これからの時代グローバル投資は必須 ひたすらオフショアファンド!規制や英語にめげずに海外投資、不動産、FX 調査と経験の全記録

2013年11月

http://www.lucentgroup.co.uk/images/logos/mainlogo.pngルクセンブルク籍でイギリス国内への宅地は商業施設を開発するデベロッパーを営むLUCENT STRATEGIC LAND FUNDもしばらく記事になってなかったので、ここで状況アップデートがわりにパフォーマンス報告だけしておきましょう。

今年は、大型の開発案件で仕掛中のものが多く、目立ったジャンプアップはありませんでした。ファンドとしては年率換算12%を目標に掲げているので、今年は目標未達に終わりそうです。がこれくらいの方がいいでしょう。このパフォーマンスなら、有象無象はあたかも外貨定期預金のような安定したファンドですとは売り込みずらく、よってビジネス系ファンドの固有の性質である「右肩上がり」に過度の期待を抱く投資家の資金は入ってきません。となると既存投資家にしてみたら、今後プロジェクトの完成をみて高値で売れた時のドカンとくるリターンが薄まることがないからです。
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投資信託というのは投資家平等の大原則があります。3年前から投資していようとも先月投資を始めたばかりであろうとも、今月儲かった利益は保有口数に応じてNAVに反映される形で分配されます。Mansion Student Accommodation Fund のような学生寮ファンドも同じですが、創成期よりリスクを取ってビジネスに参加してきた投資家の資金で得られた利益が、直前に入ってきた投資家にも平等に分配されるのは、ある意味不平等です。が、それもビジネス系ファンド、それも長期投資を行わなければならないタイプのビジネスの宿命です。

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この平等のような不平等な現象を避ける方法は二つあると思います。

ひとつはビジネスサイクルが短いものと選ぶということ。例えば、キジャニは商社金融ファンドでそのサイクルは長くても2,3ヶ月、早いと72時間ですから、上述のようなギャップはうまれません。

もうひとつの方法は、クローズドエンド型にすること。ひとつのシリーズの中では投資家平等、シリーズが異なれば条件や成功ボーナスも異なるように設計されています。

この二つの方法に該当しないBrandeauxやMansion、そしてDarwin等ももちろん対策は取っています。それはズバリ、土地や借地権、そして建物や付属設備などの固定資産を毎月ベースで時価評価をするということです。時価評価をすれば実際のキャッシュフローがないにも関わらず、利益がでているかのように見えるのでまやかしだと批判する人もいますが、これは間違いです。
それが潜在的な含み益でしかないとしても時価評価によってNAVを上げておかなければ、後から入ってくる投資家が低いNAVで買うことができてしまい、長年の投資家が割を食うことになるからです。

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もっとも、学生寮ファンドなどなら実際に稼働している固定資産なので、収益還元方式によって時価評価もしやすい(実際は大変でしょうけど)ですが、ルーセントはその保有する固定資産が造成中の更地だったりするので、その評価は困難を極めます。仮に恣意的にひっぱりあげたりしたら、いざ売れた時に、差損がでたりしたて、ファンドの評判はガタ落ちになり解約が殺到、流動性リスク顕在化とあいなります。逆に、あまり低いままにしておくと新規資金は呼び込めず、また見切りを付ける既存投資家も現れるかもしれません。もちろん、ルーセントの時価評価は決して恣意的に行われたりはしていませんが、中立的に計算されて出てきた時価評価を見ながらファンド経営のバランスさせる、その舵取りするのがもっとも難しい部分であることでしょう。不動産開発業者がなんでもかんでもファンド化できないのはこのためです。ファンド化するにもその道の職人さんの手が必要なのです。


このような不動産開発プロジェクトファンドに投資するにあたっては、ここまで先読みした上で、投資判断をしなればなりません。ルーセントも右肩上がりの安定志向どころか、結構奥の深いファンドなのです。「右肩上がり」志向の個人投資家はパフォーマンスが目標割れしていることで、投資をためらうのが普通でしょう。しかし、この裏を読めば、「右肩上がり」志向の投資家がためらう時期だからこそ投資してみたくなるのです。もともと不動産開発ファンドがローリスクのわけがありません。元来ハイリスクなのに、最近ローリターン。この隙間を狙っていくことを裁定取引といいます。

直接投資はもちろん、ロイアルロンドン経由でもGBP10kから投資可能です。

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ブログ書いてたらお医者さんの診察券入れて、順番とってたのを忘れてました。このへんで切り上げます。


解約新規一時停止措置発動が(概ね)グッドニュースというのは極めてレアなケースです。

ごみ処理施設、エネルギーリサイクル施設を経営する会社、そしてその会社に投資するファンドを運用しているNew Earth groupから重大発表です。なんと、グループがロンドン株式市場への上場手続に入りました。いわゆるIPOです。従ってその傘下にある、私達の投資しているファンド群The Premier Investment Opportunities Fund Protected Cell Company plcもインサイダー取引防止の対象になりますので、当然、新規・解約手続きは一旦中断します。IPOによってGBP200Mから300Mもの資金を調達し、今ある建設予定プロジェクトを一気に推し進め、さらには海外にも進出する計画です。

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これまで、このブログでは、ニュー・アースファンドはBrandeauxやMansion、Darwinのようにファンドが直接的に学生寮なりリゾート施設を経営しているのではなく、法人化された各リサイクル施設への株式投資となっているため、厳密には未公開株式ファンドであることから流動性リスクは高めであると説明していました。

上場に成功した後はどのような投資スキームなるのか、その詳報が発表次第、分析は進めていきますが、上場すればすくなくともこの流動性リスクの軽減には貢献するものと思われます。ただ、あまり調子良すぎても、年率14%近くも出しているファンドからの調達なんてもうせんでいいということになりますので、私達としてはとりあえず、程々の成功を祈ることになります。しかしこの先、ファンド全体をMatched Bargainによってバルク買いする機関投資家等が現れれば私達のファンドの運用はその場で終了し、身売りによる強制解約になる可能性があります。なお、強制解約になってももちろん後払い手数料は発生しません。例えば、今月投資した人は最大8%の解約手数料が無料になります。

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さて、手続き的なことですが、すでに解約申込みは停止措置が発動されています。IPOが決着するまでは解約はできません。次に新規申込ですが、12月分の取引を以って停止措置が発動されます。駆け込みで新規購入するなら12月がラストチャンスです。

ファンドの基準価額は12月末現在まで発表されます。来年2月にはファンドごと売られるかどうかの状況が見えてきます。代理店移管も年内は可能ですから、この手続は早めにした方がいいでしょう。ファンドが続くにしても高値で売られるにしても、若干マネーゲーム的に購入する人は増えると思われます。

もし、ファンドが売られて、強制解約になり、投資資金が返還されてもなお、このリサイクル施設に投資したい時は、ロンドンで株をこの銘柄を直接買えということになります。

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また、このファンドはChannel Islands Stock Exchangeの上場投資信託ですから、チャネル島株式市場のアナウンスからも正式な情報を取ることができます。

つまり、このニュースは、いつでも利食いしてもいいけど、解約手数料が高いので粘っていたという既存投資家にはラッキーな話。もっと末永く投資していたかったという既存投資家にはなんとなくハシゴを外された感のある話。です。

