これからの時代グローバル投資は必須 ひたすらオフショアファンド!規制や英語にめげずに海外投資、不動産、FX 調査と経験の全記録

2015年07月

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Legg Mason Global Asset Managementが運用するオフショアファンドのなかでは、はやりこちらも報告しておかなければなりませんね。アメリカの小型株マイクロ株専門カリスマトレーダー、ロイス(Royce & Associates)がファンドマネージャーの手腕をふるうファンドです。 これも買おうと思うと、アメリカ籍のファンドだしで高嶺の花に思えたものが、親会社となっているレッグメイソンがオフショア化してくれたお陰で手が届くようになりました。依然としてモーメンタムやRL360、ネッドバンクなどラップ口座経由でないと買うことはできませんが、それでも買う手段があるというだけオフショア投資家は恵まれている(努力の成果があった)ということです。

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ロイスの公式サイトとみていると恐ろしく細分化されて無数のファンドが存在するため、そりゃもう目移りしてしまいますが、ここは現実的に買えるものだけ調査するというスタンスで、レッグメイソンのウェブサイトに戻り、2002年11月スタートのながい運用歴を持つLEGG MASON ROYCE US SMALL CAP OPPORTUNITY FUNDについて、ファクトシートを見てみたいと思います。

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去年から今年の前半にかけては、時代を先取りしすぎか~と思うくらい、大型株がノリノリの時に、調整モードに入ってしまっていました。例えば、最近の動きをざっくり見てみても、平均株価のS&P500がゆっくりでも上昇しているとしても、セクター別に区切ってみると、バイオ関連株、ヘルスケアや金融、ITが牽引して、資源関連株は大きく足を引っ張っています。このように、一口にアメリカの株式といっても、さすがに世界の時価総額の半分を仕切る国のこと、日本の株式からは想像もつかないくらいスケールの大きな取引が行われています。

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言い方をかえれば、ロイスの小型株が一般的な株価と非相関になってもそれはむしろ自然なことを言えるでしょう。VAMのファンドもそうですが、小型株やマイクロ株がハイリスクハイリターンだと考えるだけでなく、広いアメリカ株を極力カバーできるよう分散投資をするんだ、と考えても悪くない話だと思います。

投資信託は広い意味で一任勘定取引です。ファンドの資金が買う銘柄や売買のタイミングは全てファンドマネージャーに一任されています。ということは、誰もが知っているブルーチップに投資をするというのと同時に、今まで聞いたこともなかった会社に縁あって?投資するというのもまた面白いことだと私は思います。

参考までに、以下のリンクからレッグメイソンの米株に対する信念を語るようなパンフレットが入手できます。http://services.leggmason.co.uk/globalmdl/documents/D17000/D17168-leading-the-way-to-us-equities-brochure-uk.pdf

オフショア投資ブログのランキング。面白いのでぜひ1日一回クリックしてみてください。 ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリストなどについてはbyh00122@yahoo.co.jpまでメールで(コメント、メッセージではお返事いたしまません)。気に入った記事にはナイスボタンお願いします。その話題を優先的に取り上げます。

なぜに出かける時に限って、PHSの充電に使うマイクロUSBのコードを忘れたりしませんか?それが嫌で、いつも短い予備をカバンに入れてあるのですが、その線をいざ使う時に限ってカバンの中で線が切れてたりします。


Harmony Fundsというのは、  Momentum Global Investment Management Limitedのファンド群の中の別ブランド名で、主に、株式、債券、コモディティ、オルタナティブ、不動産など、ファンドがバランスを考えて、これに投資さえすれば分散投資が完結する、ということを目指した言わばワンストップ型ファンドを主にラインナップしています。

分散投資を完結させたいワンストップ型がゆえに個別銘柄をバンバン取引するようなアクティブな運用ではなく、ファンドオブファンズの形式で、投資エリア別、国地域別、せめてセクター別というような大枠で勝負してきます。
ご親切にも、以下のように投資方針や状況を動画配信もしてくれていますので、非常に参考になりますね。


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ラップ口座の中でもモーメンタム経由のオフショア投資家なら、ハーモニーをコアにポートフォリオを構築している方も多いはずです。 完全分別管理の別会社とはいえ、やはり同じグループのファンドですから、事務処理も早く確実ですから。

ただ、今日は一般的なワンストップではなく、ユーロの安い時期でもあるので、このユーロ圏+スイスにウエイトを置いた、しかもユーロ建てのHarmony Europe Diversified Fundを調査対象にしてみました。

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名づけてテーマ性ワンストップ型ファンドです。まぁ、見てみてください、この組み入れを銘柄の多いこと。投資先の一つひとつがまた投資信託として分散投資しているわけですから、末端まで考えるとひょっとして1千銘柄くらいには分散投資されているのではないでしょうか。

ま、ここまできたら、そんなこといちいち数えるだけナンセンスですよね。

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モーメンタム経由ならもちろん購入でき、販売手数料はありませんし、毎営業日ベースで売買可能です。流動性リスクもありませんので、しばらく現金で置いておきたいなんてニーズの時に、それが1ヶ月以上であれば、少しの冒険(リスクテイク)でこのようなファンドに投資することができるのもメリットです。

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なぜにユーロにこだわるかって? 割安感こそ投資判断の基本 買い物するときはバリューにこだわるのがが私の信念です。

Renaissance Wealth Managementと聞いても誰も知るはずもないでしょう。南アの株式トレーディングアドバイザーです。トレーディングアドバイザーとは自分でファンドを組成して販売するのではなく、大手運用会社がファンドを立ち上げる時に、そのファンドマネージャーになって売買に指示を出すという、クルマで言えばエンジン専門メーカーのような会社です。

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トヨタ自動車に比べてアイシン精機の知名度は一般ピープルの中では落ちても、業界では引けを取らない存在であることは言うまでもありません。マネージドフューチャーズの世界でも、ファンド会社よりもむしろ、その売買プログラミングを卸してしているCTA(コモディティトレーディングアドバイザー)の方が重要な投資判断の要素になるというのと同じです。

で、どんな会社にその「頭脳」を提供しているかと言うと、左表の通りで、その付き合いの深さまでは個々に調べないとわかりませんが、それでも南アを中心として超大手までそうそうたるメンバーが並んでいます。

そのなかで、単にベストアイデアという名前つながりで見つけて来ただけではあるのですが、今日のRenaissance Global Best Ideas Fundは、グローバル株式ファンドということが共通点なだけで、これまた少々毛色の違ったファンドになっています。

というのも、ファンドマネージャーはMomentum Wealth International Limited本体が直接行っており、ファンド名にもなっているルネサンスはサブアドバイザーになっているんです。 モーメンタムも自前で運用会社をもっていますし、ワンストップ型のファンドには定評があります。それでもなおルネサンスの名前を借りてきてでも、ファンドを立ち上げるのは、よほど、ルネサンスとの付き合いも大事、あるいはルネサンスには実力があると踏んだのでしょうね。

2014年7月スタートで、ファンドサイズはUSD58M集まっていますが、ファクトシートが表に出てこないなんとなくベールに包まれたようなオフショアファンドです。ファクトシートはモーメンタムからメールでリクエストして取り寄せたくらいです。ベンチマークは75% MSCI World, 25% USD LIBORであることから、少々柔らかい感じの株式ファンドオブファンズに間違いはありません。

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これだけの情報で、買いにいけるかどうかは微妙ですが、でもこういうファンドにはなにか惹かれるものがあります。

おそらくモーメンタム経由でしか買えないでしょうから、海外渡航不要の投資家紹介にてモーメンタムラップ口座を開設して購入するとよいでしょう。時期的にはマイナンバー始まるまえがベストです(言わずもがな)。

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最近、超ベテランで現役の大先輩をオツボネ改めレジェンドと呼ぶようになりましたが、これは日本語イングリッシュではなく、意味も使い方もちゃんとした英語でバッチリ通じます。

ところで、アメリカのインベストメントレジェンドと言えば、御年84歳のウォーレン・バフェットさん(Warren Buffet)で間違いはないでしょう。なにしろ、この方の投資会社バークシャー・ハサウェイの時価総額は 投資会社にして世界第四位なのですから。

株式は超長期投資に勝るものはないというのを地で行くカリスマトレーダー(この英語はスターマネージャーと言った方がカッコ良い)です。

http://www.sanlam.com/Style%20Library/img/sanlam-logo.png南アの上場大手運用会社の一角、Sanlam Investments。ただ、保険会社が本業なので、ファンド数はさほど多くなく(といっても数十ファンドはあります)、秀逸なものに絞り込んでいる感じです。それにしても、南アのファンドにはBest Ideasというネーミングが好きみたいですね。私も直感的で日本人にもわかりやすい英語で好きですけど。

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ただ、ベストアイデアファンドと名の付くものは、どこの運用会社のものでも同様の投資方針かと言えば、これまた似て非なるものです。例えば、先月調査したstonehage global best ideas equity fundなんて(これまた偶然ですが、買おうとしたら、先月いっぱいでモーメンタムの取扱ファンドリストから姿を消してしまいました)超有名どころのピカピカブルーチップにしか投資しないという方針でした。

そして、このアイルランド上場投資信託でスタートは2004年9月、ファンドサイズも堂々USD298MもあるSanlam Global Best Ideas Fundは、どちらかと言えば、敷居が低く、南アの中間層以上が気軽にオフショア投資できるよう設計されていることもあって、組み入れ銘柄ももう少し普遍的な大型株寄りになっています。

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パット見ではIT関連と金融が多そうですよね。少し気になるとすれば、ベンチマークであるMSCI World Index TRのインデックスに左表の範囲では全て負けてます。目論見書には基本的にアグレッシブにリスクを取ると宣言していますので、リスクを取った結果裏目にでてしまっただけのことでしょうか。

モーメンタムから買えるだけでなく、BloombergのティッカーシンボルもありますからRL360 PIMS経由でも購入できるでしょうし、そのアグレッシブさが気になる方は、少しポートフォリオに加えてみてはどうでしょうか。

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空きっ腹に飲む前に、チアジェルをスプーン1杯お腹に入れておくだけで、、、これは試す価値ありですよ。

Apollo Structured Opportunitiesアポロの仕組債ファンドの動きをウォッチしていながらもなかなか記事にできなくて、過去記事を検索したら、一昨年以来になってしまってました。

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確かに、ブログ記事を後回ししてしまいたくなるほど、パフォーマンスがパッとしなかったのも事実です。というのも、基本的にこのファンドは株価にはベア型対応の絶対利益追求型、つまり株式投資一辺倒の投資家に対して、少しはリスク分散した方がいいですよ、と提案しているファンドだからなんです。

主要国株式が上昇しているとき、日本人ならともかく、大方のアメリカ人や中国人はそんな話を聞くこともなくどんどん買い上げていきます。確かに、そのように見えます。が一部の日本人が辛抱たまらず、最後の天井つかみをしてしまうように、一部のアメリカ人や中国人も利益確定ラインを虎視眈々と狙っています。

この利益確定ラインを超えて、現金化した資金を、大きな調整が入るまでしばらくアポロに置いておいてはどうでっしゃろ?というのが、このファンドの売り込み文句なんです。

って、ことは、2年ぶりとはいえ、そろそろこのファンドの記事が再登場してきても、それは理に適っていると思いませんか?

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そう思って、基準価額推移チャートを見なおしてみると、確かにベア対応ができているな、という感じがします。

海外渡航不要の投資家紹介にてEUR10k相当額から直接投資の紹介はできると思うのですが、まだ投資家仲間で購入したという実績がないので、申し込んでみて果たして買えるかどうか、というところです。ラップ口座経由はたいてい行けると思います。

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準備に半年以上かかりましたが、いよいよチアオイルが8月には来日しますよ。グーグル検索してもなんもでてきません。こりゃ日本初商品? アボガドオイルとガチンコ勝負してみたいですね。

おまたせしました。いよいよ静岡在住のメルマガ読者の総意がかたまりましたので、静岡勉強会の日程が確定しました。これから場所取り作業に入ります。会議室の都合で時間が未確定ですが、午後であることは変更ありません。みなさん時間空けておいてくださいね。京都長岡京の勉強会はまだ少し席は空いてます。

テーマ
前半;オフショア積立投資を自分でコストをかけずに大きく育てるコツ

なぜイニシャル投資期間なんてものがあるのか?
ミラーファンドと現物ファンドの違いは?
スイッチングとリダイレクションの意味は?
一任勘定は無駄だけど、果たして自分でできるのか?
どんなポートフォリオを構築すればよいのか?
香港なんかに渡航する必要があるの?

