イリノイ州のきいたこともない町、ウィートン。しかし、シカゴの空港からクルマで行けばシカゴよりも近いと言えば、まぁ運用会社としてはそれもありやなというイリノイ州のきいたこともない町、ウィートン。

しかし、シカゴの空港からクルマで行けばシカゴよりも近いと言えば、まぁ運用会社としてはそれもありやなという、2014年にPowerShares ETFsの創業者たちがスピンアウトして設立されたのが、 Innovator Capital Management LLCです。



それにしても、ここのETFは面白いものが多数ラインナップされています。ただし、このブログでも取り上げられているオープンエンド型のものではなく、クローズドエンド型、つまり募集期間限定で、1年単位で走らせようという、まるで仕組債のような、仕組ETFともいえるものを組成しています。

Innovator S&P 500 Buffer ETFを見てみましょう。2020年3月にスタートし、2021年3月～2022年2月の間に決着がつくように設計されています。Cboe Consolidated Exchangeに上場しているETF。



アンダーライティングはSPY、つまり超有名なS&P500連動のETFなのですが、グラフのようにキャップのフロアをつけて、ストレートなSPYよりも少上下変動のリスクを軽減させているのが特徴です。
これをやるには、オープンエンド型では宿命的に投資することができません。やはり、募集期間限定でまとまってスタートすることになります。これはぜひポートフォリオに加えていきたいファンドシリーズですね。モーニングスター社格付けはLarge Blendカテゴリとなりますが、未取得です。クローズドエンド型ですからわざわざ格付け取得は不要ですもんね。