とにかく雨の日のドライブは辛い。なぜって、やはり雨の日の車のドライブで一番困るのはやはり視界の確保、つまりは曇りとりですよね。
 
内側の曇りをとるのはエアコンかければいいだけです。
しかし外側の水滴はやっかいです。油膜ギラギラは交通事故にもつながります。

こんな季節にオートバックスにでも行けば、スーパーレインXとかガラコとかフロントガラスの撥水剤が真っ先に目に付きます。しかし、これってちょっとした小さいボトルの割には決して安いものではないんですよね。値段をとるか交通安全をとるか悩むところです。

そこで先日、あえて撥水剤を自作してみました。といっても一般人が工業用のシリコンオイルを入手するのは大変です。まずは一般人がもっとも安くシリコンオイルを入手する方法を考えました。
そうです。それは普段は潤滑剤につかっているKURE CRC シリコンスプレーです。スプレータイプなのでシリコンオイルの原液とは異なり、たっぷりの揮発剤で薄めてありますが、それでも商品名の通り、とにかく比較的高濃度のシリコンオイルがどっさりボトル1本分も入っているのです。
価格的にはコーナンの安売りだと300円前後でしょう。そもそもカー用品店で売っている撥水剤だってエタノールや水で薄めてあります。でないとオイルガラス全面にうまく伸びてくれないからです。となるとシリコンオイルとしての原価はせいぜい数円です。ならば代用してみようではありませんか。

シリコンスプレーは、今回の利用法でなくても、普通にドアのキーキー音とか、自転車のチェーンとかにも使えるので、一家に1本あっても本来用途で十分元がとれます。なお、CRC556は石油系なのでこの目的では使えませんから気をつけてください。商品のデザインが似てますからお間違えのないように。

シリコンスプレーとは、写真の通りよくあるこの一本です。これとガラスの撥水剤とは目的物質は同じ。つまり溶媒がことなるたけで、中身は同じってことです。

これを容器にシュッとスプレーして、シリコンオイルを集め、スプレーの溶剤を揮発させ、そこに消毒用のエタノールや水を程良く溶かすと、カー用品店の撥水剤と同じものになるはずです。しかしそれでは手間がかかり、忙しい人には、結局オートバックスで撥水剤買ってもいいでないの?ということになってしまいます。

そこで今回はあえて手軽さの冒険もしてみました。そう、シリコンスプレーはスプレーなんだから直接フロントガラスに吹きかけてみようと。
最初、これって結構無茶かなと思いました。シリコンオイルがガラスに厚く付着し過ぎるとギラギラするだけでなくワイパーブレードにも悪影響がでるかもしれません。
そこで効果は半減するものの、昨日のような大雨の時に、敢えて濡れたまま吹きかけることで過度な付着が防げかつ、初期メンテがしやすいかと思い実行にいったのです。


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