社会的責任投資とかエシカルファンドというものがじわりじわりと浸透してきています。ESG ファンドとも呼ばれはじめています。ESGとはEnvironmental, Social and Governance (ESG) focus、つまり環境配慮、社会的責任、企業倫理の三本柱が継続的にしっかりしている企業の株式や債券だけに投資するという意味です。

とはいえ、オフショアファンドの本家本元のイギリスでも意識はあるけど、実際にはまだこだわりを持って投資してはいない、という人たちが大半のようです。日本ではエシカル???という感じで社会的責任投資入り口にも向かってないという状況でも仕方のないことでしょう。

ですが、この誰も見向きもしていない状態のうちからしっかりおさえて、釘をさしておかないとえらい目にあうことになります。エコ投資とかグリーン投資とか流行りはじめたら、猫も杓子もなんちゃって環境ファンドに変身したのと同じ現象が5年以内には必ず起こりますから。

では、少なくともお手本にはなるであろうイギリスのケースを見てみましょう。UK Sustainable Investment and Finance Associationという組織があります。

その前に、、、アメリカにもしっかりと、US SIF:  The Forum for Sustainable and Responsible Investmentという組織があり、この組織の選択基準に乗っかったファンドを思いっきりリストアップしてくれているので驚きです。

ここを組織するメンバーは主にファンド会社で構成され、ドイチェアセット、スタンダードライフ、BMOのような超大手から、専門店ファンド会社まで大小関係なく構成されています。彼らが入会する目的はもちろん、自分とこのエシカルファンドがなんちゃってじゃないですよ、ということのお墨付きをもらうためではあるのですが、アメリカでもイギリスでもこういった組織があって、定期的にフォーラムや会議、資料開示をしながら、エシカルとは? ソーシャリティとは? なんてことを突き詰めてくれる場所があるのは個人投資家にとってもありがたいことです。

とにかく、なんちゃってエシカル、自称エシカルがでてくるまえにしっかりとした組織を作って網かけできるのが欧米の見習うべき点となるでしょう。

で、ここで学術的な議論をしてもらうのも結構なのですが、私達のようなオフショア個人投資家にとっては、で結局どのファンドはホンモノでどれがなんちゃってなの?が最終的に知りたいことになります。

本当は、自分の信念にあうエシカルファンドはどれ? というのが最終目標なのですけどね。

それを知るにはまず、Ethical Investment Association (EIA)というUKSIFの部会に飛びます。ここはイギリスのファイナンシャルアドバイザーが入会する、いわば売り手が集う部会ですので、投資家の信念にあうファンド選びには真剣です。ファンドリストは一般には非公開ですが、ここのファクトシートを分析すれば、個々のエシカルファンドが自分の考えに合っているものかどうかはわかります。

ただ、個々に調べていくのは大変なので、その相談はESGにも長けるアドバイザーにご相談を、という話になっても、それはそれで相談料を払う価値がでてくるというものです。

ESGをしっかりしている企業も、それらに投資する投資家もsustainableつまり継続性が一番大事です。信念で投資をするのであって、流行りで投資するものではない、ということを最後に明記しておきたいと思います。





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