というギモンが一つでもある方は参加する値打ちがあります。

後半;オフショアファンドのトラブル事例とリスク認識・解決策

トラブル=詐欺ファンドという発想は大間違い?
媒介した業者が情報をくれない?
流動性リスクの顕在化(解約停止)とは?
Kijani Commodity
Traded Policy Fund ライフセトルメント系
SMAF FXデイトレ系
の状況を知りたい

というギモンが一つでもある方は参加する値打ちがあります。 


京都 長岡京
日時 8月2日日曜日 午前10半から12時半まで
場所 JR長岡京駅からすぐ(阪急京都線長岡天神駅からは徒歩10分)
定員 16名(どなたでもご参加できます。残り席4席)

静岡 静岡駅
日時 8月30日日曜日 午後13時~15時あたりにスタートし2時間
場所 JR静岡駅から徒歩圏で物色中
定員 10名(どなたでもご参加できます。残り席5席)
 
参加費 おひとり様1,000円(外貨紙幣、商品券、切手などでも可能)

その後、交流ランチ会する予定です。



筆記用具、辞書、飲み物はご自身でご用意ください。
お子様連れも歓迎、バリアフリー会場になってますので、車椅子の方もOK
参加希望の方はbyh00122@yahoo.co.jpまで題名に「勉強会」をいれ、実名、当日の連絡先を添えてメールしてください。

お名前の自己紹介程度はしていただきますが、参加者どおしの名刺交換は強要しません。
今回は会場の都合で定員厳守です。またいっぱいになっても広い会場に替えることができません。

はじめて参加の方へ、実名とお住まいの都道府県、当日の連絡先(携帯電話など)、簡単な自己紹介をご連絡いただいた時点で参加受付とさせていただきます。
参加希望の方はbyh00122@yahoo.co.jpメールください。

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人間の体調管理だけでなく、暑さで怖いのはハードディスクですよね。そんな時に限ってMacのタイムマシンのHDDが読めなくなったりと、不安をかきたてます。タイムマシンのバックアップまでとっておかなければなりません。

オフショアの専門ファンド会社で日本株について真剣にしかも長期にわたって取り組んでいるファンド会社は少なくありませんが、 J O Hambro Capital Management Ltd.も立派にそのうちの一社だと呼べるでしょう。うち、JOHCM Japan Fundは2004年から10年以上続くファンドですし、モーニングスター社は二つ星です。ただ、永遠とも思えるほど長引くゼロ金利政策の下、各社の配当性向も下がるところまで下がりきっていますし、株価の変動リスクも勘案したら、すこしでも配当の高いほうが日本株をやる上では無難かと思い、ブログの記事にはスタートしてまだ2年経っていないものの、JOHCM Japan Dividend Growth Fundのほうをチョイスしてみました。

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日本株に投資といってもJOHCMの場合、円建てクラスは用意されていません。日本株は世界の時価総額の1割を占めている大きなマーケットですし、チャイナ株がいくら台頭してきてもそれはエマージング国の株式なのでリスクの所在が異なりますから、ガイジンさんからも依然として確固たる人気があります。ただ、日本円には興味ないねぇ~ということなのでしょう。

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上表のパフォーマンスは値頃感たっぷりのユーロクラスのものです。

組み入れ銘柄はジャパニーズブルーチップばかりで、多少、インデックスに連動するような動きにはなってきます。しかし、そこはアクティブファンドが真骨頂のJOHCMのこと、投資家が受け取ることのできるマンスリーレポートには、インデックスよりもオーバーウエイトしているトップ10銘柄と、アンダーウエイトしているボトム10銘柄を明記してくれています(お家芸的なところがありそうだったので、ブログ転載は控えました、欲しい方はメールください)。

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それにしてもJOHCMの社長さんは、日本株に対しては、近い将来、かなり強気で臨んでいくそうですよ。ただ、いままで軽く見ていたものを見直すという意味ですから、今までどっぷり浸かっている普通の日本人がこの文章を額面通り読んでしまうと、勘違いしてしまいますから、為念で。

海外渡航不要の投資家紹介で、直接投資は可能です。販売手数料は3%に減免してもらえると思います(ベストエフォートです)。もちろん、各ラップ口座経由でも可能。最低投資額はGBP1,000なので何も考慮に入れる必要はありません。

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日陰に駐車したはずのバイクが、戻ってみるとカンカン照りのひなたになっていたときのショックは計り知れないものがあります。

先日のプログ記事の続きです。先日の記事ではオメガ3というグループ名、そしてαリノレン酸とはいう物質とはなんぞや?ということまでアプローチしました。そこで今日は、そのαリノレン酸が果たして、どれだけ必要で、それはチアシードだけで摂取するなら果たして何グラム必要なのか?というところまで迫ってみたいと思います。

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ところで、n-3不飽和脂肪酸、つまりオメガ3はヒトの身体の中で作り出すことのできない必須脂肪酸の一種です。

なぜ、n-3が特に話題となるのかと言えば、脂質の分類表を見ればすぐにわかります。

脂質は大きく分けて、
  • 飽和脂肪酸
  • 一価不飽和脂肪酸(二重結合が一箇所だけという意味)
  • 多価不飽和脂肪酸(二重結合が二つ以上)
に大分類でき、さらに、多価不飽和脂肪酸は、n-3、つまり通称オメガ3と、n-6、つまり通称オメガ6に細分化されます。

飽和脂肪酸は言わずもがな現代人は摂取しすぎですから、日本では摂取するなという目標はあっても、摂取せよという目標なんて気にする必要はありません。また、一価不飽和脂肪酸はヒトの身体が自分で生成することができるグループなので、意識的に摂取する必要がありません。残るn-6は、様々な植物が生合成するのが得意とするグループですが、ヒトは作り出すことができない必須脂肪酸で、代謝で大変重要な役割を担っています。しかし、n-6の代表格はリノール酸。だれでも聞いたことありますよね。つまり、上等のサラダオイルを使ったりと意識すれば、普段の食生活でも比較的口に入ってくることができるグループでもあります。よって、n-3だけが意識して摂取しなければならない脂肪酸として、私達の健康志向の話題になるというわけです。

そんな背景もあり、前回の記事では、αリノレン酸は多価不飽和脂肪酸というグループに属し、飽和脂肪酸ばかりじゃ硬くなりすぎる細胞膜を柔軟にして、程度問題こそすれ、血液をサラサラにしたりアタマの回転を早くしてくれる効果があることを証明したのです。

ところで、血液サラサラ、アタマが良くなると言えば、DHAとかEPAでしょ、と聞いたことありませんか?そこらじゅうにサプリメントも出回っていますが、大抵は魚の油から抽出したDHA・EPA含有精製魚油と呼ばれるものが主成分で、DHAを300mg程度、EPAを100mg程度、合計で1日あたり0.5g程度含んでいるものが一般的です。

で、DHAって何? と言われても、、、ですよね。正確にはドコサヘキサエン酸と呼び、英語でDocosaHexaenoic Acidと書くのを略してDHAと呼ばれています。分子構造は図の通りで、なんだかαリノレン酸に似ています。端っこから3番目が二重結合されているので、n-3(オメガ3)の一種だということがお分かりいただけると思います。しかも交互に二重結合になっていて、単純ー単純ー二重の繰り返しです。見ていて、美しいし、マックス不飽和な感じ(二重結合が多ければ、高分子でも融点が低くなります)で、こりゃ冷たい海を泳ぐお魚さんの細胞を構成にするにはぴったりの脂肪酸だなぁ~と感動さえ覚えます。


ちなみに、EPAとはエイコサペンタエン酸、英語でEicosaPentaenoic Acidを略したものです。炭素の合計数が2個違いますが、これまたすごく似ているn-3脂肪酸の仲間です。こちらの不飽和は5価ですね。DHAほどマックス不飽和行ってませんが、それでも5つの不飽和は多いです。

不飽和の数こそ違うものの、基本的な分子構造が似ているということは、ひょっとして、、と思った方は、相当な生合成経路構築のセンスがありますよ。

そうなんです。不飽和が3価のαリノレン酸からヒトの生合成によってDPAに変化させることができるんです。簡単に言えば、ヒトはαリノレン酸があれば自分の身体でDPAを作ることができるということです。

左図の左側は、オメガ3の仲間がどんなふうに変化できるのかを表した図です。

一見してもさっぱりわかりませんが、よーく目を凝らして見てみると、Omega-3 familyと英語で書かれている真下にαリノレン酸があって、ここが出発点です。なぜαリノレン酸が出発点かはもうお分かりですよね。αリノレン酸はヒトが生合成することのできない必須脂肪酸なので、チアシードなど食べたものの中から抽出するしかないからです。

ヒトの身体はαリノレン酸さえ、身体に取り込めればあとはシメたもの。ご自身の身体が勝手に、順番に3回の生合成プロセス(基本的には狙った位置の水素を抜いて一つづつ不飽和度を上げていくというプロセス)を経てEPAを作ってくれます。そしてさらにDPAを経て、DHAにまで持ってくることができるのです。

確かに魚を食べれば健康になるが、魚を食べないからと言って死ぬことはないのはそのためです。しかし、仮にDHAは全部、自分の身体に作ってもらうとしても、やはりαリノレン酸はヒトにとって絶対必要な物質です。

となると、ヒトはどれくらいのαリノレン酸を始めとするn-3脂肪酸を摂取しておけばよいの?というギモンに発展することでしょう。

そんな時こそ、各種の脂質の摂取下限、上限の目処を研究した、厚生労働省発表が平成26年3月に発表した、<「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書>が非常に参考になります。ここにしっかり、日本人はどれくらいのオメガ3を摂取しておけばよいのかが研究されています。こんな有益な調査研究にはどんどん税金を使ってもらいたいものですね(蛇足でスミマセン)。

実は、この日本人の食事摂取基準というレポート、2010年版からの5年毎定期更新です。面白いことに2010年版ではEPA+DHAの摂取目処を成人で1日1gとしており、えらいザックリやねぇと思っていたが、案の定、この表記は消えました。代わって2015年版では、「日本人では、EPA+DHA を 0.9 g/日摂取している群で有意に、非致死性心筋梗塞罹患の減少が認められている。」と記述しているのみで、1g取れよ~とはどこにも書かれなくなったんです。

ですよね。だって、ヒトの身体の中で自力で、αリノレン酸からDHAへ、逆にDHAからDPA、EPAまでは自由に作り変えられることができるのですから、わざわざレポートでEPA+DPAだけn-3脂肪酸のグループから切り離して目処値を設定する意味はありません。ヒトとしてはαリノレン酸などのn-3脂肪酸さえちゃんと摂取できれば、あとは自分で何とかするから大きなお世話よ、となるわけです。

で、レポートを見返してみると、もちろん、ちゃんとありました。n-3脂肪酸グループ全体の摂取目処が。
平成 22 年、23 年国民健康・栄養調査 3)の結果に基づく、n-3系脂肪酸の日本人 30~49 歳の中央値は、2.1 g/日(男性)、1.6 g/日(女性)で、この中央値を摂取していればほぼ問題なし、となっています。

男性でも2.1gですって。全く問題ないじゃないですか。だって。オーストラリア産チアシード100gあたりのαリノレン酸含有量は19.3g。逆算するとチアシードを10.9g食べるだけで、αリノレン酸を2.1g摂取できる計算です。