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修理しながら長年使ってきた三菱の洗濯機がついに力尽きました、水量を計るセンサーが作動せずしかも焦げる臭いもします。これはさすがにギブアップです。お隣さんがリサイクル業者なので、まだ稼働しそうな東芝の洗濯機を譲ってもらいました。廃棄処分されるはずの東芝洗濯機もまるで棺桶から目覚めたような気分だったでしょうね。スチーム洗浄して水垢取りしたら、洗濯+乾燥機能もフル稼働です。

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海外の(本邦金融監督官庁による)無認可金融商品を業として販売の媒介を行うことは禁じられています。これは香港などに所在する国外の業者が本邦居住者に向けて直接的に営業行為(日本語のサイトと立ち上げて誘引したり、電話したり、本邦内に渡航してきて投資家と接すること)は私(有資格者ではありません)は違法行為だと解釈しています。私の解釈は2007年以降変わっておらず、ブログを立ち上げた当初からこの解釈のもと記事を掲載しています。

もちろん、個々の業者が違法行為を行なっているのかどうか、私が判断する立場にありませんし、そもそも自分が有象無象業者を使ってないので興味もありません。個々の業者の評判や品行についての相談メールをいただきますが、一切お答えしない理由は簡単で、私の時間がもったいないからです。そういうたぐいのものは「IFA紹介」等と取引を誘引しているようなブログに相談されたほうがいいでしょう。ここは投資家仲間がオフショア投資判断をするためのブログです。

ですから、ファンド会社の中でもマルチ言語のサイトがあって、たまたま日本語への翻訳機能がある程度ならまだしも、その内容からあからさまに日本居住者に向けて営業行為を行なっているかのようなサイトを持つファンド会社やラップ口座会社は、とりあえず、警戒してここのブログの記事にもしないようにしています。

http://www.storefirstjapan.com/wp-content/themes/storefirstjapan/images/icon-pound.jpgところが、不動産というのは非金融商品です。当然ですが金融商品ではありません。ですから、海外の不動産屋さんが、日本語のウェブサイトを立てて国外から本邦居住者に向けて直接的に営業行為を行なっても金商法上はなんの違法性もないと解釈しています。ですから、イギリスのレンタルスペース、貸し倉庫業のストアファーストが日本語(といってもマルチ言語サイトの一つにしか過ぎませんが)サイトを立ち上げたよという知らせを聞いたら、警戒どころか歓迎です。契約は英語でしょうけど、やはり日本語の解説があったほうがわかりやすいですからね。

ストアファーストの仕組みについては前から記事にしていましたし、日本語のサイトもできたくらいですから、ここで細かく解説する必要はないでしょう。画一化されていますから、入口(物件の購入)と出口(物件の売却)の提案はしっかり用意されています。

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ストアファーストによってイギリスに不動産を保有したいという夢は確実に叶います。この夢がかなうと確定申告時に変化が起こることも確かですね。例えば、東京に本拠を構える私が、猪苗代に物件を持っていれば、物件の視察にかかわる往復の交通費は経費です。ということです。

そういえば、最近記事にしてなかったですが、ファインワインの現物を仕入れるという手法や絵画なども金融商品ではなく物販ですね。逆に金融商品しか扱えない銀行が絵画などの販売に手を貸してお取り潰しになったケースもありましたが。

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1月のバンコク勉強会、参加希望者が5名越えてきました。チャリティゴルフコンペのはずが、全員ゴルフ以外がしたいとの希望で、何か日中の企画考えます。丸一日会議室で勉強会にするとか。また1月末の週末を挟むので羽田からも、中部、関空からも飛行機(7万円前後)が取りづらくなってきているようです。興味有る方ははやめにコンタクトください。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/7/7c/SEI_Investments_Company_Logo%2C_2012.jpg/220px-SEI_Investments_Company_Logo%2C_2012.jpgSEIは、1968年創業、ペンシルバニアに本社を構える、ナスダック上場の、金融サービス会社です。日本で言えば信託銀行的な機能ももち、その管理している資産は、USD529Bといいますから、それはかなり巨大な金額です。アメリカだけでなく、イギリス、香港、南アなど金融制度が進んでいる地域にには進出しており、主に機関投資家からファンドなどの分別管理を任される傍ら、自らプライベートバンキング業務も行なっています。

そのSEIが5年間に亘って、結果的に顧客の資金を分別管理できてなかったことが発覚したら、確かに罰金ものですわね。本業なんだからしっかりせいよ、ということでしょう。そして罰金を課したのはアメリカではなく、イギリスのFCA (Financial Conduct Authorityの略、金融行為監督機構と訳す人が多い)で、罰金額はGBP900kで1億5千万円程度です。


詳しい記事はロイター通信社のウェブをみていただくとして、要は、分別管理というのは大勢の人のお金を混蔵する金融業界の根幹にかかわる部分であって、大企業であっても、零細企業であっても信託会社や運用会社を営んでいる限りにおいて僅かなミスも許しませんよ。という監督官庁からの強いメッセージだということです。

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ちなみに、SEIの名誉のために書き添えておきますと、このミスは改善し現在では完全に分別管理がしっかり履行されているとのことです。

ところで、イギリスの金融監督官庁の動きが活発になってきていることは注目です。どこかの記事でちらっと書き込みましたが、イギリスのFSA、いわゆる金融庁は今年の4月からPRA (Prudential Regulatory Authority)とFCA (Financial Conduct Authority)2つの組織に分かれています。なので、イギリスにはFSAという組織はもうありません。PRAかFCAのどちらかがその業務を引き継いでいます。

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まず、PRAは厳密にはイングランド銀行(Bank of England)の下部組織です。なのでイギリス全体でくくると語弊がありますが、あまり詳しく書いても仕方ないので、ここではイメージだけ捉えることにします。PRAは金融機関の健全性についてチェックする組織で、この銀行、経営状態は大丈夫かいな?、とか、銀行業の免許与えても大丈夫かいな?というようなことを調べる組織です。ブルガリアでも金融取引業者の免許は中央銀行は与えたりしていますので、欧州では中央銀行が行政の一組織を担うこともあるようです。

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一方、FCAはなんかやましいことやってないやろなぁと調査・追求する組織です。オフショアファンド投資をしている、あるいは検討しているここの読者や私にとっては、PRAよりもFCAの動きの方がより直接的に影響が大きくなりますので、FCAの動きについてはこれからも大きなニュースがでたら記事にしていきたいと考えています。なにしろEEAの件が痛い経験になっていますから。

余談です。今、日本でもメガバンクにも盛んに金融庁検査が入っていますが、検査の理由が。ほんとはお付き合いしてはいけない人達との黒いお付き合いがあったんちゃうか?という内容ならFCA、健全な融資に見えて実は焦げ付いてるんちゃうか?という内容ならPRAの管轄になります。

アメリカの金融監督庁がめちゃめちゃ非常識な金額の罰金を課すことはすでに有名ですが、イギリスでもその金額は徐々にでもインフレ傾向にあるようです。片や人の噂も七十五日の行政処分で済ますような日本では銀行も証券会社も投資助言業者もとりあえずやれるだけやっとけみたいな風潮になっても自然なことですよね。

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気がつけば胸焼けが。ヒヨッた奴の証拠収集に付き合ってるヒマありません。

クラスアクションって簡単な単語ですが、意味は難しいですよね。

とにかく、
Litigation Fundingとはを検索したかったら、そのまえに実例をみてみたほうがいいでしょう。THE LAWYER の記事に以下のような見出しのものがあります。

