Investec Bank plcが発行体となる、元本確保型の仕組債、EVEN30 6 Year 100% Capital Protected Note がかれこれ9回目のウリダシになります。もう何回もブログの記事にしてますが、たしか二つか三つのシリーズだけは90%元本確保型で、100%元本確保型ではなかったと思います。
小茄子をたくさん仕入れたので、浅漬けを作ってみようと思いましたが、難しいので、とにかく浅漬けの素でやってみます。
今回のはインベステック銀行がデフォルトにならない限りどんな条件でも元本の100%が確保されるというものです。ただし、ひとつだけ条件が追加されました。それは、インベステック以外にもBarclays Bank plcがデフォルトしても債券は紙切れになるという条件がつきました。二つの銀行の両方ではなく、どちらかでも、です。
なんでわざわざバークレイズ銀行のクレジットデリバティブまで持ち出すの? ってそんなん簡単です。イギリスも金利低下でとにかく元本を確保するための保険料が払えないんですよ。
じゃあ、安い保険料の90%確保型では、どうしても個人投資家が集まりません。そこで、もうひとひねりで、なんの関係もないバークレイズのCDSまで持ちだしてきたというわけです。
一般的な日本人が持つバークレイズ銀行のイメージは私にはようわかりませんが、イギリス人からしたら最強の国内銀行ですから、誰も心配はしてません。誰も心配してないのになんで保険料を払えるだけのプレミアムが付くのかって? そんなん、日本も山一拓銀時代には全ての都市銀行が倒産するかもね~とロンドンでは真面目に語られてましたので、お互い様ってことでしょう。
リスクはそんな感じですが、もっと注目すべきは期待リターンの方です。ドル建ての条件が美味しいですね。EVEN30の上昇率に125%のおまけがついてます。6年後に100だった株式指数がニコニコ顔の1.5倍に上昇して150になったとします。すると125%増しの162.5となり、6年間で62.5増えたので、年率換算では10.41%の利回りを得られる計算になります。
下が100%元本確保なので、安心して上だけを目指せる安心感があります。
USD1,000.から直接投資もできるとおもいますし、各ラップ口座経由でももちろん投資可能です。債券ですから、販売手数料や解約手数料など外付けの費用はありません。外国送金やラップ口座の手数料がかかりますから、現実的なところではUSD10kあたりからになるとは思います。
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小茄子をたくさん仕入れたので、浅漬けを作ってみようと思いましたが、難しいので、とにかく浅漬けの素でやってみます。