私は、毎日、大さじ1杯+小さじ1杯、つまり20gほどのチアシードをジェルかミルにして摂取していますので、実に1日に必要なn-3脂肪酸をチアシードだけでカバーしてしまっていることになります。

ちなみに、レポートによると、日本人 30~49 歳以上の EPA 及び DHA 摂取量の中央値は、0.32 g/日(男性)、 0.23 g/日(女性)です。αリノレン酸の全てがDHAになるわけではなく、ヒトが自分で作れるDHAはαリノレン酸の10%から15%程度だと言われています。つまり0.32gのDHAやEPAを欲しければ、変換率を少なく10%で見積もっても、3.2gのαリノレン酸を摂取すればよいことになります。チアシードに換算すれば16.5g。笑えるくらい楽勝です。必死でDHAのサプリメントを飲んでる方がいらっしゃればごめんなさ~い。自然食品のチアシードだけでもうサプリ要らずです。しかもコスト的にも1kgで約4千円のオーストラリア産チアシードを購入すれば、15gあたりではわずかに60円。一方流行りのサプリが1日あたり、150円とか200円することから勘案して、もはやサプリに勝ち目はありません。

また、普段あまり魚を食べないアメリカ人の方がずっと先にチアシードに目をつけた、その理由もなんとなく見えてきましたね。

温かい体温の恒温動物からの動物性脂肪には、n-3は大して含まれておらす、かと言って植物性脂肪を見ても、αリノレン酸が含まれるものは大豆やキャノーラオイルくらいです。豆腐や納豆を食べる日本人は、魚だけでなく、ここでもアドバンテージがあるのです。

なお、大事なことはDHAやEPAは、それ自体が決して血液サラサラ成分ではないということです。先日の記事の通り、飽和脂肪酸に不飽和脂肪酸が混じることで、細胞膜が柔らかくなり、血液や脳細胞の信号伝達がスムーズになるだけのことだと説明しました。つまりいくらオメガ3をたくさん摂取しても、相変わらず油ギラギラの生活していたら、摂取した油脂に対する不飽和脂肪酸の比率が上がらないため、細胞膜も柔らかくならないのです。ただ、単にオメガ3をたくさん摂取するだけでなく、その分油の少ない食事をして油脂の摂取全体量を減らしておかないと、n-3比率が上がらず何の意味もありませんので、心してくださいね。投資家仲間の皆さんとは20年、30年のお付き合いなのですから。

この記事をシュワちゃんの映画を見ながらサラサラっと片手間で書けてしまうのも、チアシードとαリノレン酸のお陰かしら?

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日経新聞さ~ん、なんとかFTの紙面をお安くお願いいたします。なんとか10年以上維持していますが、さすがに今の料金水準は個人にはキツイですわ。

http://4.bp.blogspot.com/-SWhqKBpFk6k/VSITG3fvCDI/AAAAAAAAAQU/a-7SCIVxFWY/s1600/images.png Franklin Templeton Investmentsについては日本にも進出している大手の運用会社ですから、特にブロクで説明を要することもないでしょう。ちなみに、その社名から察することができるように、フランクリンとテンプルトンが合併してファンド群が倍増しているため、どちらの流れをくむのかわかりやすいように、今日のファンドならフランクリンの冠だけついています。蛇足ですが、フランクリンの由来は、嵐の中で凧を上げて雷を拾った、アメリカの諭吉さんと呼ばれる、ベンジャミン・フランクリンの名前をもらっただけで、フランクリンさんが創業者ではありませんが、テンプルトンはテンプルトンさんが創業者です。さらに超蛇足ですが、ロスチャイルドに投資したければ、このフランクリンのファンドに投資すればよいでしょう。ロスチャイルド運用部門本流の流れを汲んでいます。

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ということは、Franklin Biotechnology Discovery Fundはフランクリン時代からつづく伝統のファンド?かと思い、ファクトシートをみたところ、1997年9月スタートでかれこれ18年、ファンドサイズは単体でUSD2B、モーニングスター社は四つ星、もはやオバケファンドと言ってもよいでしょう。ちょうどロシアやラテン・アメリカ、アジア通貨危機と立て続けに(アメリカから見た)海外が揺れてた時期ですから、アメリカ国内でバイオ関連に目を向けるというのはそれだけで相当な相場観です。

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図を見ると、ITバブルと呼ばれた時期に第一次ブームがあり、リーマン・ショックの影響はあまり受けずに、最近また第二次ブームが訪れているという感じですね。グラフが実数表示なので非常に見づらいですこれだけ成長しているファンドなら片対数グラフで表示すべきでしょう。最近、特に爆上げのように見えますが、2年で倍ちょっと。方や2000年の時は4倍です。

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これだけファンドサイズが大きいと、おいそれと集中投資ができません。というのもちょっと売買しただけで値が動いてしまうからです。自然と組み入れ銘柄数も120と大きくなっています。もっとも、それだけアメリカにはバイオ関連株がある懐の深いマーケットだということなのかもしれません。

日本に進出しているファンド会社のオフショアファンドはどうやっても直接投資は厳しいです。RL360PIMS、フレンズプロビデントリザーブ、モーメンタム、ハンサードUPP、ネッドバンクあたりを経由して購入することになります。もちろん販売手数料5.75.75%はどこを経由しても全免になります。


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アメリカでChia Petというジョークギフトがあります。チアスプラウトの栽培キットなのですが、その土台にバラクオバマ氏の頭だったり、ま、年間50万個の販売というのですから、一定の需要があるそうです。驚きはこの商品の息の長さです。1982年から本格販売しているそうです。そんな前からチアシードは当たり前の植物だったんですね。

で、ただのジョークだけかと思ったら、ちゃんとしたチアシードのパックも販売しているようで、チアスプラウトの大先輩のようです。

仕入れて販売してみようかしら。

福岡県や神奈川県もかいわれ大根役者!みたいなゆるキャラ栽培キットを発売して、知名度向上を図ってみてはいかが?

http://www.leggmason.co.uk/img/lm_logo.gifレッグ・メイソンと言えば、ニューヨーク上場で米系(本社はボルチモア)の大手運用会社ですが、私達のようなオフショア個人投資家が付き合うのは、アメリカ本社でも日本のレッグメイソンでもなく、Legg Mason Investments (Europe) Limitedです。ここにはアイルランド籍のオフショアファンドが満載です。

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レッグメイソンの小型株は超魅力的なのですが、そればっかり報告していてもレッグメイソンの良さが伝わらないですし、今日は、矛先を変えてLegg Mason Clearbridge Value Fund にしてみました。投資対象は、アメリカの株式、時価総額で US$5 billionという大型株だけに絞ったバリュー株ファンドです。もちろんロングオンリーのレバレッジなし。でもファクトシートをみていると組み入れ銘柄の平均時価総額はUSD104Bを超えてますし、大型というよりも、もはやブルーチップがメインだと考えてもよいでしょう。そんなときはまず組み入れ銘柄トップ10を見ます。こりゃ確かにブルーチップがずらっと並んどりますな。

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ところでクリアブリッジってなんでしょうか? 昔の記事でも少し説明しましたが、ClearBridge Investmentsという50年続く運用会社がシティグループの傘下に入り、今ではレッグメイソングループ入りしているものです。ただ、このクリアブリッジだけでも運用総額はUSD117.8Bと巨大で、レッグメイソングループの屋台骨を支える一社となっています。

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クリアブリッジが運用しているスキームを、レッグメイソンが小売できるようにファンド化し、それをモーメンタムやRL360、ネッドバンク経由で購入するという流れです。

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つまり血筋は良すぎて、私達のような個人投資家がとやかく言う必要はありません。投資判断は如何にベンチマークであるS&P 500 IndexやMorningstar GIFS Peer Group - US Large-Cap Blend Equity (USD)を上回ってくれるかにかかっていると言ってよいでしょう。

もちろん、ファンドもそのことを一番承知しており、常に、ベンチマークとの比較を見せるようにして、投資家に訴えかけています。

また、ファンドマネージャーの信念というかスローガンがしっかり書かれているところがまた興味をひきます。

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We are valuation managers. Our main goal is to look for undervalued assets that we can hold for the long term, as short-term trades are extremely crowded and noisy.

ですって。ハッキリしてていいですよね。短期で売買する人は来ないでと暗に言っているようで好きです。

日本にも進出している大手運用会社のファンドですから、どんな手を使っても直接投資はまず無理です。日本の非居住者になって買えたとしても販売手数料は5%です。ならばラップ口座経由にして販売手数料は全免してもらって購入した方がずっとマシです。

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その貴金属たるゴールドを掘りまくっているのは誰でしょうか? 南アフリカ? いえいえ、今や南アは2014年の1年間で約150トンの世界で7番目の産出量しかありません。だって掘れば掘るほど損するんですから。対して、堂々の一位は中国で、約450トンというから驚きです。掘るだけ掘って、値上がりを待っているんでしょうか。いずれにせよ社会主義国って凄いです。

http://198.1.85.122/~letstest/rudolfwolff/wp-content/uploads/2014/04/sl1.jpgなんやかんやと半年も待ちましたね。でもようやくこのオフショアファンドを確実に購入できるようになったことはグッドニュースです。しかもUSD10k(kとはキロ、つまり1,000のこと。USD10kはUSD10,000.-)の予算で、投資家紹介にて直接購入もラップ口座経由でのスイッチングもできます。手数料は典型的後払い制(1年以内解約で5%、以降1年ごとに1%づつ減少し、満5年で0%になる方式のこと)。しかも同じ運用会社の商品に投資するファンドオブファンズなので、信託報酬の二重取りはありません。

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とにかく、RWのファンドはハイリスクハイリターン志向で、興味は尽きないのですが、それぞれに最低投資額づつ突っ込むだけでも、相当な投資金額になってしまいます。そこからして、Multi Strategy fundにしておけば、Rudolf Wolff Income Fund、RW Global Equity Fund、IQS Futures Fundにほどよいバランス(均等に3分の1づつではありません)で入れてくれるのですから、よりオフショアファンド投資初心者にはリスク適合性の観点からハードルが低くなったと言えます。

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このファンドのローンチで有象無象なら手放しで売り込むし、一任勘定にも平気で入れてくるでしょうけど、注意したいのは、ハードルが下がっても、決してほんとの初心者向けにまでリスクリターンが下がったわけではないということです。3つのファンドに分散投資しているファンドオブファンズなら、その3つの投資がどのような仕組みで行われているのかを3倍勉強しておく必要があります。勉強会なら投資先3つのファンドの仕組みについて解説したら、早足でも1時間ではとても収まりません。 了解なしにそんなファンドにさらっと入れられたのではたまったものではありませんよね。逆にしっかり理解した方には、こんなに便利なファンドを使わない手はありませんけど。

よい道具ほど使いこなすためには訓練が必要だというのは、投資の世界でも同じです。勉強会にされるなり、個別相談されるなり、しっかりと準備してから投資判断されてくださいな。

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ゴールド価格がUSD1,104と5年ぶりの安値を記録しました。コモディティ全般的な安値を牽引しているというよりも、対円しかり、対ユーロしかりで、ゴールド安というよりはドル高の流れをくんでの相場展開だと考えたほうがしっくりくるような気がします。

http://tcaglobalfund.com/wp-content/themes/tca-global/images/logo.pngTCA Fund Management Groupの運用する、TCA Global Credit Master Fund LPはブログでコメントすることがなにもないくらい大過なく順調に運用がなされています。TCAは融資ビジネスを行うファンドの中でも平均投資額はUSD800kを超える、まさにプロ向けのファンドですから、個人投資家の比率が低いのも特徴です。ファンドサイズはUSD282Mと仮〆ラインのUSD300Mにいよいよ近づいて来ています。

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パフォーマンスは融資ビジネスファンドですから、わざわざ見る必要もないくらい、「予定通り」の数字が並んでいます。このアメリカの金融環境では、TCAのようなノンバンクはシャドーバンキングだと揶揄されつつも益々発展を続けることは間違いありません。

