 長期にわたって一貫した戦略か?急な方針転換はないか?
費用: 増加傾向か?減少傾向か?
特に費用は将来のパフォーマンスに大きく影響するため、低減傾向にあるファンドが有利です。
モーニングスターのファンド格付けは、投資判断をするための貴重なツールですが、過度な信頼を置いてはいけません。総合的な評価のもと、慎重なファンド選びを心がけましょう。
1月の勉強会の開催は困難になりました。