ただ、新聞記事などは著作権の問題があり、ブログで勝手に翻訳したり要訳することはできません。もっとも、個人的にその記事についてお話しするの自由です。新聞を回し読みして著作権侵害とは言われませんものね。

こんな時代ですから、ネットに二次配信となってしまわないように気をつけないといけませんね。


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瓶詰めのなめ茸を手作りで再現してみました。材料はえのき、以上。一束にみりん大3,正田のこんぶだし醤油大1、白鶴特級酒大2をかけて煮詰めるだけです。自然乾燥分も見越して少し早めに火をとめたほうがいいでしょう。一晩冷蔵庫で落ち着かせてできあがりです。瓶詰めより元がとれるかどうかは、えのきの根本までどれくらい使うかにかかってきます。株の部分は美味しくないのでなるべく贅沢に上だけ使いたいところですが、それでは市販と大差なくなります。根本を入れるとカリカリして美味しくなくなります。なめ茸の自作はケチケチ度の性格判断にも使えます。

http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/hdr/logo_ms.gif資本主義社会にいる私達にとって投資の王道はあくまでも株式です。そして株式投資の主戦場は世界の株式市場の時価総額の半分を占めるアメリカにあります。これはアメリカという国が好きだろうと嫌いだろうと、投資をする上ではニューヨーク等アメリカの株式市場とアメリカドルからは縁を切れないことになります。となるとJPモルガン、メリルリンチ、モルガン・スタンレーなどアメリカの証券会社系の運用会社のファンドも時々はチェックしていかなければなりません。なぜって?地元の強みがあるでしょうから。

そこで、ブログの過去記事をめくってみると、すっかり抜けてました。モルスタは一度も記事にしていないようです。証券会社としても運用会社としてもすでに日本へオンショア進出済みで、なんとなくオフショア投資家にはあまり縁がないのかなというイメージが先行していたのかもしれませんね。オンショア進出済みの会社は、オフショアを直接投資できるすべはないので、全てラップ口座経由になります。

さらに、Morgan Stanley Institutional Fundのオフィシャルサイトはちょっとわかりづらく、どの国のサイトに飛べば多くのファンドラインナップが一気に閲覧できるのかわかりません。仕方なく、アメリカ本国のサイトで確認してみたのですが、ファンドごとのファクト・シートやパフォーマンスシートがPDFでまとまっておらず、一つ一つのファンドのパフォーマンスを比較することができません。

なので、どのファンドが注目なのかよくわかりませんでしたので、今日は読者様からのリクエストに基いてMorgan Stanley Global Franchise Strategyを取り上げてみることにしました。

as of 31-Oct-2013http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif% of Portfoliohttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifBritish American Tobacco plchttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif ブリティッシュタバコ9.70http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifNestle S.A.http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifネッスル9.61http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifUnilever plc ユニリーバhttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif7.79http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifReckitt Benckiser Group plchttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifレキットベンキーザー6.66http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifSanofi サノフィhttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif5.89http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifSap AGhttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifSAP4.67http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifPhilip Morris International, Inc.http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifフィリップ・モリス4.66http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifDiageo plc ディアジオhttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif4.61http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifAccenture plchttp://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifアクセンチュア4.47http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifMondelez International, Inc.http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gifモンデリーズ3.60http://www.morganstanley.com/msamg/msimintl/docs/en_US/images/clear.gif
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グローバルと名の付いているシリーズなので、米株だけなく、他国の株式も入っていることはわかります。ところで、フランチャイズってなんなのでしょうか?英語と日本語では微妙にニュアンスが違うようですし、想像できるようで、それが合っているのかよくわかりません。そんな時は組み入れ銘柄をみてみるのがいいでしょう。上表がそのトップ10銘柄なのですが、この名前をみれば、なるほどフランチャイズとはこういう意味かとより連想を深めることができるようになります。

また、グローバルだから米株以外もある、とはいっても確かに本社所在地がロンドンなどの企業があるものの、全ての会社が多国籍企業の一流どころばかりで、ほぼ全ての企業が日本にも進出し、企業名は知らなくても、「薬用石鹸ミューズ」、「ジョニーウォーカー」、「クロレッツ」など商品名なら絶対知っているという会社ばかりす。グローバルは世界の株式市場に投資するというよりも、ここまできたら、もはやグローバル企業に投資するという意味を持っていると考えたほうがいいでしょう。
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パフォーマンスは、グラフがないので見辛いですが、年初来16.20%上昇、しかし5年間でも16.37%と今年になって急回復してきていることがわかります。

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気がつけばベンチャ企業が2社でてました。よくみたら、これまた良さそうです。ちょっと研究してメルマガで情報はお届けしてみます。

FMGからイラクファンドに関する追加資料が配布されました。復興途上のバクダット。その株式市場の時価総額は、全銘柄を足し上げてもわずかUSD10B。四捨五入するとゼロになってしまうくらいの規模です。が、ロシア危機、ルーブルのデノミ、財産税の強制徴収、その後のモスクワ株式市場もまぁこんなものでした。が今ではどこまで成長したのかはここで語る必要もありません。一方で、当時のモスクワ株式市場フィーバーのキッカケとなったのは原油高です。とはいえ、当時は1バレル30ドルからの吹き上がりだったので、まだまだ可愛い物でした。そして今では100ドル超えは当たり前の時代。そしてイラクの原油埋蔵量はロシアの倍以上。
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  これからのバクダット株式市場がどうなっていくかも語る必要がないとFMGは言っています。これは私も同感です。

投資対象となるイラクのバグダッドの株式市場Iraq Stock Exchange (ISX)は2004年にスタート(というか再開というかは微妙)し、2007年から私達のようなガイジンが自由に売買できるようになっており、しかも譲渡所得にも配当所得にも税金がかかりません。現地で生きるはまだまだ地獄ですが、タックスはすでに天国なんです。もっとも2009年からはナスダックのサポートをうけ、電子取引が可能になっており、ファンドマネージャーがバグダッドに常駐する必要はありません。

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京都から10時間も運転してまだ厚木はるか手前です。このままだと確実に1日空いてしまうので、とりあえず時効の中断しときます。運転しながらパソコン打てるくらい動いてませんわ。

IQS Futures FundとIQS Performance Fundとは、どちらが本家かというような争いではないにしても、もはや相当な確執があるだろうことは、このブログの読者様なら簡単に想像できるでしょう。両方に直接コンタクトをとりながら実態調査をしたうえで記事にしているこのブログとしては、何だかどっちつかずの板挟みな感じになってしまっています。しかし、ここはあくまでも投資家として、中立的に投資対象となるかどうかを検証していくのが目的のブログですから、両方ともちゃんとした建て付けのファンドなのであれば、両方共記事にすべきだというスタンスでのぞんでいます。

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IQS Futures Fundとしては2011年11月にスタートなのですが、ご存知IQSははるか昔1995年からCTAとして運用していますので、パフォーマンスはバックテストではあるものの、実績だと考えていいでしょう。

お互いのかどがたたないようにどっちのパフォーマンスがよいかなんていう単純(しかし明快)な比較はやめておきます。もっとも、両方がCTAですから、プログラムの中身はもちろんブラックボックスです。どこまで深いところまで検証できるかはあかりませんが、なんとかやってみようと考えています。