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では、TCAに投資する先に、気をつけておきたいリスクはどこにあるのでしょうか?やはり一つ目は、主にアメリカの中堅企業に運転資金を融資しているということでしょう。左図の通り、7割がアメリカの企業向け融資で構成されています。もちろん全ての融資で売掛金等を担保に徴求しているとはいえ、倒産すれば担保処分には時間と労力とコストがかかりますので、倒産件数など、アメリカ全体の企業動向の影響を受けることになります。

ただ、それは、アメリカの利上げするしないという金融政策上の動きや、株価の変動とは直接関係がありません。あくまでもアメリカの中堅企業が倒産しなければそれでよいのです。

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そして、TCAは融資ビジネスファンドとして、不良債権を発生させずに運用しているのかと言えば、そうではありません。むしろある程度の不良債権の発生はやむを得ないものとして、マクロ的に償却よりも高金利から生まれる収益が勝っていればそれでよし、という発想で与信行為を行っています。

日本でもローンカードやクレジットカードのキャッシングなどがそのタイプの融資ビジネスに相当しますが、利息制限法によって、高金利から生まれる収益は頭打ちとなっているために、いわゆる焦げ付き率を少なくするための努力がなされています。余談ですが、日本の場合は法律やガイドラインに沿って横並び体質が拭えませんが、この収益構造を自身で決めて、オリジナルな融資形態を創造できるような会社がでてくれば、日本のクレジットカード業界も面白くなりそうです。

というわけで、上図のオレンジ色が、いわゆる焦げ付きの償却で、薄緑色の部分が利息収益です。緑色からオレンジ色と経費の紺色を引き算すると、黄色線のパフォーマンスになります。このファンドへの投資判断する上で、ファクト・シートの中で一番大事なのは、このオレンジ色の帯が、薄緑色適正かどうか、ということになります。

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そして、最後に流動性リスクの問題。冒頭に記述したとおり、TCAの場合、プロやセミプロの投資家が多いため、イギリス学生寮ファンドに見られた他社が倒産したというだけで、その本業の状況をみることなく解約殺到なんてことは起こりません。

しかし、大口が多いということは、大口の事情で解約が入っただけで、流動性リスク顕在化となる可能性が否めません。民事系訴訟対策ファンドのアクシオムはそれで、突然の解約停止になりました。

そこでTCAでは大口偏重度合いについてきっちり公開しています。トップ3合計で約13%を占めています。アクシオムがトップ3で3割も占めていたのとは事情が異なります。これならまずまず大丈夫ではないでしょうか。もちろん、この数字が今後どんどん上昇していくようなら、投資判断にも影響がでてきますので、既存保有者はお気軽に相談してください。

海外渡航不要の投資家紹介で直接投資できることはわかっています。手数料は典型的後払い方式で最低投資額はUSD100kから。息の長い投資になるので、口座維持手数料のかかるラップ口座経由よりも直接投資のほうが有利になると思います。

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オフショアファンドについて時間をかけて探求し記事にするとアクセス数は下がる。不飽和脂肪酸なんて片手間で書けるような記事を3連休の間合いに使うと、アクセス数は上がる。
手間をかければかけるほどアクセス数は下がるという現象は、書き手にとって厳しい結果ではありますが、めげずに続けていきますので、応援、勉強会のご参加よろしくお願いします。

ω-3脂肪酸オメガスリー(Omega-3)は実は古い時代の呼び方で、今どきの正確な呼び方はn-3脂肪酸(n-3 fatty acid)となっています。また、オメガ3脂肪酸は物質の名前ではなく、脂質の一種の呼び名、つまりグループの名前です。αリノレン酸はオメガ3というグループの中で代表格の物質名ということです。

ところで、脂肪酸ってなんでしょう? 脂肪とは違うの? とギモンがでるはずです。

上図はαリノレン酸の分子構造です。そんなもん、見ても意味わかるかって? ええ、もちろんそうでしょう。 でも今日初めて見た人でもちょっとしたコツを覚えれば、少なくとも水に溶けそうか、油に溶けそうか、くらいはわかるようになります。

ところで、水の分子式はH2Oですよね。酸素を真ん中に二つの手がでていて、それぞれ一つづつの水素と繋がってます。

ゃあ、油の分子式って見たことあります? ないですよね~。なにしろ、油といってもいろんな種類があります。そもそも、水というものは特定の物質名でH2O、と構造式も決まっています。対して、油とは、「水に溶けない液体の総称」です。要は、水に溶けなきゃなんでも油ということなんです。でもそれじゃあ、このブログにしては説明があまりに乱暴なので、ちょっとは勉強のために人間の身体に関係しそうな油の代表格の分子構造を見てみてみることにしましょう。上図は正式にはトリアシルグリセロールと言う物質で、いわゆる中性脂肪という、人間ドックでは目の敵にされているような存在です。

ここで、参考までに。分子構造の線がジグザグ形に折れ曲がっていますよね。中学生の理科の授業では炭素はCと記述しますが、高校生の化学からは炭素のCはわかりきっていることとして省略します。省略してしまうと、プロパンガスのように炭素ー炭素ー炭素なんて具合に、炭素がたくさん繋がってくると、分子構造がただの長い直線になって炭素数がわからなくなります。そこで、炭素ごとに折り曲げておくことで、炭素(高分子化学の世界では水素までも省略してます)が何個あるかすぐに数えられるようになっているのです。

しかも電子顕微鏡で見ても実際に炭素の部分で折れ曲がっているので、実際の構造に似ていてちょうど塩梅がいいんですよ。

さて、話を戻して中性脂肪の分子構造をもう一度見てみてください。スペースの関係で阪急電車の路線図のように集約されてますが、実際には三ノ宮と宝塚と河原町の距離ほどではないにしてもそれなりの距離があります。そして、その特徴は、真ん中あたり、緑色で囲った部分とその近辺には酸素があったり複雑そうで無視したとしても、要注目は端っこです。端っこをみると3本とも全部シンプルに炭素(メチル基)で終わってます。

このように、端っこが全部炭素で終わっているものは、水に溶けません。メチル基は水分子と仲が悪いんです。

次に一番上の、αリノレン酸の分子構造をもう一度見てみてください。

脂肪酸は中性脂肪と違って、片側の端っこが炭素(メチル基)で終わっておらず、酸素ー水素の結合で終点になっています。これを水酸基と呼びます。名前の通り、水と仲良しなので、片側は水に溶けるのです。

ここで、ギモンになりませんか?何だかながーい構造のαリノレン酸の片一方は思い切りホンモノの油ですが、片一方は水と仲良しです。そうなんです。脂肪酸は身体の中で水と油をつなぐ役割を担う重要な物質なんです。

さらに、脂肪酸の中でもオメガ3(今の呼び方でn-3)というグループとはなんぞや?

n-3とは、脂肪酸のメチル基側の端っこから数えて、3番目の炭素のところが不飽和(二重結合)になっている脂肪酸のグループだという意味です。
実際に身体のどんな部分で脂肪酸が活躍しているのかは、分子構造よりも長くなりすぎるので、今日は、置いておくことにして、次にオメガ6の話に進めましょう。n-6のグループで代表格はやはりリノール酸でしょう。これがリノール酸の分子構造です。油の性質を持つ炭素(メチル基)側から数えて、6個めの炭素から不飽和(二重結合)になっています。

これで、オメガ3とオメガ6の化学的な違いはおわかりいただけたことでしょう。
ちなみに、同じn-3やn-6のグループの脂肪酸でも、二重結合の位置や数は千差万別で、すこしでも構造が違うと違う名前がついているんですよ。

次のギモンは、きっと、なんで不飽和(二重結合)してるの?なんで不飽和の数も場所も千差万別なの?でしょう。

それには飽和脂肪酸(一つも二重結合のない脂肪酸)を先に検証しておく必要があります。例えば代表的なのが、ラードに多く含まれているパルミチン酸。

左のイメージを見るからに、もうカンペキにまっすぐに長い筒状の物質ですよね。

想像してみてください。これを使ってヒトの細胞を作ったらどうなると思います? 形がよいです。だから、商品出荷の箱詰めと同じで、思いっ切り密度の濃い細胞ができあがるはずです。ひょっとしたら筋肉の細胞ならそのほうが良いかもしれません。強さが求められますから。しかし血管や脳細胞をこのような濃密な脂肪酸で形成してしまうと、逆に細胞自体が硬直的になって、血液の流れも悪くなります。

このように、炭素どうしの単純結合の場合、結合がジグザグしていても、単純結合では全体的にはまっすぐな物質になるのです。

対して、不飽和脂肪酸の場合、途中で一つ以上の二重結合があり、ここ部分でさしずめ、ジグザグがジグジグザグのいうように、交互にならず、途中で大きく折れ曲がった物質になります。左図はαリノレン酸のイメージ図ですが、まさに一番上の分子構造の二重結合がある部分あたりで非対称に大きく折れ曲がってますよね。一見、ジグザグ型で結果真っ直ぐに見える一番上の分子式とは随分違ったイメージです。そうなると、当然、順番に並べて詰めていこうにもうまく並ばずにスカスカにって、密度が小さくなります。これで細胞を形成しようとすると、硬さも柔らかくなるため、しいては血液サラサラだとか、脳細胞も柔軟になるというわけです。

このことからも、程度問題はありますが、生化学的にも、「魚を食べると頭が良くなる」というのは事実なんです。

つづく(にしておかないともう皆さんも限界でしょ?)

参考までに、私の四半世紀前の大学卒論のテーマは「重水素化フォスファチジルエタノールアミンの生合成とNMRによるその温度特性分析」でした。

フォスファチジルエタノールアミンとは図のように脂肪酸を二つ結合してできる物質です。図の左側は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の組み合わせ、右側は飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の合成です。分子の密度を濃くするには右側、薄くしたいなら左側のリン脂質が似合います。

リン脂質はどこに使われているのでしょうか? リン脂質は図のように油と仲良しの炭素が終点の部分どおし、仲良しが故に呼び寄せあって勝手に膜を作ります。これを膜脂質二重層と言います。そうなんです。これがまさにヒトの細胞膜なんです。水と油は決して混ざらないというシンプルかつ普遍的な性質を利用して、柔らかいのに破れない細胞膜を作っているって、ほんとに凄いことですよね。

ちなみに、コレステロールは全ての両端が油と仲良しな物質ですので、たやすく細胞膜の中に入り込んでしまいます。コレステロールは細胞膜のベースを作る必要不可欠で非常に大事な物質なのですが、それも程度問題。過剰に入り込んでくると、膜が堅くなりすぎます。その膜が血管を構成している細胞なら、、、動脈硬化などの現象を引き起こす、、、というわけです。

上図説明:脂質ラフト、画の下側が細胞外、上側が細胞質側になる。1.は通常の脂質二重層、2.脂質ラフト、3.4.膜縦貫タンパク、5.糖鎖、6.膜外タンパク、7.コレステロール、8.糖脂質

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アドビのイラストレーターっていざ素人が久しぶりに使おうとしても、すぐに使い方を思い出せないアプリケーションですよね。おもわず、はじめてのイラストレーターCS5の古本を引っ張りだして格闘してます。



OECDにて2017年からタックスヘイブンとG7主要国間で税に関する自動的情報交換を開始することも背景の一つですが、最近、オフショア生保ラップ口座会社の業界再編が進んでいます。オフショア生保業界
再編は基本的に歓迎すべきことだと考えています。なぜなら、20年とか25年も硬直的な契約を交わしして、老後に備えるための積立をしている会社がおかしくなってもらってもいいのですか? と聞かれればたちまちその答えはでてきます。 

私がブログの記事で話題に出すのは、その会社の体も検討した上で社名を出しています。ハンサードやアビバの傘下となったフレンズプロビデント、オールドミューチュアルは上場企業ですし、素人が財務内容についてとやかく言う筋合いもないくらいの大会社です。そう言えば、モーメンタムも上場企業の100%子会社です。

