もう数年前のことになります。いっとき、大流行したイギリスの学生寮ファンド。Mansion Student Accommodation Fundは新進気鋭のベンチャー的なファンドとしてお気に入りでしたが、後半は有象無象が強烈に売り込みをしたこともあって、ファンドサイズが急増。そのままでは現金過多でどんどんパフォーマンスが下がるため、慌てて2軒の学生寮を買収した矢先、他社の倒産をきっかけに完全なる風評被害をくらい、無意味なパニック解約が殺到。仕方なく解約停止措置が発動されると、今度はリテラシーのない投資家がパニックになり、結局存続できずに、運用終了して精算されることになっていました。

中間配当はすでに支払済で、古くからの投資家は中間配当部分でなんとかトントンが少しの損失、投資を始めたばかりだった方は、為替にもよりますが、3割から5割の損失という状況でした。

そしていよいよ、最終精算処理が確定しました。10月23日付けで、
CIRCULAR TO ALL REGISTERED SHAREHOLDERS AND INVESTORSというレター(題名:RE: The International Mutual Fund PCC Limited)が投資家のもとに届けられています。

用件はズバリ、Final Distribution of the Cell、つまり最終清算の開始です。中間配当の時に、大方の資金は投資家に返金されているため、今回は、清算のための、リーガルコストなどを除いた、余剰金の返金にとどまります。つまり金額は少ないということで、結果的には2016年1月時点の資産に対して約94%の償還率となりました。

支払いは、Apex Fund Services (IOM) Limitedの取引銀行を通じて行われ、これまでの手続きが全て完了している投資家には何ら手続は不要で、今月末に開始される予定の返金手続をまつだけになります。

入金予定額は、DISTRIBUTION ADVICEというレターにあるNet Amountという欄の金額に記載されています。

これまで、このブログを通じてご相談をうけていた方は、全ての手続が完了していますので、入金確認だけしておいてください。

手続きが必要な方byh00122@yahoo.co.jp、までマンション学生寮の件でメールいただければサポートします(今回はじめて相談される方は有料、以前からのお付き合いの方は一切無料)。



フレンズプロビデント、RL360などラップ口座経由で投資されている方は、なんら手続不要です。


<ご参考>

このファンドは破綻したわけではありません。適正な手続きを経て運用を終了しただけです。ましてや詐欺ファンドどころか、International Stock Exchange Group Limited(旧チャネル諸島証券取引所)上場している立派な上場投資信託です。
The International Stock Exchange Group Limitedで銘柄コード4713で検索すれば、精算までの過程も全て公示されています。

もちろん、投資家にはPost-Termination Reconciliation of accounts with Mansion Property Management Limited (“MPM”) and Mansion Capital Partners Epsilon Limited ("MCPEL")というレターが先に行くので、一般の閲覧者より情報は先になります。




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