1991年の創業以来、総合的な運用&アドバイザー会社として拡大を続け、今ではGBP9.33Bもの預かり資産を積み上げ、イギリス国内に11ヶ所の営業所を持つBrooks Macdonald Group plcの中でも自ら運用を行う部門には、イギリス籍で5つ、アイルランド籍に3つ、ガンジー島籍に2つ、合計10ファンドがあります。
ブルーク・スマクドナルドのファンドについては、マルチストラテジーのワンストップ型に近い分散投資のものや、仕組債ファンドを中心にウォッチしていました。
そんなラインナップについて、もともと分散投資を目指すイギリス人投資家がこのファンド会社の顧客ターゲットですので、当然と言えば当然です。
ですが、いつもそればかりでは面白くありません。もっとブルークス・マクドナルドという運用会社を知る意味でも、今日は敢えて、集中投資で攻めるタイプの、Direct Equity Strategyを取り上げたいと思います。
もっとも、攻めといっても、ロングオンリーレバレッジなしの、欧米の大型株に投資するものです。投資対象は欧米としているものの、8割は米株で、また保有銘柄が24と比較的少ないので、集中投資の攻めタイプという表現を使いましたが、ファンドが保有している銘柄の平均配当利回りは2.41%もあるので、高配当株をかなり意識する銘柄選択になっているようです。
最低投資金額はUSD500,000.ですので、どちらかと言えば機関投資家向けという位置づけです。
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過去のボラティリティが低いからと言って、未来も低いとは限りませんが、今日、こんなにボラティリティが低いのに、急に明日高くなる方に賭けられんわな、というのがマーケット参加者の思うところです。ですから、今日までのヒストリカルボラティリティが10%ならば、1週間後のインプライドボラティリティもたいがい10%から遠くないレベルで取引がなされます。
しかし、ある日、例えば最近では米大統領選挙結果の判明など、ひとたびサプライズはニュースが飛び込んできたりすると、過去の大人しい値動きに関係なく、マーケットは荒れると誰もが確信するわけですから、ヒストリカルボラティリティは低くても、インプライドボラティリティは急上昇します。