直接投資は可能で、最低投資金額はUSD100k以上、本人確認書類はコピー認証必要、住所確認書類は英文残高証明書の原本必要です。ラップ口座経由ではUSD10kから可能とのことですが、どのラップ口座も未確認です。

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今日は八坂神社で三男の七五三でしたが、まぁ京都も観光シーズンのピークですわ。河原町駅から祇園まで何十分かかったことか。地下鉄烏丸線のエスカレーターも左側に立つ人の方が多いというものすごい状況になってます。

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偏見でものをみてはいけないことですが、森林ファンド、鉱山ファンド、リゾート開発ファンド=怪しい。まぁこの先入観は残念ながら大方当たります。とはいえ、まがい物が多いということはどこかに本物もあるはずで、それを発掘するのも一つの楽しみだと言えるでしょう。

Global Forestry Growth Fundもその先入観から入って、徐々に信頼度が上がってきているファンドの一つでしょう。ただ、自画自賛で見る目が当たったからといって、過信は禁物です。

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ハーベストが数ヶ月という短いファンドとは異なり、このファンドは超長期勝負になります。その分流動性リスクは高まるので、分散投資の一つの手段をして利用するのがいいでしょう。

ですが、最低投資金額はUSD125kと大きくなっています。

まずはオフィシャルサイトをみてながら研究ですね。


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ワンルーム投資用ワンルームマンション物件で新築が池袋に出物あります。市価より1百万円安?程度で。入居者もついてます。もちろん業者の隠し物件でネットを検索してもでてきません。詳しくはメールで。

http://www.themansiongroup.co.uk/images/logo.pngサスペンション、つまり新規・解約一時停止措置を発動しており、流動性リスクが顕在化している、マンション学生寮ファンドからは基準価額(NAV)の発表はできません。しかし、このファンドが上場しているチャネル島株式市場CISXにプレスリリースされた情報によると、10月のNAVはマスターファンドで1.870となっています。7月が1.86、8月が1.88でしたから、パフォーマンスは微減となっています。またファンドサイズはGBP275Mとなっています。8月がGBP282Mでしたから、7月移行に解約申込をした投資家も含めてすべて固定化されています。差額から逆算して推察するとGBP5.3M程度の資金が6月解約申込みによって逃げ切ったと思われます。

イギリス学生寮ファンド業界に異変が生じたのは6月以降です。それまでは正直、誰にもこうなることは予測できませんでした。しかし、少なくともBrandeauxが新規解約停止措置を取った7月以降は購入を見送るのがセオリーです。にもかかわらず、8月、9月にも新規資金の流入があったことは不思議でなりません。マンションが8月に寮を増やすという経営判断に至ったのもきっと流入があったことが後ろ盾となっていたことでしょう。この最後の一つの購入さえなければまだ数ヶ月は停止措置を発動することなく持ちこたえていたかもしれないからです。

読者の皆様からの複数の情報によると、このような事態になるまであたかも右肩上がりの外貨定期預金のようなイメージを植え付けて積極的に媒介していた有象無象が数多くあるとのこと。それで、解約停止措置発動となったら投資家の自己責任と開き直られたらさすがにたまったものではないでしょう。「自己責任」という言葉は投資家が発するセリフであって、金融業者サイドからその言葉が口にでたら「私は三流」と言っているようなものです。

停止措置発動がされると4年、5年の長丁場になります。有象無象に押し込まれた投資家の方(前からの読者ならリスクを承知して購入しているのでこんなはずじゃということにはなってないでしょうが)は、一刻もはやく適正な代理店に移管して、正しい情報を得られる体制を整えたほうがいいでしょう。


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12月20日夜に東京は大井町でミニ勉強会予定してます。定員20名で小じんまりやりたいと思ってます。

http://www.1cornhill.com/images/logo.png東欧や旧ソ連に投資するファンドを探してみたい。と言えばやはりコーンヒルでしょう。何しろスロバキアが本社ですから。チェコに比べて全く?観光資源がないスロバキアの首都、ブラチスラヴァは、意外にもウィーンからは近いですし、ブダペストとの中間に位置しており、レンタカー借りてドナウ川沿いの田舎町の雰囲気を味わいたいならオススメの立ち寄りスポットです。確か、ウィーンとブラチスラヴァの間はドナウの船旅もできたと思います。

その旧東欧諸国からしてもさらに未開の地?である旧ソ連諸国に行ったことある人はめったにいないでしょう。私も旧ソ連時代以来CISエリアには旅行したことがなく、モスクワ以外はバルト三国と白ロシアしかありません。


ま、せめて投資の一部でもロシアや旧ソ連諸国に入れてみたいときは、FMGかこのコーンヒルが運用するWIOF (World Invest Opportunities Funds)のRussia and CIS Performance Fundくらいがいいでしょう。

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もちろん、コーンヒルはファンドを組成しているメーカーであって、エンジンにあたるインベストメントアドバイザーはNETA Capital Croatia d.d.というこれまたマニアックはクロアチアで最大手の運用会社を使っています。NCC全体の預かり資産はUSD683M相当額ということですから、クロアチアも侮れません。ちなみに、念のためこの会社の住所調べてみましたが、本社の前は観光地になっていて私も家族とバックパッカー旅行中に歩いたことがあります。

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当のパフォーマンスは、正直パットしません。ギリシャ危機以降は、東欧すべてがパットしないので、3年で25%ダウンはいたし方ないところでしょう。

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もっとも、陽はまた昇る時のためにしっかり視野にいれておくことがこのブログの記事の目的ですから。ホットなエリアのMENAからはかなり北に逸れてしまいますが、たまにはチェックをしていきましょう。

直接投資可能で最低投資金額はEUR200からですが、オフショア投資家として現実的なラインはUSD10kといったところでしょう。もちろん、各ラップ口座からも購入可能です。

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バンコクでのチャリティゴルフトーナメント、楽しみにしてます。ぜひ皆さん一緒に行きましょう。

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バイオ、ハイテク、チェーンサプライ、フランチャイズにアミューズメントやゴージャス系、そして資源関連株や鉱山関連も広い意味ではテーマ株です。狙いが当たれば株式インデックスより上を行けるわけですから、インデックス系株式ファンドよりもアクティブ系株式ファンドの方がリスク・リターンが高いを言われるように、テーマ株ファンドについてもインデックス系よりは少々ハイリスク・ハイリターンだと考えていいでしょう。

ただし、これはあくまでも一般論です。テーマによってはインデックスよりも動きの鈍いものもありますから、みようによってはリスク・リターンは低いという考え方もできます。

投資の取り組みに関してどの考え方も間違いはありません。が、ここでは、テーマ株ファンドはインデックスよりも少々ハイリスク・ハイリターンだという前提で進めてみましょう。ハイリスク・ハイリターンがゆえに、頭の出たリスクはヘッジしておきたい。そしてリスクを一部ヘッジするためにはオルタナティブ(代替案)を用意しなければなりません。

今日は、テーマ株の花型といういうべきバイオ関連株ファンドに投資している人に向けての代替案です。それは仕組債のRBC Biotechnology Income Noteが適していると考えます。