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となると、付き合える積立投資のラップ口座会社としては、独立して非上場とはいえ、その筋が良い、ここが安心して長く付き合える最下限になります。ま、この保険会社も小粒で光る会社として、再編されてしまえば、日本人お断りになる可能性が高く、積立にしても一括にしても、やるならTINの発行される前、という説は案外正しいと思いますよ。

ちなみに、なぜハンサードやフレンズプロビデントが日本人お断りになっているか? は勉強会でのみお伝えします。 ヒント;ねずみ講まがいの有象無象業者のせいではありません。

さて、360には幾つかの商品がありますが、積立投資なら一義的にはQuantumが定番となっています。10年以上の契約期間をもたせるのであれば、月々USD320から積立投資でき、円建てで、しかもクレジットカード引き落としができるので、始めるときのハードルが低いのが特徴です。

肝心なことは、イニシャル期間 (Initial Allocation Period)に積み立てた分は、まるまる業者にバックされると考えて、本当にそれだけの金額を払う価値があるのか?ということを検討することです。最初だけ大きく積めばあとでストップとか減額ができますよ、とトークするのはバックマージン欲しさだと考えて間違いありません。

次に、大事なことは、決して一任勘定はしないということです。これは業者に手数料を二重払いしているようなものです。この一任勘定で手数料を取られている限り、この世界的超低金利のマーケット環境下では期待通りのパフォーマンスはでないと言い切っても過言ではないでしょう。

契約は年金保険的な商品がゆえ、非常に硬直的で、代理店移管、住所変更、名義変更など事務上の手続き以外の契約内容変更は、後から変更すればするほど、何かのペナルティがかかると考えておけば間違いありません。特に早期の中途解約は悲惨です。上表のように、30年契約の人が残り28年を残して解約するとなると、実に90.50%のペナルティがかかります。

となんだか、裏で(といっても明記はされてますが)手数料ばかり取られているような悪いイメージのあるオフショア生保積立投資ですが、使い方さえ誤らなければ決して不利な商品ではありません。でなければ在外イギリス人はみんなやってるという状態にはなりませんからね。 

とにかく、(a)から(e)までの5種類の体系の手数料がかかりますが、これ以外は一切支払わないように契約して、継続することが肝要です。

話は飛躍しますが、そもそも個人型年金、日本版401kだって、バカスカ手数料かかっていますし、どんな仕組みなのか新宿の国民年金基金連合会に電話したって、部署のたらい回しで、自身の4桁-6桁の基礎年金番号を告げているのにも関わらず誰も回答してくれません。それに比べれば360の英語の説明書には全ての手数料がしっかり明記されています。

年率20%の複利計算で資産は1億円なんて白昼夢見ている人は、決してこのブログを訪問してきません。逆に普段からのこのブログの読者層なら相当慎重に、しかししっかり実行すべきものだということがおわかりいただけると思います。


何しろ積立投資は、ジャパンリスクを避けつつ、老後や子供、孫のために実行するものですからね。

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中国政府のゴールドの埋蔵量が、まさに爆買い状態になっています。保有高が数年ぶりに発表されましたが、2015年6月末現在の1,658トンで前回発表時の2009年4月現在の1,054トンから実に6割も買い上げています。しかもこの時期はゴールド価格は低迷時で、人民元は実質的なドルペッグ通貨です。世界一のバーゲンハンター。恐るべし。

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Man Fund Management (Guernsey) Limited の管理しているMANファンド群であるMan AHL Diversified (Guernsey) USDについて、前回の調査から10ヶ月ぶりかもしれません。その間、私の予想通り、順調に正規分布で足りない部分を埋めてくれています。いや、むしろ上ブレしすぎて逆にいびつになってしまったかしら。

ちなみに、昨年8月現在の過去の分布図が下の段です。

サンプルが10個しか増えてないので、老眼の目をよ〜く凝らしてみていただかないといけません。正規分布に従うということは、富士山とか開聞岳のような左右対称の美しい曲線を描くということです。

昨年の分布図から、私は単純に頂上の右側が足りないので、ここを埋めるような動きを取る、つまりパフォーマンスは向上すると予想しました。

確かにそれは当たったのですが、完璧でもありませんでした。今度はハイパフォーマンスすぎて、右側にいびつに広がってしまっています。

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ということは、次の1年間の予想は、頂上の少しだけ右側、月間パフォーマンスで言えば、2%から6%あたりのところを埋めにいくと予想します。つまり昨年のような爆上げはないにしても、こじっかりいけるのではないかということです。

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そんなめちゃめちゃな予想でしょ、とおっしゃる方も多いと思います。これを株式ファンドや債券ファンドに当てはめれば確かにめちゃめちゃです。が、しょせんは機械売買のマネージドフューチャーズ。トレンドフォロー戦略とはすなわちテクニカル分析によって売買シグナルと出しているものです。とすれば、数学的な論法を使って、たとえ幼稚であってもテクニカル的なアプローチをしたほうが、親和性はあると考えます。

MANはどう頑張っても直接投資は絶対にできませんから、モーメンタムを経由して購入することになります。MANの販売手数料は元々3%で少し安く設定していますから、それだけではモーメンタムの初期手数料5%の元が取れなくなります。MANメインにモーメンタムを開設したいという方は相談いただければ解決策を一緒に考えます。

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グレジットリスクだと言っても、それでもギリシャ国債の利回りはせいぜい40%と言ったところです。それに比べて、キプロスの債券は年率100%超えをずっとキープしています。でもキプロスはユーロ圏で離脱の話もありません。ユーロという通貨はドイツが果たす最後の戦争責任です。過去にドイツから侵略や属国扱いを受けた国は、ユーロという最後の補償を受ける権利があるのだと考えれば、この構図、とたんに綺麗に見えてきますよ。

http://byh00122.up.n.seesaa.net/byh00122/img_982852_31556192_0.jpg?d=a0
勉強会を始めて足かけ6年になりますが、投資に関する勉強会であることからか、参加者数でいうと、新年から春先にかけて多くて、夏休み期間中どうしても少なくなります。でも、国際的な取り決めの中で進んでいるマイナンバー制度のスタートは着々と迫ってきていますし、残された準備時間は限られています。夏休みだからと言って、毎週末須磨や若狭まで繰り出すわけでもないですし、1回くらいは日曜日朝からしっかり勉強することにいたしましょう。

テーマ
前半;オフショア積立投資を自分でコストをかけずに大きく育てるコツ

なぜイニシャル投資期間なんてものがあるのか?
ミラーファンドと現物ファンドの違いは?
スイッチングとリダイレクションの意味は?
一任勘定は無駄だけど、果たして自分でできるのか?
どんなポートフォリオを構築すればよいのか?
香港なんかに渡航する必要があるの?

というギモンが一つでもある方は参加する値打ちがあります。

後半;オフショアファンドのトラブル事例とリスク認識・解決策

トラブル=詐欺ファンドという発想は大間違い?
媒介した業者が情報をくれない?
流動性リスクの顕在化(解約停止)とは?

というギモンが一つでもある方は参加する値打ちがあります。 


京都長岡京
日時 8月2日日曜日 午前10半から12時半まで
場所 JR長岡京駅からすぐ(阪急京都線長岡天神駅からは徒歩10分)
定員 16名(どなたでもご参加できます。残り席12席)
 
参加費 おひとり様1,000円(外貨紙幣、商品券、切手などでも可能)

その後、交流ランチ会する予定です。



筆記用具、辞書、飲み物はご自身でご用意ください。
お子様連れも歓迎、バリアフリー会場になってますので、車椅子の方もOK
参加希望の方はbyh00122@yahoo.co.jpまで題名に「勉強会」をいれ、実名、当日の連絡先を添えてメールしてください。

お名前の自己紹介程度はしていただきますが、参加者どおしの名刺交換は強要しません。
今回は会場の都合で定員厳守です。またいっぱいになっても広い会場に替えることができません。

はじめて参加の方へ、実名とお住まいの都道府県、当日の連絡先(携帯電話など)、簡単な自己紹介をご連絡いただいた時点で参加受付とさせていただきます。
参加希望の方はbyh00122@yahoo.co.jpメールください。

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夏休み期間中の勉強会のドレスコードは、スーパーカジュアル、短パンTシャツで参加OKです。もちろん私もそうします。

ルクセンブルク籍であるVAM Fundsがシカゴのカリスマトレーダーであるドライハウスの全面的な支援を受けて運用しているUS MICRO CAP GROWTH FUND。昨年あたり、米株が絶好調と思われた時には既に調整が入り、ここにきて再び上昇を開始しています。特に6月は+4.73%の上昇、年初来でも+15.42%となっています。

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リーマン・ショック以降は、世界中に投機的資金がジャブジャブしていて、何でもかんでも買い上げるという時代は終わっています。レバレッジ100倍なんて時代遅れというご時世がゆえ、どのマーケットが上昇するのか? それは短期的なブームなのか、長期投資の対象となるのか? の判断はよほどの選球眼がないとついていくことはできません。 投資を100ドル単位に、しかも毎月時期もずらせるので、むしろRL360クアンタムのようなオフショア積立投資の時代かもしれないなと思うくらいです。

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2001年から14年間の永きにわたり運用は継続しているし、ドライハウス(Driehaus Capital Management LLC)の運用だし、モーニングスター社も四つ星だしで、確かに建付けは良いのですが、アメリカの、しかもマイクロ(超小型)株に投資をするというのは、なかなか踏ん切りがつかないというのも事実です。

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でもそういうところを、冷徹にしかし大胆に分散投資していかないと、そのへんの日本人と同じく、投資の世界では劣後してしまうんですよね。

VAMは直接投資ができません。RL360 PIMSなどオフショア生保ラップ口座を経由して購入することになります。その際は、直接投資だった取られるはずの販売手数料5%は全額免除になりますし、移管もしておけば余計な一任勘定手数料もかかりません。

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チアシードから水栽培するチアスプラウトは食品トレーの中で順調に育っています。発芽まで3日ほど、それから収穫まで1週間ほどかかるみたいですね。収穫期を迎えたらまた写真をアップします。スーパーの野菜売り場にもスプラウトシリーズが多く並んでいますし、話題のチアシードがスプラウトになったらこりゃヒット間違いなしですね。

http://gfunds.flywheelsites.com/wp-content/uploads/2013/11/gam-brandmark2.pngGuinness Asset Management と言えば、資源関連株ファンドあたりが定番だと私も思っていました。しかし、よく公式サイトなんかを見てみると、あるじゃないですか。こんな秀逸なオフショアファンドが。 Guinness Global Money Managers Fundなんて名前が良くないんですよ、って言い訳しときます。これじゃなんだかMMFかのような単にマネーで逃避させておくだけのキャッシュポイズニングファンドかと勘違いしてしまいます。え?私だけ?

