私の愛車はホンダのベンリィ・プロ、110ccです。あまり聞かない車名ですって? 聞いたことなくても一歩外出すれば、誰でも1日に10台は見かけるはずです。そう新聞配達の方が使っているいかにも詰めそうなミニバイクがベンリィです。
当然、私も仕事で使ってます。荷物の配達があるので、大きい荷台に、前かごまでついていて本当に重宝しています。冬はナックルガードに手袋、正面には風防(結構高くて1万円くらいします)もつけて、足元にはコーナンでかってきたテーブルカバーの透明ビニールシートを這わせて、風よけに使っており、多少の雨でも平気です。
燃費も最高。風防をつけたので少し燃費が悪くなりましたが、それでも1リッターあたり45kmくらい走ってます。
他のミニバイクと違って10Lのタンクがついているので、400km以上走ってやっと給油しようかな~という感じです。
なので、給油も2週間から1ヶ月に一度くらいのペースです。
今日、久しぶりにいつものGSに立ち寄ったところ、カギがささらないので給油キャップが開かないというトラブルに見舞われました。本体のカギは正常で、そもそもGSまで順調に乗ってきています。なのに、給油キャップだけ開かない、というより全然、手前から挿さりません。
GSのスタッフさんにドライバー借りたりしてなんとかやってみたのですが、歯が立たず、一旦出勤。
ホンダの純正ショップに寄って見てもらったら、「これはカギ屋さんの仕事ですね~」と謝絶。
カギ屋さんに相談したところ、挿さらないのはシリンダーの故障だから、「バイク屋さんの仕事ですね~」と謝絶。
ガソリンももうないし、このまま配達にでて、ガス欠になっても本末転倒。ムカつきついでに自分でこじ開けてみることにしました。
まず、キャップの周りをみてみましょう。写真のオレンジ◯のように、1箇所だけキャップの外周にポッチリがあります。このポッチリの内側に爪があり、カギが回ると爪が隠れてキャップが回る仕組みになっています。
そこで、キャップをマイナスドライバーなどで少しこじ開けます。キャップにはバネが内蔵されていて、柔軟性があるので、すこしこじ開けても壊れません。
こじ開けて爪が見えたら、マイナスドライバーの先で押し返してあげます。爪には柔軟性はありません。爪を支える部品をひん曲げるくらいの力で、グイグイ押し返します。すると爪の引っ掛かりがなくなって、こじ開けていたキャップを元に戻しても、簡単に開栓することができます。
ここで無理に開栓しようとしないでください。潰しにかかるのは爪だけです。キャップを潰すと損害が大きくなりますし、走行中もガソリンタンクと外部に隙間ができて危険です。
このままキャップを閉じると、また爪が効いてしまい、開栓できなくなります。そこで、二つのネジをプラスドライバーで外して分解します。
一瞬で分解は終わり、左側灰色のキーシリンダーと直結しているオレンジ色丸の爪が見えます。先に思い切り押し返しているので、すこしひん曲っているはずです。
これを取り除いて、フタをし、プラスドライバーで元通りにします。バネ内蔵で押し戻されるのでしっかりネジ止めしましょう。すると、爪だけを取り除いてたキャップになり、ロックが効かず、カギがなくても開栓、閉栓が自由にできるようになります。これで応急処置は完了。キャップにダメージがなければいつも通りに走行できます。
とはいえ、防犯上の問題は残りますから、はやめにシリンダーを交換するかキャップごと交換して完全解決させることをお勧めします。
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