2008年に創業し、いまでは預かり資産GBP1.5Bまでに成長した、Prestige Asset Managementの運用するユニークなファンドと言えば、イギリス農機具リースファンドのPrestige Alternative Finance。ですが、これ以外にももうひとつ、Commercial Financial Opportunitiesというノンバンク系融資ビジネスファンドがあるんです。
このファンドのメイン通貨はイギリスポンドではなく、貿易金融などにも融資しているため国際的通貨のユーロになっています。
ストラテジーは極めてシンプル。各銀行が縮小させている、中小企業向け運転資金の融資業務、貿易金融業務を肩代わりしているだけです。よって担保は売掛金や在庫となり、もう得意になってきたLTVも60%から70%に抑えています。銀行の運転資金融資と異なるのは、仕入れや輸入の案件紐付きであるということです。銀行でも中小企業に対して紐付き案件融資はありますが、国内案件におてい、融資してしまえば、分別管理はできませんので、結局経常運転資金と混ざってしまいます。銀行における究極の紐付き融資案件と言えば、貿易金融、即ち、輸入L/Cオープンとか輸出手形の買い取りになるでしょう。
興味深いプレステージのノンバンクビジネス系ファンドですが、やなりネックは最低投資金額の高さでしょう。このファンドも直接投資ではEUR100kからなどとなっており、なかなかお試し買いというものができません。
右肩上がりのパフォーマンスは当たり前、不慮の事故にどう備えているかに全てがかかっているノンバンクビジネス系ファンドには、そうやみくもに全力投入できませんから、手数料がたかくついても分散投資を確行できる点からもラップ口座の有用性が益々増してくると思います。
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年末年始で忙しいですが、事務処理は皆でどんどん進めちゃいましょう。