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仕組債の条件をみてみましょう。

http://www.celgene.co.jp/resource/images/hm_logo_Japan.GIF
通貨 USD, EUR, GBP
期間 2年
クーポン年率 8.5%(四半期ごとの受取) 固定利回り
元本確保 されません
発行体 ロイアルバンクオブカナダ

http://www.biogenidec.co.jp/Files/Templates/Designs/GLOBAL_2011/images/logo_biogenidec.gif
アンダーライイング 
CELGENE CORP (CELG UW Equity)
BIOGEN IDEC INC (BIIB UW Equity)
REGENERON PHARMACEUTICALS (REGN UQ Equity)
GILEAD SCIENCES INC (GILD UQ Equity)

http://www.regeneron.com/img/regeneron.gif
元本償還率 2年後に上記4銘柄の株価のうちひとつでもスタート時より50%以上下落していたらその割合だけ償還
一つも50%以上下落していなければ元本満額償還

http://www.gilead.com/~/media/Images/Site-Logo/footer-logo.png
です。

で、この期間2年でバリアが50%、しかも判定が満期日だけの一回勝負(ヨーロピアンタイプといいます)というのは、実はなかなかの好条件です。条件の悪いものはバリアが70%(つまり3割下落しただけで元本確保条件が解除される)だったり、期間中ワンタッチでノックアウトされるアメリカンタイプのものも多くあり、この仕組債はかなり良心的な条件を呈示してくれていると言っていいでしょう。
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このように漠然と仕組債の条件をみているだけでは、5割割り込むと大変なことになる、ものすごく怖い商品だということになりますが、すでに保有している自身の商品とセットで考えると、ものすごく便利な商品に思えます。

仕組債だけを単品で購入する個人投資家はまずいません。というのもこのような仕組債はあくまでもオルタナティブ(代替案)なのです。オルタナティブである限り、メインの投資があるはずで、そのメインの投資とセットで経済効果を検証するのが筋道というものです。

他にも、株式市場はかなり上昇してきているので、ここから株式や株式ファンドを購入して高値掴みにならないようにしたい。
インデックスファンドだけに投資や一般的な個別銘柄よりバイオ関連株の方が下落局面には強いので、メインはインデックス、オルタナティブは好きなテーマを選んでみたい。
などいろいろなニーズが考えられます。

こういった商品は、四半期ごとにクーポンがはいったり資金手配が煩わしいので、ラップ口座や投資ができるウエルス銀行を経由するのがいいでしょう。また仕組債は基本的に販売手数料はありませんから経済効果を読みやすいと思います。

話は飛びますが、アンダーライイングの4銘柄のウェブサイトをみていると、またメディカル系バイオ系のベンチャー企業にも投資してみたくなりますね。そういえば、最近新たに2社がオープンしているようです。

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4つの勉強会で合計67名の方にご参加いただきました。お忙しい中、私の自慢話におつきあいくださり、ありがとうございます。ただ、いい加減な通訳しているだけの私が言うのもなんですが内容的にはかなり価値があったのではないでしょうか。また柿、ノートパソコン、お菓子、いろいろ差し入れいただきありがとうございました。美味しくいただき、また大切に使わせていただきます。

http://www.vitruvianpartners.com/wp-content/uploads/2013/11/IOMan-0539-rs-150x150.jpg生命保険会社であって、UK居住者でない私達にとっては一括投資、積立投資のラップ口座として有効な商品を持つロイアルロンドン360の親会社であるロイアルロンドングループからプレスリリースがあり、プライベートエクイティであるVitruvian Partnersの支援をうけて、経営陣による自社株式の買収(MBO)の合意があったと伝えられています。

要は、ロイアルロンドン360はロイアルロンドングループの傘の下から独立するということです。

せっかくですから英文の原稿全文をそのまま見てみましょう。

Date: 14 November 2013
Royal London Group announces management-led buyout of Royal London 360°
The Royal London Group (‘RLG’) has entered in to an agreement with funds advised by independent private equity firm Vitruvian Partners (‘Vitruvian’) to support a management-led buyout of Royal London 360° (‘RL360°’ or “the Company”) and its subsidiaries for an undisclosed sum.

RLG is confident that the transfer of ownership will enable RL360° to achieve its strategic vision through a further acceleration of the growth that RL360° has experienced in recent years. The RL360° executive management team, led by Chief Executive David Kneeshaw, will remain unchanged. Following completion, the company will be re-branded “RL360°”.

RL360° will be further strengthened through support from the global reinsurance group Munich Re, as well as an element of long term financing from RLG, and in addition to capital from Vitruvian.

RL360° was established in 2009 through the merger of Scottish Life International and Scottish Provident International. The Company offers a broad range of offshore investment, savings and tax planning products to investors based around the world. The Company has combined industry experience of over 35 years, and manages funds in excess of £2 billion.
There will be no job losses as part of the sale.

http://www.royallondongroup.co.uk/Documents/Logos/royallondonfslogo.gif
ロイアルロンドングループの社長からのコメント
“RLG has been approached on several occasions with proposals for the purchase of RL360° and we had a duty to our members to explore any potential financial benefits from these transactions. None of these previous approaches were capable of being fulfilled. However, the RLG board has concluded that the proposal put forward by the RL360° management team does make compelling financial and strategic sense for all parties.
“It allows the RLG to focus on the development of our core businesses in the UK and Ireland. For RL360° it gives access to additional long-term investment that will allow them to fulfil their ambitions in both the UK and international markets.
“A management-led buyout at this point in the development of RL360° reflects the strength of the mutual model and our ability to take a long-term approach in developing thriving businesses. The time is now right to realise a return on our investment for RLG and its members.”

ロイアルロンドン360の社長からのコメント
“The entire management team at RL360° are extremely excited that RLG has agreed to our proposals for a management-led buyout, backed by Vitruvian. We have built a strong business since we merged in 2009 with clear strategic direction, a compelling product range and a service-driven team on the Isle of Man and around the world to support our customers and distributors.
“We believe this transaction is the first of its type in the offshore life space and it allows us to follow a
long-term plan with the capital stability we require to continue to expand our business internationally and enhance our platform linked approach with the UK.
“We remain fully committed to our existing products, markets, partners and customers. Once the transaction is completed we will move swiftly to realise RL360°’s existing growth plans”.

スポンサーであるヴァーチュビアンからのコメント
“We are delighted to be backing such a strong management team, with considerable assets under administration already, but also a great growth strategy. This is exactly the sort of investment we look for, a scalable services business addressing a global market opportunity.”

です。ではどんな影響が投資家にはあるのでしょうか?