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そんなことないとは思いますよ。マネーマネージャーファンドも略すとMMFですから、こりゃ普通の日本人なら引っかかります。

では、どんなファンドなのでしょうか? 早速、ファンドの運用レポートを読み解いてみたいと思います。まずは、パフォーマンスですよね。

2010年12月のスタート以降、なんと平均で年率+14%近くを出しています。これって凄いじゃないですか。そんなに激しいリスクを取ったのでしょうかね。

ただ、ベンチマークとなっているインデックスは一般的な世界株式のMSCI World Indexとか金融関連株のMSCI World Financials Indexです。つまり、このファンドは一般的なロングオンリーレバレッジなしのグローバル株式ファンドであることを意味しています。 それで、これだけインデックスをオーバーパフォームしているなら上等です。

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株式ファンドであることがわかれば、次に見るべきはトップ10組み入れ銘柄リストです。どんな銘柄に投資しているのかチェックすれば、どんな方針で投資しているのかすぐに想像がつきます。

左表がそれです。これは面白いですね。そしてファンドの名前の意味もここでよくわかりました。主要な投資銘柄にはずらっと、ファンド会社とかアドミ会社が並んでいます。この中には私や投資家仲間の方が実際にオフショアファンドへ投資しているという運用会社の名前も多く見られます。

そうなんです、ファンド名のMoney Managersとは運用しているファンド会社のことで、ファンドの投資方針は、じつにファンド会社へのテーマファンドだったというわけです。

これは全く新しい、というか、自分が気が付かなかった分野で、正にそこに来たか、と心打たれるファンドです。

何が凄いって? これって、ゴールドラッシュと同じ作戦だからです。一攫千金を狙って砂金を漁りにいくよりも、その連中にシャベルとツルハシを貸す商売の方がよっぽど儲かるという仕組みのことです。

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上図の通り、アメリカだけ見ても投資信託への資金流入はリーマン・ショックのあった2008年以外は全て純増です。その際、販売手数料がかかるロードファンド、販売手数料がないノーロードファンドかは関係ありません。その殆どはファンドを売っている小売店の収益になるだけで、運用会社の収益には関係がありません。あるとすれば、信託報酬の高い低いくらいです。つまり、ファンドの総運用金額が純増すればするほど、押しなべてファンド会社は儲かるということを意味します。

ということは、このファンドのコンセプトはやはり正解? だと思いますよね。あとは、盛り上がっていく運用会社を選択してくれる腕がギネスアトキンソンに求められていく、ということです。

海外渡航不要の投資家紹介にて、直接投資も可能なはずでGBP5,000またはUSD20kから可能ですが販売手数料5%はかかります。ラップ口座経由ではGBP建てしか買えないような記述もありますが、やってみないとわかりません。いずれにしても販売手数料はかかりません。

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8月2日10時半からの京都長岡京勉強会は夏休み中ということもあって、少人数になりそうです。よって参加の方はテーマもリクエストし放題、個別相談も順番にできそうですよ。お楽しみに。




スタージョン中央アジア株式ファンドがここにきて、別世界ぶりをアピールしてます。まずもって6月の結果が+1.79%の上昇なんですから。単月だけの動きをみてもなんだか不思議な世界であることを感じさせます。
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しかも年初来でトントンのところまで持ち直してきました。あとは2014のマイナス分をどうやって取り返してくれるかが楽しみです。

ところで、直近の国別アロケーションを見ると、半分以上を占めていたカザフスタンの割合が約55%から47%へ若干落ちて、その分キャッシュポジションが増えています。

ファンドマネージャーとしても、チャイナ、ロシア、ヨーロッパ株式、いずれもの影響を受けやすいと思われるこれらの国に投資する限り、多少、守りの部分も持たせて、という感じなのでしょう。攻めるなら今月か来月あたりからでも十分でしょうからね。一旦引き気味にしておくのは賛成です。

USD10kから海外渡航不要の投資家紹介にて直接投資が可能だと思われますが、RL360 PIMSが購入実績あるので、ラップ口座経由の方が簡単でしょう。

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今年の夏は休みをとらず、肉体労働に精をだします。

 Schroder Investment Management Indonesiaはご存知ロンドン上場の英系大手運用会社シュローダーのインドネシア現法です。ひたすらオフショアファンドを調査して投資対象を発掘していくのが目的のこのブログ。実は毎月上旬が一番ネタに困るんですよ。載せたいファンドは星の数ほどあります。投資家紹介できる、できそうなファンドだけでも5千はありますから。でも上旬はみんな前月のファクトシートがもうすぐ出ます、って時期なので、どうしても情報が古くなりがちです。特にチャイナ株ファンドで5月末までの結果を今知ったところでなんの役にも立たないじゃないですか。

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って、ことで、最新、つまり6月末のファクトシートを公表しているファンドで何でもいいからグーグル検索で最上位にヒットするファンドを今日は調査したろ〜と思い立ったわけです。検索すると最上位は意外にもネッドバンクだったのですが、ページには予定日が記されているだけで空振りです。そこで実効あるもののうち第二位にでてきたのがこのファンドだったというわけです。

シュローダーのファンドというところまでは良いのですが、インドネシア現法の現地オンショアファンドだし、インドネシア・ルピア建てだしで、果たしてラップ口座経由でも買えるかどうかわかりません。ですが、例え実際に投資できなくても、こんなに面白そうなファンドがあるならば調査しない手はありません。ということで、インドネシア債券ファンドのSchroder Dana Andalan IIが今日の勉強材料です。

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このファンドの凄いところは、とにかく2008年11月の運用開始以来、負けた月が2つしかないということです。つまり、金融市場への投資するファンドでありながら、ビジネスファンドなみにほぼ完璧な右肩上がりファンドというわけです。

ただし、右肩上がりといってもあくまでもインドネシアルピアでの話。ファンドサイズもIDR429Bと一体どれくらいのサイズなのか、バリ島帰りの人か計算機を持っている人でないとすぐに想像もつきません。これを例えばドル換算すると果たしてどんなことに?という感じですよね。もちろん、為替はリスクだけはありませんけど。

インドネシアということで、気になるのはシャリア準拠かどうかですが、このファンドは、現地の外資あるいは地元銀行の発行している社債など一般的な債券へ資金の殆どを投資しているので、すなわちスクークではありません。

買えるとしたら最低投資額はIDR100kから、直接投資なら販売手数料0.5%+解約手数料1.0%なのだそうです。どなたかダメ元で発注してみる?

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さすがに腰がいたい〜

Newscape Capital Group LtdのNew Perspectives EM Equity Income Fund。これは、値頃感のあるファンドはないかしら?と物色している中でモーメンタムの現物ファンドリストの中からこんなんありまっせ、と以前に紹介してもらったファンドで、過去にも何度か記事にはしていました。チャイナ株が3割入っているので、確かにこれは値頃感ありそうです。

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しかも、モーメンタムからなら販売手数料5%が全免になるうえ、シンガポールドル建てのクラスも購入できます。

新ドル(新しいドルではなく、新加波の新)のアジア通貨としてのプレゼンスは高まってきてますし、しかしラップ口座ではなかなか新ドルで運用できるファンドが見つからないので、そういう意味でも貴重な存在と言えるでしょう。

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チャイナ株3割の他には、アジア株が4割5分、ブラジルが1割です。ロシアは入っていないようですね。

公式サイトには毎月、どのような理由と戦略で、ポートフォリオを構築しているのかレポートを発行しています。内容的にはマクロ的な視野からアロケーションを組んでいることが伺えます。端的なのは、サイトに引用されていたIMFの統計です。

下表はその法域のGDPに対してどれだけの金額が投資されているのかの割合です。香港やシンガポールは小さな法域でかつ金融センターとして発展していますので、GDPに対して突出して投資額が大きいのは当然のことです。

意外なのは、オーストラリアですね。面積としても資源の保有量としても大国の割にはあまり投資対象にはなっていないようです。アメリカは出て行く方が多いのでマイナス傾向、中国やインドは投資を受けるペースよりGDPの成長の方が早いのでマイナス傾向になっています。こういった資料をベースに投資アプローチを考えているファンドなら、投資しているだけで勉強になりそうですよね。


海外渡航不要の投資家紹介にて直接投資はできないこともないと思いますが、販売手数料は5%かかるので、モーメンタムに入れてから全免してもらって購入したほうが後々融通がきいてよいでしょう。

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ダーウィンの件、急ぐので週末電話でも対応します。


Mansard Capital LLPと言えば、ベア対応のマクロファンドが旗艦ファンドになっていますが、今年からセラーと共に始めたロンドンの超一流物件にのみ投資する不動産ビジネスファンドとの二枚看板になっています。公式サイトも別々に立っています。さらにSellar Developmentsのサイトも別です。

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このファンド、セラーとの取引に似合う客層という意味だったのかどうかはわかりませんが、最低投資額がGBP75kという、非常に敷居の高いところにセットされていました。が、リテール向けのクラスCのファクトシートを見る限りは最低投資額はGBPGBP1,000.-からになって各種ラップ口座経由OKとの表記がでてきました。これはひょっとしたら行けるかもです。

もちろん大口投資家クラスに比べたら、パフォーマンスも年率1%以上は落ちます。典型的後払い手数料もかかります。が、それでセラーに投資させていただける?ならよろこんで軍門に下りましょう、というところですね。

モーメンタムは不可です。よってまずはRL360あたりで試してみて、その結果をお知らせします。

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アメリカの利上げについては、FEDも米経済が底堅く推移していることを示す数字が欲しいと言ってますが、相対するユーロは火中の栗を拾えない(もちろん私は拾います)状況です。そこで安全通貨として注目されるのは「日本円」ではなく、「イギリス・ポンド」。何しろポンドはゼロ金利ではありません。実に0.5%もあるんですよ。そりゃ買われますよね。

http://www.cfpfunds.com/logo.php?name=iqs_96ケイマン島籍のCFP Fundsの中でも最もボラティリティの高いファンドThe IQS Performance Fund 昨年は大復活の兆しを見せたのですが、今年は大ブレーキ。年率60%というボラティリティを持つファンドだけに、パフォーマンスは常に乱高下。どんな形容詞を使っても「大」とか「超」とつけるしかない状態です。それがたまらなくて、ラップ口座経由にして最低投資額USD10kだけの投資を続けてるんですけどね。

http://www.cfpfunds.com/images/misc/amt.gifとにかくこの IQS Performance Fund を運用するCFP Funds (The Currencies and Financial Products Performance Fund Limitedの略です)の良い所は血統書付きの筋の良さです。なにしろ、ロンドン工業金属取引所(London Metal Exchange)の創設メンバーであるAMC (Amalgamated Metal Corporation PLCの略)が親会社なのですから。そんな会社がCTAをやってるんですから、そりゃCTAの老舗、コモディティ取引jはお家芸と言わざるを得ないですよね。

ただし、お家芸だからといって、右肩上がりにパフォーマンスがでるわけではありません。コンピュータで取引するCTAの基本はトレンドフォローです。トレンドフォロー戦略の宿命は、絶対に!右肩上がりには上昇しないということです。紆余曲折ありながらも、5年、10年の超長期において最終的に、平均的に上昇してればそれで満足という人だけが投資するもの、それがトレンドフォローのマネージドフューチャーズなのです。

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とはいえ、人間ですから、今年の成績はガックリきますよね。ところで、ファクトシートが遂に片対数グラフにかわりました。(日本語だし)このブログで強く要望していたわけではないのでしょうけど、随分見やすくなりましたね。笑えるテクニカル分析ですが、ベンチマークとしているS&P500がサポートラインに、ヘッジファンドインデックスがレジスタンスラインになってます。

http://www.amcgroup.com/images/about-us.gif
投資家紹介で直接投資はできますが、USD50kが最低投資額になります。とにかくボラティリティが激しいので、キジャニの善後策相談と併せて、移管してからRL360 PIMS等を経由してUSD10kから始めてみたほうがよいでしょう。

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祖母の位牌から引っ越しのダンボールまで、プロ野球チーム以外はもはや何でもかんでも楽天市場頼みの世の中ですが、ついに会社の口座も楽天銀行へのシフトを実行することになりました。法人の場合でもネット取引利用が無料で外国送金をが安いんです。メガバンクだと個人のネットは便利でも法人だと有料で、為替手数料も零細企業には未だ1ドル1円の世界です。シティバンク銀行は法人お断りですし、貿易取引のある中小零細企業には楽天銀行が救世主かも。

イメージ 1ファインワインの購入と在庫に関しては、オフショア金融商品への投資と全くことなり、単なる在庫保有でしかありません。もちろん、個人事業主としてワインの輸出入卸売業として開業することもできます。そもそもロンドンのセラーに数年、十数年に亘って在庫保管し、販売は専門業者へ委託します。自分で直接日本に持ってくることもないので、日本の酒類取扱店の免許も不要です。

ところで、国税庁の公式サイトにもあるように、居住者の方で、その年の12月31日において、その価額の合計額が5,000万円を超える国外財産を有する場合には、その国外財産の種類、数量及び価額その他必要な事項を記載した調書(以下「国外財産調書」といいます。)を、その年の翌年の3月15日までに、所轄税務署長に提出しなければなりません。とあります。

