1937年創業でナスダック上場の老舗大手運用会社、T ロウ・プライス・グループ。地元アメリカでのファンド数はもう数えきれません。そこで、T. ROWE PRICEの中でもルクセンブルク籍のオフショアファンド(SICAV)に絞って、物色を試みることにしました。これなら、今日の勉強材料になるファンドも絞り込めそうです。

Screenshot 2020-08-18 at 09.28.06それでも数えきれないので、取り敢えず個人投資家でも購入できるクラスだけ、今回はアメリカドル建てだけに絞って再検索をかけてようやく一覧できそうな数まで減ってきたところです。

これだけ大手のファンド会社なのですからファンドサイズがUSD1B以上というクジラ級のファンドもゴロゴロあります。が、その中に見つけましたよ。ファンドサイズUSD125Mというイルカ級で比較的小粒のファンド。モーニングスター社はEAA Fund Global Frontier Markets Equityカテゴリで星三つです。

その名は、Frontier Markets Equity Fund。やはり北米株が十八番の会社なので、フロンティアマーケットはどうしてもオマケ的な存在なのでしょうか? イチオシファンドのリストにも上がってきてませんでした。

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Screenshot 2020-08-18 at 09.28.47このファンドはベンチマークに対して勝ちに行くリレーティブなアクティブファンドです。ですから、まず、ベンチマークである MSCI Frontier Markets Indexという指標をおさえておかなければなりません。そうです。このインデックスは時々このブログでもでてくる割と有名な指標です。

国別に見ると、クウェートを筆頭に、、ベトナム、モロッコ、ケニア、ルーマニアと続く、かなりディープな顔揃えとなっています。実は3年前にもこのファンドを取り上げていますが、そのときはアルゼンチンが筆頭格でした。南米からはスパッと手を引いていることがわかります。

どうです? これだけ聞いただけでもかなりワクワクしますよね。そのうえに、アクティブファンドですから、しっかりファンドマネージャーの相場観に合わせて、比較的大胆に調整を入れています。

仮に苦労して直接投資できても販売手数料が前払い制5%かかりますので、各ラップ口座を経由して購入するのが無難でしょう。Class A (USD)のクラスでISINは LU1079763535です。



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