とりあえず、商品設計や既存商品の条件はかわりません。9割まで分別管理されていることも変更ありません。移管も可能です。

まず数ヶ月以内に会社の名前は変わるでしょう。ロイアルロンドングループから独立したのですからロイアルロンドンの名前はもう使えません。ブランド名変更は既定路線です。

http://www.munichre.com/App_Resources/Images/logo.gif
イギリスでも有数の年金保険会社であるロイアルロンドングループからは離脱しますが、かわりにもっとバカでかい、世界でトップの再保険会社であるMunichReのサポートを受けます。ただ、どのようなサポートを受けるのかは具体的には記されていません。今後詳細判明が楽しみです。

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訴訟対策ファンドの勉強会で知った内容は箇条書きにしてメルマガで配信したいと考えてます。多分ブログには出すまでもないでしょう。すでにメールをいただいた方への投資家紹介だけで来週には30億円相当額の応募満額到達で蒸発してしまうと思います。

イメージ 1このブログでもしょっちゅう、メナとかサブサハラとか当たり前に使ってしまっている単語ですが、最近読者になられた方も多いのでおさらいしておきましょう。MENAはMiddle East and North Africaの略で、中近東と北アフリカのことを指しますが、要は産油国ということです。OPECなんていうとまたちょっと微妙に食い違いますし、グローバルに展開している大銀行なんかでも地域担当役員はMENA地域なんて普通にカテゴライズしています。

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一方サハラ砂漠より南側のアフリカ諸国のことをサブサハラと呼び、こちらのリーダー役になっているのはもちろん南アフリカです。それ以外の経済的な主要国としは、原油の産出はあるものの、人口の多さと、地理的にも本当にサハラ砂漠より南側なので、ナイジェリアがカテゴリされています、他にはケニアあたりが有力です。

ところでモーリシャスってアフリカなんでしょうか?それともインドなんでしょうか?モーリシャスに向かう飛行機はファンド会社や監査会社、司法書士の人達と新婚旅行カップルしか乗ってないそうですが、いつかは行ってみたいものです。オフショア会社でも設立してみますかね。

ということで、FMGの10月パフォーマンスランキングをもらいましたので、転載させてもらってます。インド、ロシアの回復が目立ちますが、年初来ベースでみると、やはりMENA、アフリカ(サブサハラだけでなくアフリカ全部のタイプ)、そして別世界からMENAに再び仲間入りを果たそうと復興途上のイラクが並んでいます。

今年は、S&P500は言わずもがなとすると、フロンティアが当たり年、その牽引役はMENAとサブサハラだったということになります。もっとも、フロンティアといってもこのMENA、とサブサハラを除けば、あとはモンゴル、ラオスなどアジア株がちょっと、中南米がちょっとだけしかないので、フロンティアといえば殆どアフリカ、中近東のことと言っても誤差範囲内になってしまっています。

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FMG FundのMENAはその運用の歴史が長く(といってもリーマンショック前からやっていれば長い方)、で、そのリーマンショックやドバイショックで良い所なしの年が多かったこともあり、ようやく本当に日の目を見たような形になっています。天候的にはドバイはいつも晴れなんですけどね。

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左図は国別ポートフォリオですが、個人投資家的な考えていくとUAE、つまりドバイは一番投資対象に恵まれていそうなイメージがありますが、このファンドではサウジアラビアが44%も占めていてトップです。そして、ドバイ+アブダビを足してUAEが16%ですが、カタールは単体で14%もあります。

観光地化が進んでいるからといってそこが経済の中心であるとは限らないのかもしれませんね。WIOFのはパキスタンファンドもありますし、ままだまだ中近東に関しては勉強していかなければならないと感じています。

ファンドサイズがどうなっているのか聞きそびれました。今度までには聞いておきます。
直接投資は可能で、基本的に販売手数料は前払い5%。本人確認書類のコピー認証は不要、住所確認書類は英文ならコピーで可です。各ラップ口座経由で購入可能で、乗換にかかわるファンド購入手数料は全免または1%になるケースが殆どです。

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今日はPHS忘れて新幹線のってしまいました。勉強会ご参加の方、直接電話連絡つきません。スミマセン。急用の場合、最終案内メールに記載してある会場か他の投資家仲間へ電話してください。
イー・モバイルはあるので、メールは時々通じます。

イメージ 1あのギネス家の資産管理を行うファンドとして生まれたイーバーのファクト・シートにギネスさんの生サインをもらってゴキゲンな私がですが、ただギネスさんといっても末裔は星の数ほどいらっしゃるのでどのギネスさんかはわかったフリしてわかってません。向こうさんもなんでこんな奴ににサインしてしもたんやろ~って悔やんでるかもしれませんね。でもその横でパフォーマンスは年初来9.55%上昇しており、しっかり上げてきています。

イメージ 2ただ、上昇しているといっても株式一辺倒でとにかく上がった、というわけではありません。あくまでも名家の資産管理ファンドですから、株式だけでなく、国際社債、絶対利益追求型のヘッジファンド、ゴールド等の貴金属、コモディティにデリバティブも入っています。

それにしても、半年ぶりくらいに信号機みたらすっかり赤信号がなくなってました。

とにかく、このファンドに入れておけば運用は完結、というスタイルです。





直接投資は可能で最低投資金額はGBP1kから。1k投資しても仕方ないので、実際は10kくらいからになるでしょう。本人確認書類はコピー認証、住所確認書類は英文残高証明書が必要です。












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訴訟対策ファンドの新シリーズは、もうまもなく満額到達します。しかし仮予約分の枠が取られることはありませんから、仮予約していない既存投資家、そして新規投資家だけが急ぎます。仮予約した既存投資家はスケジュール通りですから慌てずしっかり用意しましょう。って私自身にも言い聞かせてるようなものです。


2ヶ月も喧嘩したあげくの結局、ロイアルロンドンPIMS経由は、ラップ口座であっても各投資家の最低投資金額がEUR50k以上(今の相場ならUSD65k以上)ないとスイッチングを受け付けないとなりました。USD65k未満で申し込んでいた投資家仲間は全員却下で現金口座に戻されてしまいました。せっかく準備したその資金は腹たち紛れにプリズムに行ってしまいました。

しかし、ノンバンク系ファンドを門前払いにする荒唐無稽な審査体系をもつフレンズプロビデントリザーブはUSD10kから受けてくれ、その実績は着々と積み上がっています。ヒルトップに関しては、フレンズプロビデント万歳で、まぁラップ口座も一長一短ということです。ちなみに、ロイアルスカンディアも行けるそうです。

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そんなこんなでオペレーション的にゴタゴタしていたヒルトップですが、預かり資産(ファンドサイズ)もUSD10Mを越えてきて、お約束通りパフォーマンスにターボがかかってきています。もっとも彼らの理想とするところはUSD500Mなので、まだスタートしたばかり、これからのファンドです。

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株式インデックスであるMSCIとの相関係数もゼロに近づき、ファンド・マネジャーにとって理想的な運用になっていますので、このまま実績を積み上げていってくれればと応援してます。

ところで、ヒルトップはややこしい表現をするとファンド・オブ・ファンズ・オブ・ヘッジファンズとなっており、その投資先のファンド・オブ・ヘッジファンズは絶対利益追求型ファンド十数個に限定しています。個別具体的な投資先ファンド名はその名前ののれんと借りることになってしまうだけでなくそれ自体がノウハウなので明記できませんが、ファクト・シートには略号で記載がされています。また、そのファンドの投資戦略も概略が記載されています。その中でも最近目だつのはVolatility arbitrageという戦略でしょう。ヒルトップも8.6%をこの戦略のファンドへ投資しています。

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なぜか日本ではエーデルワイスが流行っているので、最近はボラの売買も知られてきてはいますが、ヒルトップがボラティリティ売買系を使う理由は、「過去のパフォーマンスが右肩上がりだから」ではありません。

過去の記事で説明しましたが、株価の推移から見てボラティリティとは一回微分した関係にあります。
そう、つまり、ボラティリティ系のファンドを使うだけで、ヒルトップの目指す株式インデックスとの相関性低減が実現できるのです。