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この価額に含まれる財産とは、現預金、株債券などの有価証券、ファンド、土地建物はもちろんのこと、貴金属、宝飾品、美術品の類まで含まれます。HSBC香港の貸し金庫あたりに、これらのものを保管することは個人の自由ではありますが、時価が該当金額を越えているのに調書を提出しなければ、ただ保管しているだけでも立派な違法行為となるわけです(このブログでは悪法もまた法なりの議論はいたしません)。

ちなみに、ファインワインには芸術性は全くありません。例えば五大シャトーのHaut Brionといったところで、年間30万本が生産されていますし、ヴィンテージによってラベルもボトルも同じです。つまり一品一品にアートやプレミアがあるわけではない、ブランド物としての一つの商売道具、在庫にしかすぎないのです。

ま、この話をくどくどしてもしかたないので、個別相談や勉強会の話題とすることにしましょう。

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特にここ数年はボルドーの値頃感があったので、そろそろ、ニューヨークのSotheby’sあたりでも動きはでてきているのようですね。2回のオークションでGBP2.4Mのファインワインを動かしているそうです。売れ筋は1989 Haut Brion とか 1996 Lafite や Margauxといったところ。ただし、サザビーですから目玉もありで、それは1975年 P?trus や Roman?e-Contiだったそうで。さすが、一流どころはスケールも違いますね。ただ、私達の事業家?仲間が保有しているワイン群をみても、あと10年も経てば、これらの仲間入りしてきそうなものも出てきます。

将来が楽しみですね。

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このファーストクラスのファインワイン投資、いや事業に乗り出すには、最低でもGBP10k程度の仕入資金が必要です。ちょっと敷居が高いとお考えの向きには、ちゃんとあるんですよ。なにもボルドーの大シャトーだけがファインワインではありません。ワイン業界にはSuper-Secondというカテゴリがあって、これなら比較的安価で仕込むことができます。

スーパーセカンドの銘柄は馴染みのない人にはわかりづらいので、逆に買い付けできる予算を呈示して、銘柄やヴィンテージを選んでもらうというのが一般的です。また、ワインの世界も分散投資です。複数の銘柄を組み合わせて1カートン(12 本)づつ仕込んでいくのがよいでしょう。

海外渡航不要で、誰でも購入できます。なお、買うときの建値はイギリスポンドです。

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銅や鉄鉱石の価格が下げ止まりません。2012年以来の安値圏です。この工業金属の安値で困る通貨と言えば、オーストラリアドル。こちらもAUDUSD相場が0.75レベルにまで下落し、6年ぶりの安値更新です。通貨ウエイトの見直しするなら、ユーロと豪ドルが穴場です。
ちなみに、チアシードの建値は穀物が故にアメリカドルなんですよね。

かれこれ2年ちかくウォッチしてきたマルチストラテジーCTAのエカモスコアというエンジンを持つecamos Investment AG。ご存知の通り、ECAMOS CORE STRATEGY 2Xというのは、エンジン部分であって、個人投資家がここに投資できるわけではありません(昨年まではファンドとしての完成品があったので、日本人お断りだったのですが物理的には投資できました)。

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ところで、CTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザー)とファンド会社の関係は、クルマや飛行機で言えば、エンジンメーカーと車体組み立てメーカーの関係のようなものです。見た目は全く同じB787も近くでよく見ると、エンジンはロールス・ロイスとジェネラル・エレクトリックの2種類があります。一般の乗客はB787に乗りました〜なんて飛行機をバックにツイッターアップがせいぜいですが、マネージドフューチャーズの投資家は、むしろ客室内はことはどうでもよく、どんなエンジンを積んでいるかを気にします。ファンドによっては、IQSのように既設のエンジンを改良したり、見切りをつけたりして交換することもあるので、こういった情報に目を光らせておく必要があります。

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さて、このエカモスコアというエンジンも、別の車体メーカー(ファンド会社)に組みたたてもらって、個人投資家が最低投資額USD10kから投資可能となるオフショア投資信託として販売しています。その完成品としての運用総額はUSD101.8Mなので、マネージドフューチャーズとしては、まだ小粒な方ですが、運用に支障がでないくらいの十分な量はあります。

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そして、クルマ購入時にカタログで比べた人も多いと思いますが、エンジンの性能にはグロスとネットがあります。ファンドでいえば、今日の記事のようにCTA単体でのパフォーマンスをグロス、ファンド化されて、実際に投資家が享受できるパフォーマンスがネットに当たります。

クルマでもグロスとネットの差がどれくらいのロスになるかなんて素人にはわかりません。それと同じで、今日のCTAが載ったファンドを買った時に、今日のパフォーマンスグラフからどれくらいマイナスになるかはわかりません。が、年率で1%とか2%くらい下がるのが常識かしら、と考えておいてほぼ間違いはありません。

最後にちょろっと、本題ですが、昨年は+66.9%と破竹の勢いで上昇したファンドが、今年ものそのままのペースで炸裂ビームを繰り出すなんてこともありません。主にトレンドフォロー戦略を使っている限り、必ず波を打ちながらそれでも少しづつ上昇していく、これが宿命であり、そのように投資戦略も設計されています。今年に入ってふた月、み月の下落月があったとしても、むしろそれは自然なことです。

トレンドフォローのマネージドフューチャーズは単月のパフォーマンスに一喜一憂せず、超長期投資を視野にじっくりと仕込んでいく、これが投資の王道です。もっとも、今からの投資家にとっては、NAV的に買いやすい地合いであることは確かです。

ファンド名はネット上非公開が厳命されてますので、勉強会や個別相談にて詳細はお伝えします。販売手数料は5%に解約手数料が1%かかりますが、最低投資額はUSD10kと敷居が低く、しかも円建てで投資できます。

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8月2日日曜日、10時から長岡京勉強会開催決定です。テーマ募集中。

最近の仕組債を調査している記事で取り上げるものが、Commerzbank AGが発行体であるケースが多くなっていますが、それは偶然です。特にコメルツ銀行をイチオシにしているわけではありません。それにしても寒いですよね。こういった仕組債のファクト・シートにすら、Japan: not for distribution in Japan、US: not for distribution in United States つまり日本人、アメリカ人お断り、と明記されてしまってます。日本国内で金融商品を探すオンショアの人たちが残念なのはよいとしても、せっかく秀逸なものを求めてオフショアに出ても、アメリカと同じレベルでお断りと書かれると寂しいものがあります。尤も、フツーの日本人がこの寂しさに気が付くのはこれから10年以上先のことなのでしょうけどね。

さて、今回でてきた仕組債Travel Companies Autocallable Income Noteはアンダーライイングがなかなか興味深く、また珍しかったので取り上げてみました。最近のアンダーライイングは金融関連かネット関連のものばかりで、正直飽きていたところでした。ここに来てトラベル関係とは新鮮味がありますよね。

Air France-KLM
American Airlines Group Inc.
Expedia Inc.

の4銘柄がアンダーライイングです。2つは説明不要の大手航空会社、2つはネットの予約サイトとトラベル関連でも、2分野に分散してあるところが気遣いなのでしょう。

最低投資額:1,000ドル、1,000ユーロ、1,000ポンド
期間:3年
クーポン:年率8%固定(四半期ごとに2%)
早期償還条件:全銘柄の株価がスタート時より上回った時
早期償還判定:年に1回
元本確保が破られる条件:4つのうち1つでもバリアを下回ったとき
満期時元本確保バリア:5割(スタート時の半値まで下落という意味)
バリアが破られると:4つのうち最大下落幅が元本欠損割合になる(株価が6割下落していれば、元本は4割しか還ってこない)
外付け手数料:なし

個別株をアンダーライイングとしている仕組債は、その会社の業績とか環境の変化によって、ガクンと株価が下がることもあるので、この仕組債のように5割くらいの深いバリアにしておかないと怖いものがありますよね。インデックスものだと、6割や7割でも冒険できるのでしょうけど。

直接投資はお断りの金融商品ですから、RL360 PIMSやハンサードUPPなどのオフショア生保フル機能付きラップ口座を通じて購入することになります。

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Apple Musicにトライアルするかどうかって悩みますよね。月々の生活ランニングコストは細かく抑えておきたいですし。

イメージ 1テレビやマスコミへでもてはやされているオーストラリア産チアシード。でも実際購入してみても、困ったことに食べ方がイマイチわからなかったりします。この黒ゴマより小さい粒をつまんで口にしてみても、殆ど無味無臭。ただ、そのまま食べてもなんだか実感がなく、それでいて吸水性が高いため、強力に歯にくっついたりします。とにかくチアシードはとっかかりがわからず意外と厄介な食べ物なのです。

そこで、食べ方を発見するために、ネット上を検索してみても、とりあえず、流行りに乗るために、ヨーグルトやスムージーに混ぜてダイエット!なんてのが並んでいてなんのこっちゃさっぱりです。ネット上では、あたかも健康食品とか機能性食品かのようにとりあげられていますが、なんだかんだ言っても、シソ科ミント属というチアの種。要するに自然食品、つまり素材でしかすぎないからなのです。

が、これがサブリとか粉末ならともかく、そのままの姿の自然食品、しかも素材であるがゆえ、そのまま食用するわけでなく、よって食べ方が自分ではなかなか見つけづらくなってしまうのです。

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結局、大抵の人はテレビで観た日に、スーパーで見かけたお高いチアシードを1袋を買ってみても、2,3回でお蔵入りなんてことにも。

チアシードは、そもそも農薬や肥料の要らない過酷な場所に育つので、無農薬は当たり前、肥料も使わないので、オーガニック食品を超えたナチュラル食品です。

味も匂いもしない天然素材なので、どんな料理レシピにも合うのは確かです。が、私のように、ズボラで、毎日の料理にひと手間かけるつもりがサラサラ無い人、スムージーって言っても使用後のミキサーを洗うのが面倒で止めてしまった人(カッターの歯で怪我してイヤになった人いませんか?私もそうです)にとっては、ネット上のレシピはどれもこれも面倒な感じで、特に寝坊したり二日酔いという肝心な時の朝食かわりにはなりません。

だからといって、いきなりヨーグルトに混ぜてみても、10倍膨らむなんて看板に偽りアリ?なんてお怒りになったりすることになりますよ。何しろ酸性の液体、冷たい液体に混ぜてもまるで膨らまずせいぜい3倍です。これじゃ食物繊維や脂肪酸、プロテインをとりあえず摂取できても、ダイエットに欠かせない肝心の満腹感を得ることができません。

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そもそも、1回で20gのチアシードを摂取したら、それだけで、約88kCalが身体に入ります。そもそも単純ダイエットならこんにゃく食べてた方がよいくらいです。チアシードを食べたら、他を食べないようにするか適度な運動をしなければ余計に太ってしまうこと請け合いですわ。

そこで、登場するのが、チアジェルです。これを作り置きしておくことで、10分ほどかかる膨らみ待ち時間を短縮、酸性の飲み物にも対応、歯につかない、キャビアに似てる、と良いことずくめです。

作り方は簡単。密封できるタッパーウェアなどの容器に

チアシード:水 = 1:9 = 20g:180cc

の割合で混ぜて軽く振り、10分待つだけです。水は常温でいくことがコツです。水道水だろうとミネラルウオーターだろうと構いませんが、この段階で混ぜものはせず、pHは中性に近いほうがよいです。

できたら、冷蔵保管してください。3,4日は持つと思います。

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私の場合、とにかくスムージーだのなんだのというのは面倒でイヤ、ヨーグルトなど乳製品はお腹が緩くなるのでイヤ、ですからもう選択肢はほぼ一つしかありません。作り置きしておいたチアジェルを野菜ジュースやトマトジュースに混ぜて飲む。これだけです。

