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1985年、ニューヨークで創業し、上場も果たしている大手運用会社、ブラックストーン・グループ(The Blackstone Group)はUSD649Bもの巨額の資金を預かるオルタナティブ投資を専門のファンド会社で、その主力は不動産の現物だけではなく、不動産会社じたいや抵当証券などでUSD230Bを占めています。

そのBlackstoneの不動産投資に対する手法は、機関投資家向けのクローズドエンド型のファンドを都度組成して、ファンドがそれぞれの案件に投資するという形式を取っています。ですから、個人投資家がなかなか手の出せるものではありません。

投資先はやはりアメリカ国内です。ですが、海外(米国以外という意味)向けも少なからずあり、直近では2018年にBlackstone Asian Real Estate Fund IIという、クローズドエンド型のファンドが組成されていて、そのファンドサイズはUSD7Bにも及びます。募集時の募集目標がUSD5Bだったそうですから、機関投資家から絶大な人気を得ていることがうかがえます。

もちろん、このファンドのポートフォリオは公開されていません。しかし、どのような案件に投資される予定なのかはいくつかのニュースサイトが記事にしていますので、参考にしてください。

https://www.mingtiandi.com/real-estate/finance-real-estate/blackstone-closes-real-estate-partners-asia-ii-fund-at-7-1b/

これらの記事から推測するに、やはり残念なのは、ブラックストーンにとって日本の不動産ポートフォリオはごくわずかで、悲しいかな具体的な案件として記事にもならないサイズとなっています。

これに比して、アメリカでは、巨額の不動産投資を行っていて、特に住宅部門では、Home Partners Holdings LLCをUSD5.9Bの資金を使って買収し、18,000戸もの、テキサス州、ジョージア州、ネバダ州を中心とした戸建住宅を保有して賃貸管理業を行っています。アジアのファンドが全体でUSD7Bに対して、米国戸建だけでもUSD5.9Bもの投資をしていることから、ブラックストーンとして、いかに米国内戸建住宅に力点を置いているのか窺い知ることができます。

個人ベースではリートがたくさんあるので、ここまで背伸びしなくても投資機会はうなるほどありますからご安心を。





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