このようにオルタナティブ(代替案)とはあくまでも株式投資を行なっている人の代替案であって、右肩上がりだからという理由で買うものではありません。

ヒルトップの実践している手法こそが、オルタナティブ投資商品の正しい使い方です。個人投資家も学ぶべき点が多いことでしょう。

直接投資は可能で最低投資金額がEUR50k相当額のUSDかGBP建て。本人確認書類にコピー認証必要で、住所確認書類は英文残高証明書原本が必要です。ラップ口座経由ならFPIリザーブがUSD10kから受付実績多数です。

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求人情報-前の勤務先の元同僚からチームメンバーが一人欲しいとのことで、金融IT系のビジネスコンサルタント募集してます。勤務先は世界中、つまりクライアントのITセンターを渡り歩くホテルが住まいになる勤務体系です。独身者やいろんな国の住人になりたい人に向いてます。基本給は応相談ですが、ずっと出張なので、ホテルと食事、クリーニング代はついてます。

イメージ 1まさか一般個人投資家がオフショアでWinton Futures Fundを未だに直接保有しているケースももう殆どないとは思いますが、CTAとしてウイントンのステイタスは高いので、投資の選択肢(といっても分散投資の中ではあくまでも代替案としての脇役)としてとっておきたいプログラムではあります。

そんな時に、役に立つのが、個人投資家向けのいわばフィーダーファンド屋さんです。有名ブランド、カリスマ・ファンド・マネジャーのファンドを小口化してしかも乗換可能にするのが、Belmont Investmentのようなフィーダーファンド屋さんの仕事です。しかもBelmont 各ファンドにラップ口座からも投資できるわけで、煩わしい事務処理もすべて省きながら米系のファンドに投資することができるという寸法です。

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ファンドの中身やパフォーマンスについては、あれこれ書きません。何しろウイントンのフィーダーですから、ウイントン本体よりも少々下にでながらパラレルに動いているだけです。

要はUSD10kから購入できて、ミレニアムやポールソンにも乗換可能というところに価値を見いだせるかどうかが投資判断の基準になるでしょう。ウイントン信奉者よりも脇役としてウイントンのファンド会社としての機能は不要(というよい向こうから門前払いですけど)で、CTAとしてプログラムだけ使っておけばいい、くらいのスタンスの投資家に向いてます。

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日曜日の名古屋名駅勉強会参加予定の方へ。どなたか名駅地下街のチケット屋で近鉄特急の回数券買って、駅の改札で指定券とっておいていただけませんでしょうか?17日12時30分発の特急(これはアーバンライナーでなく一般の特急です)スタンダード、難波まで、大人片道1枚です。これを取っておいていただけると当日めちゃ助かります。建て替えもお願いします。

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商社ビジネスファンドのKijani Commodity Fundは、今年の2月以降、ゴールドのバイヤーだけでなく、コメなどの穀物まで取り扱いの品目を増やし、まさに総合コモディティ商社ビジネスに進化しています。ファクト・シートをみても今までゴールドやブラチナのイメージ写真だけを使っていたものが、上図のようにソフトからハードまであらゆるものを取り扱いの対象としていることを匂わせています。

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1年前にキジャニは早い者勝ちファンドだとしていましたが、まさにその通りでファンドサイズはUSD80M近くまできています。が、ファンド・マネジャー曰くUSD100Mまではまだまだネタがあるとのコメントをもらっていますので、このペースでいけば、あと1年は元気が続くと思われます。その後はまたファンド・マネジャーに突撃質問攻めにして、次はどんな分野の品目を取り扱うのか本音を聞き出していきたいと思います。いつかガーナの営業拠点になっているオフィスなんかにも訪問してみたいですよね。

http://kijanifund.com/images/kijani_logo.png
最低投資金額はUSD10kからで直接投資で販売手数料は前払い方式のみの5%。本人確認書類としてコピー認証のあるパスポートのコピーと住所確認書類として銀行の住所入り英文残高証明書原本が必要になります。フレンズプロビデント、ロイアルロンドン360とも取引可能。そして毎営業日売買注文を受けてくれますので、解約依頼書をだしたら1週間で返金されます。ビジネス系ファンドながら意外と足の早い取引が可能です。

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フレンズプロビデントの移管相談をおうけした投資家仲間の方から目黒地蔵通り御門屋の揚げまんじゅうをいただきました。品川区民がとなり町の目黒区に行くのは、都立大学駅前に保有している収益物件の入居者交代の時か、不動産の競売入札くらいでしょう。まさか裁判所に行くだけでお土産買うこともありませんでしたので、非常に新鮮でした。それにしてもこれ美味しいですよ。なるほど東京駅でも売っているわけです。

http://m.c.lnkd.licdn.com/media/p/2/000/121/22f/2e3895e.pngこれだけ調査しつくしていても、フレンズプロビデント、ロイアルロンドン360、ハンサード、ロイアルスカンディア、ジェネラリ、チューリッヒ、アビバその他ラップ口座の言うことはサッパリわかりません。もっとも、オフショアファンドをノミニーで代行して購入したり、売却したりするのは事務手続も大変(その分高い手数料は払ってますが)なので、多少の朝令暮改があったり、多少の事務ミスがあっても基本的には許してやらなければなりません。そもそも外国の金融機関の事務水準は日本のそれとは比較になりません。もちろん、比較にならないくらい低いという意味です。ですから日本の常識を押し付けるのではなく、投資家の方からしっかりと手順を提案・指導したり、ファンド会社にここは聞いてみろと逆に担当者を紹介したり、どっちが客がわからんくらいの手取り足取りが必要なのです。

決して頭ごなしはいけません。やんわりと複数回にわけで催促と指導を繰り返して教育しながら水準を上げさせます。なんで客がそんなこと、と思った時点で、日本文化の押し付けになります。お客様は神様だと思っているのは世界で唯一日本人だけなのですから。とにかく対等なビジネスパートナーとして我慢強く接することが肝要です。

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例えば、今日の記事になっているノンバンク融資ビジネスファンドのTCAも大過なく過ごしており、まま、期待通りのパフォーマンスになっていますから、投資したいところです。しかし最低投資金額はもともと機関投資家向けに設計されたUSD100kですから、オルタナティブ(代替案)投資としてはハードルが高めです。

こんなとき、最低投資金額のハードルを下げる手段として有効なのが、ラップ口座を経由させることですが、フレンズプロビデントリザーブは、このようなファイナンスファンドは一律門前払いという奇想天外な審査をしており購入ができません。次にロイアルロンドン360PIMSですが、TCA自体は立派なファンドだが、ラップ口座経由の最低投資金額は各投資家ごとにそのファンドの最低投資金額を満たさないとダメ、と言ってくる始末です。

私達投資家にしてみたら、完全に分別管理されているのはMomentumだけで、他の保険会社系ラップ口座は9割程度しか分別管理になっておらず、そのクレジットリスクは承知した上で、口座を開設して送金しているわけですから、ノミニーにする際の他の投資家との資金の混蔵はリスクにはなりません。私達の望むことはラップ口座会社のお金とはハッキリ分けて管理してもらうということで、なんのリスクもない他投資家資金との混蔵は全く気にしていません。

そもそも、ファンドに投資した時点で、全ての資金が管理会社や信託会社による混蔵ですからね。
まぁロイアルロンドン360に対する愚痴はこのへんにして、それをTCAサイドに伝えると、今度はTCAのディストリビュータからはそんなはずはないUSD10kからしっかり受け入れている。と返事がきました。

