健全な資産形成のための長期投資をしていても、必ず株価が調整する局面は到来するもので、そんなときは誰しも不安になるものです。ベトナム戦争の時期以降は、強気の期間は7割、弱気の期間は3割というのが、投資に対する一般的な考えです。つまり、投資をしている以上、10日に3日は不安な時期を耐え忍ばなくてはならず、この耐え忍びが将来の利益、というよりもはや生き残りにつながります。
そして、不安な時期には、「暴落」だの「バブル崩壊」などお下品な言葉遣いする読み物や講演が出回るのが世の常です。だって、読者の不安心理を煽ったほうが出版業界は儲かるのですから。発想は霊感商法と同じですよ。
でも、ラップ口座などを使って、株式、債券というメイン投資だけでなく、ヘッジファンドやマネージド・フューチャーズ、そして今日のダーウィンのようなビジネスファンドに(通貨も含めて)うまく分散投資している私達にとっては、調整はマーケットの健全化のためにむしろ必要だよね~くらいの余裕をふかせることができるというものです。
Darwin Leisure Property Fund。イギリス国内(主にイングランド南部の海沿い)のキャンプ場、いやいや、今となっては立派なレジャー施設を経営するビジネスファンドです。そしてついには、LAPF Investments Magazine というイギリスの厚生年金基金の運用機関のその運用担当者しか購読しないという、極めてニッチな雑誌から、LAPF Investments Awardsというこれまた極めてマニアな賞を受賞するに至っています。
じゃあ機関投資家向けにはどうかと言っても、イギリスの地方自治体などが所管する年金基金からの投資でお腹いっぱいで、こちらも受け入れは行っていません。
今年の夏も予約一杯、満員御礼でした。リーマン・ショック以降、ロンドンの金融業界に生き残った人たちも、もはや狂ったようなボーナスをもらえることはなく、質素倹約に努めてますし、Bexit
Vote以降、対ユーロでポンド安になっているため、ギリシャやスペインなどまで遠征バカンスするよりも、国内にいたほうがお得だという空気が追い風になっているようです。
これぞまさに不況ビジネス。
この流れはドイツあたりにも広がっているようで、LCCが飛びまくり始めた時代には若者たちはこぞってスペインなどに遠征したそうですが、徐々に国内旅行が復活しているそうです。LCCと言えども飛行機に乗るためには費用がかかりますから、その分、国内旅行でのホテルをワンランク上にしたりしているそうですよ。日本でもその傾向ありますよね。
ダーウィンレジャー施設ファンドはGBP10kから直接投資できますが、解約待ちのなが~い行列ができています。既保有者にはFATCA関連でうっとおしい書類を要求されはじめていますから、今のうちにモーメンタムなどラップ口座に組み込んでおいた方がよいでしょう。
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