チアジェルを思ったより多く混ぜても、飲みやすく、その分満腹感を得られます。ただし、どうしてもチアジェルの分だけ味は薄くなるので、元々が濃い飲み物、例えばV8なんかがピッタリです。

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チアジェルは水分が多いより少なめの方がよいでしょう。余分な水分で、どうしても味が薄くなります。このチアジェルさえ作ってしまえば、使い道の応用はおそらく読者の皆さんの方が思いつくと思いますよ。トマトサラダにトッピングして、キャビア乗せ風のサラダなんてのもイケてると思います。良いのがあったらどんどんコメントくださいね。

海外渡航不要の投資家紹介がなくても、チアシードは国内で買えます。

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ヤフーブログもアクセス解析機能がついてから、なんだか現実を知らされたようでプチショックです。毎日のオフショア投資についての調査記事を全部合計しても、梅雨時の撥水剤にシリコンスプレーはいかが?の記事がトップシェアなんですから。オフショア投資関連で、入ってくるキーワードは唯一、RL360のみ。そんなもんなら個別相談してください。撥水剤を塗るよりもすぐに解決して差し上げます。

と、自分の記事みて思い出したように、2日連続でシリコンスプレーしてみました。重ね塗り効果がすごくありますよ。お試しあれ。

Premier Asset Managementはロンドンでもシティーでなくカナリーワーフに拠点を置いていることからも、伝統より革新を目指す社風かな〜なんて想像してます。そんな立地からの憶測はともかく、預かり資産GBP3.8Bという立派なサイズを誇るこの運用会社は、より「アクティブ」を標榜して人気を集めています。

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先日も、(UKの)6月30日付けフィナンシャル・タイムズ紙の記事「Fund managers see buying opportunity in Greek crisis」の中で、特にマルチアセットのファンドには資金流入もあって、短期的な欧州株の下げは気にせず、戻り狙いでポジションキープするとコメントしています。

これは好きな感じです。このようにハッキリと相場観を示してもらえると、そのファンドを買いに行くか否かの判断がすぐつくので、あれこれ悩まず時間短縮で便利ですよね。

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記事では数あるファンド群の中で、マルチアセットが、、、と特定しているような書き方だったので、今日の記事もマルチアセットクラスのファンドからチョイスしてみましょう。そんな火中の栗を拾うようなマネはしたくないって?

読者の皆さんならそうおっしゃるだろうと思い、調査したのは少々安パイとって絶対利益追求型のPremier Multi-Asset Absolute Return Fundにしてみました。これならイギリス・ポンド建てもあります。ユーロで株式、というのが火中の栗を拾うことになるという相場観をお持ちの投資家でも、このファンドならストライクゾーンでもど真ん中を避けておくことができます。

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パフォーマンスチャートを見ても、絶対利益追求型の投資方針通り、2008年10月の運用スタート以来、ほぼ右肩上がりで上昇をキープしています。1回めのギリシャ問題発生の時の下げ幅をみても、ほぼ安心できるレベルですね。

ところで、このファンド。どのようにピュアアルファストラテジーを組んでいるかと言うと、ヒルトップほど相関係数について吟味に吟味を重ねているわけではなく、人がアクティブに投資するという方針に従い、意外とシンプルに他の絶対利益追求型ファンドを購入するという、ファンド・オブ・ピュアアルファファンズです。

直接投資はルートありませんので、渡航不要の投資家紹介にてラップ口座を作成してから乗り換えればよいでしょう。

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梅雨時は、ゆうパックや宅急便を持ち込むにも荷物は濡らしたくないので、時間勝負になります。天気のによってブログ記事のアップ時間にも影響がでます。

Lazard Asset Managementのファンドをブログで調査報告したことなかったかもしれませんね。それは大変失礼しやした、という感じです。ブログもかれこれ6年くらいですが、ラザードはアメリカのゴールドラッシュの時代、1848年から実に160年以上もつづく貿易商&金融会社です。

そんなニューオリンズやサンフランシスコが発祥というアメリカの会社で、ヨーロッパへは後から進出しています。ただし、後からと言っても、1852年にはパリに進出しているとのことですから、もはやアメリカの会社だとひとくくりにはできませんよね。

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そんなラザードのファンド群はヨーロッパ系ファンドが充実しています。今日は、スタンダードなタイプでモーメンタムからも購入できるEuropean Equity Fundにしていみました。

ラザードは日本にも古くから進出していますので、当然、オフショアファンドへの直接投資はできませんが、できたとしても販売手数料が7%という目玉が飛び出るような高さです。これがモーメンタムなどのラップ口座経由で全免してもらえるなら、即座にラップ口座代も元がとれますよね。

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最近の欧州株の波にのって、パフォーマンスは堅調です。投資先が大陸欧州に限定されているので、安いユーロを買って長期の仕込みにも向いています。このファンドの国別アロケーションを見ると、ベンチマークとなるFTSE World-Europe ex UK インデックスが、時価総額の割合なりに、フランス、スイス、ドイツの3市場に集中しがちなのに比べて、ファンドでは、オランダやアイルランド、ベルギー、フィンランドと散らしているのが特徴です。なお、上図のBarmittelとはドイツ語で現金保有のことです。

組み入れ銘柄をみても、比較的ブルーチップが多く、これはつい触手が伸びてしまう、ファンドの一つになりそうですね。

先の説明の通り、直接投資よりモーメンタム経由の方が入金手数料5%だけで済むので、当座は安いです。ただし、口座維持手数料は年間1%かかりますので、ラップ口座内で乗換を全く考えないのであれば、直接投資の方が長期保有でいずれ有利になります。

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静岡勉強会のシャープの電子ノート、どれだけ使っても要充電になりません。バッテリーのもちに感服です。バックライト機能を省略したのは正解ですよね。

オービス・インベストメント・マネジメントとかOrbis Investment Management Limitedとかの検索ワードでグーグル検索しても、日本語サイトに絞り込むと私のブログしかでてこないのは、ちょっと情けなさを感じます。あまりにグローバル金融・投資情報がなさすぎだということを意味しているわけですから。かといって英語ができても、今度は情報が有り過ぎて一般個人投資家には情報の優劣を選別できないという問題もありますけど。 日本でオービスの名前はむしろ上場企業サイドで有名なのではないでしょうか。日本通でも知られるオービスには1998年初から17年間運用が続くOrbis SICAV Japan Equity (Yen) Fundがあり、預かり資産約2,240億円に及ぶ、このファンドから投資を受けていると有価証券報告書に記載されている企業も多いことでしょう。

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ジャパンエクイティファンドだけでも凄いのですが、それをはるかに凌ぐのが旗艦ファンドのOrbis Global Equity Fundです。 ファンド単体での預かり資産がUSD8.0Bだけでもギガサイズのオバケファンドなのに、設立したアラングレイ氏の旗振りの下、この投資ストラテジーを採用している資金は実にUSD19.0Bに達するというのですから、そりゃケープタウンの一等地、ウォーターフロントのビル一棟まるまる使うに見合う投資顧問会社なわけです。

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そんなサイズのファンドにラップ口座経由でUSD10k単位の投資がしたいがため、話を聞くべく本社へ単身、突撃訪問(一応、前日に電話してアポは取りました)した際も、きさくに受け入れてくれ、1時間も個別に説明してくれる社風がまたニクイですよね。

ちなみに、就職の面接目的ではなく、純粋にファンド調査です。

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さらに凄いのが、今朝にはもうファクトシートが出ているということです。日本の今朝ということは現地では翌月第一営業日終了後ということです。たった一日で、しかもファンマネのコメントが4ページにわたり詳細に記されたファクトシートを出してくるのは、世界広しといえども、このオービスだけではないでしょうか?

南アが本拠地のファンド会社のファンドは直接投資が非常に難しいので、ラップ口座を経由して買うのがよいでしょう。最低投資額はUSD50kとなっていますが、RL360以外はもっと低額から購入できると思いますので、メールいただければ調べることができます。ラップ口座経由なので、販売手数料、解約手数料はもちろん、一任勘定手数料なんてものは一切ありません。

オフショア投資ブログのランキング。面白いのでぜひ1日一回クリックしてみてください。 ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリストなどについてはbyh00122@yahoo.co.jpまでメールで(コメント、メッセージではお返事いたしまません)。気に入った記事にはナイスボタンお願いします。その話題を優先的に取り上げます。

静岡勉強会の日程は8月29日、30日、31日のいずれかに絞りこまれました。日時(朝、昼、夜などおおまかな時間帯)、場所(静岡市内を中心に東海道線沿線で)のリクエスト受付中ですので、お気軽にbyh00122@yahoo.co.jpまで題名を静岡勉強会としてメールください。

http://www.agroequities.com/wp-content/themes/AEB/images/logo.png以前に、マレーシアのAgro Equities Berhadが高級魚の養殖のための運転資金をシンガポール籍の私募債形式で募集していた記事を出したのを覚えてらっしゃいますでしょうか? ただ、そのブログ記事を出したころにはもう満額御礼になっていたというオチで、投資家仲間の方からは誰も買うことができなかったようです。それっきり資金需要はなかったのですが、漸くでてきたので、今度は素早くお伝えすることにします。

http://www.seaex.com.au/fishphotos/images/green-banana-prawnsS.jpg
今回は、エビ(海水)の養殖のための運転資金調達です。設備はあるので、仕入れとメンテナンスにかかる資金を年率12%で投資家から調達し、3年後に利息を含めて一括払いにしようというシンプルなスキームです。

エビの品種は、Penaeus
Merguiensisというもので、日本語ではバナナエビという車海老の一種だそうです。今回は高級路線ではなく、最も簡便に養殖ができる品種をセレクトしているそうで、ライバルはオーストラリアのクイーンズランド州あたりの養殖業者であることからもマレーシアという地の利を活かして勝算を得るというビジネスモデルです。もちろん、売り先は国内というより輸出がメインで、行き先は香港、シンガポール、日本、タイとなっています。

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たしかに、ゴールドコーストからシドニー方面へ向けてクルマで南下すると、数十キロおきにある川の河口では、そこかしこにシュリンプ屋が立ち並んでいて、牡蠣と海老でシーフードレストランが繁盛しているようでした。あれと同じビジネスモデルというのであれば、確かに堅いと思います。Pekan, Pahangというクアランプールとはマレー半島の山を超えて正反対の東側の海岸の村に50エーカーの既存の養殖場がありますので、資金が集まれば養殖ビジネスがすぐにスタートします。

  • 最低投資額:SGD25,000.-(230万円程度)
  • 募集期間:未確定(すぐに終了する模様)
  • 通貨:シンガポールドル(アメリカドルでも技術的に可能)
  • 利回り:12%固定(利息年払い、半年払い、四半期払いが選択可能(コストが異なる))
  • 期間:36ヶ月
  • 外付け手数料:債券なので販売手数料、解約手数料なし
中途解約不可、第三者への名義譲渡不可

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海外渡航不要の投資家紹介にて、直接投資することは可能ですが、今回もいつまで募集枠が残っているかはわかりません。特にシンガポールドルでの投資になりますから、シンガポールに銀行口座を保有しているのであれば全く問題ありませんが、保有していない場合、取引銀行がシンガポールドルの外国送金を受け付けてくれるか確認しておく必要があります。

投資家にはアポ取った上で、いつでも工場(養殖場見学)可能です。現地までクルマの運転に自信がなければ私がお伴します。

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ヤフーブログにアクセス解析機能が付きました。どんな検索ワードでこのブログに訪問していただいたのかがわかる仕組みになっています。一番多いのは、シリコンスプレーでクルマの撥水剤代わりになるという記事、二番目が三菱の洗濯機の応急処置の記事、三番目はパロマのガズ給湯器は掃除で治らなければ危ないのでプロに任せろという記事。続いて炭酸水の作り方やヨハネスブルグからケープタウンまでの旅行記がでてきます。で、金融関連ではというと唯一、偶発転換社債(ココボンド)だけが上位に。まぁ、金融用語の解説で個人ブログがでてくるだけでも凄いことかもしれませんけどね。

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