どっちの言うことが正しいねん?って感じですが、これを決着させるには、実際にスイッチングの依頼書を書いて送り付けるということしかありません。RL360経由、FPI経由のどちらもTCAに関しては数ヶ月前にすでにハネられてますが、FPIは無理としてもRL360に関してはそれでもしつこく出し直すということが大事です。で案の定ラップ口座からハネられたら、そのメールをディストリビュータに転送してやるのです。そうすることによって、ファンド会社とラップ口座会社が正面から喧嘩できるようになるので、両者土俵入りのあとは高みの見物というわけです。
ま、投資家としてはいつでもファンド会社が勝ってくれることを望んでます。ラップ口座に対しては「高い手数料払ったんだから後はしっかり働け」が本音ですが、あくまでもビジネスパートナーとしてアプリシエイト(敬意を払うという意味)ですわ。

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勉強会は予約の関係があるので、そろそろ打ち切ります(渋谷は満席御礼で打ち切り済です)。明日までにご連絡ください。

http://www.ascentainternational.com/templates/rt_syndicate/images/logo/dark/logo.pngこのファンドの調査記事は約一年ぶりになりますが、なにせ、ゴールドをはじめとするプレシャスメタルつまりシルバーやプラチナ、そしてパラジウムなどの貴金属関連のETFに投資しているが故、そのパフォーマンスはかなり辛いものがあります。

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もっとも、すでにプラチナ鉱山は掘れば掘るほど赤字というレベルにまで価格は低下していますし、金鉱山でも1,250ドルが限界だと言われています。そろそろ仕込み時というはわかっちゃいるけど~なかなか実行に移せないものですよね。

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Ascenta Asset Mgmt Ltdとファンドの籍はモーリシャスですが、運用担当者はカナダのHaywood Securiesという証券会社です。

最低投資金額はUSD10kから直接投資も可能ですが、毎営業日ベースで売買注文を出すことができますので、短期的な視野で売買するという目的においてはフレンズプロビデント、ロイアルロンドン360、ハンサードなどのラップ口座経由が簡単でしょう。
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なにせ、投資先が貴金属関連ETFなわけですから、他で記事にしているような中長期的視野で見るファンドよりも、少々短い投資期間で検討していくことになってもいいファンドだと思います。





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パジェロミニの車検も春の木レーシングさんに依頼しましたが、そりゃもう完璧ですわ。しかもディーラーよりも費用は格安、サービスは格段。横浜から東京にバイク、クルマをお持ちの方はぜひお試しあれ。

ファンドの体をなしていないTNK、でも彼らは決して存在するリスクを隠したりはしません。金融取引業者として活動はしていませんが、その分活動内容を積極的ディスクローズしてくれます。こと日本人は、なんだかんだでブランド好きですから、金融業界でなくても、個人事業主より法人のほうが、零細企業より大手企業の方、無名より有名が、そして一般事業者より、助言代理業や運用業の登録があるほうを信じてしまいます。はい、私も2009年までそうでした、大手企業、一流企業に在籍していることが社会的なステイタスだけでなく人間性すら高いと思うほどの信奉者だったかもしれません。

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それが故が、TNKのようなゼロから、しかも途中で(ホントに)死にかけても諦めず這い上がろうと努力している人たちを見ると、どうしても何か感じるものがあり、クレジットリスク満開でも投資してしまいたくなります。実際に私は連中と会って目を見てから投資しています。ですから皆さんも投資しましょうとは決して言いません。が、毎月の調査報告だけは続けていこうと思います。

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TNKが一発出世するかどうかは、私の眼力が正しかったのか、だたのノリだったのかをも占っているからです。

なんて、そんな大層な話でもありまえんが、常にリスクの検証から入る、投資は常に自分事と考える、投資した日が本当のスタート、放置はよくない、臨場感が経験を生む、などといつもブログでしつこく書いているエッセンスがTNKには凝縮しているような気がしてならないのです。

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もちろん、彼らから聞かされるビジネスブランは絵空事ではありません。私が聞いても納得できるものばかりです。そのために、私も代々木公園横のブルガリア大使館の領事さんにも聞き込みにも行ってます。

このFX一任勘定は、大してパフォーマンスはいりませんから、このままコンサバで。そしてビジネスプランは大胆にジャンプアップしてもらうように私も応援したいと考えてます。

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訴訟対策ファンド、既存投資家向けシリーズAR3の仮予約は明日の朝9時までです。これ以降、既存投資家向けの優遇措置を受けられなくなる可能性が徐々に高まります。今夜忘れずに登録しておてくださいね。


今回はイギリスの金融業界全般について勉強します。

http://www.1by1arrive.com/img/02/02.jpg
この勉強会では、派手に宣伝しているセミナーに出席してみたら怪しい勧誘だった、というガッカリな経験の真逆を狙ってます。な

名古屋 名駅
日時 11月17日(日曜日)10時から12時まで
場所 JR名古屋駅太閤口から2分
定員 20名(残り席4席 飲み物用意します)
会費 一般5千円(私と気が合えば1千円(業者さん5万円)




勉強会自体は全て英語です。勉強会資料も難しい法律&金融英語です。電子辞書くらいあると便利です。

ちなみに、この時期は大宮も東京も名古屋もホテルがいっぱいで、話し手にはワイルドカードとして蕨に前後2泊、そしてなんと土曜日は三河安城に1泊を用意しました。つまり品川から三河安城までは「こだま」ってことです。はるばる来てもらってムゴい仕打ちですが、その夜に関空発らしいので三宮で快く見送ってあげましょう。

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23日も七五三で京都へ帰省です。毎週の関西往復はお財布に痛いわ。

イメージ 1フロンティア国株式市場の堅調さを反映して、アルキティアフリカファンドも年初来10.7%アップと好調です。このファンドが上昇していると、近い将来ナイジェリアをこの目で見てきたいという気にさせられます。このファンドを追いかけてもう3年近く(そもそもファンド運用開始が2010年7月から)になりますが、気がつけばファンドサイズもUSD53.9Mにまで成長、そしていつの間にかモーニングスターも三ツ星のランキングが付いています。

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きっと本人らは誇らしげにしていることでしょう。モーニングスターはパフォーマンスありきでレーティングしたりしませんから、その投資戦略や建付けの健全性、そしてファンドの収益を成功報酬の他に、アフリカ社会貢献に回すという方針も少なからず支援要因となっているはずですから、初志貫徹というか信念が認められたことになります。

昔は苦労して直接投資するしかなかったこのファンド。今ではMomentumのリストにもありますし、ハンサードはミラーファンドリストにも組み込んでいます。しかも毎営業日売買注文がだせるので流動性は高いです。

http://www.alquity.com/wp-content/themes/alquity/images/logo.png
今でもUSD10kから直接投資はいけるとは思いますが、ルクセンブルク籍なので、やるだけやってみてになりますね

こういうファンドを見た時が、ああ、フレンズプロビデントやロイアルロンドン360もいいけどハンサードアスパイアで良かったなと思う瞬間でしょう。逆に、そう思える感覚がないと、オフショア投資してても意味がありません。

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ハンサードアスパイアでもなんでもそうですが、移管して自己管理ができるようになったら、無料で(常識的な範囲で)何回でもスイッチができるわけです。せっかくなら、しょうむない一任勘定なんかせず、自身の判断でこのようなファンドを組み込んでいけば、とたんに親近感がわき、そして機械的な毎月の積立の中にも夢を持てることになるでしょう。

金融商品というのはパフォーマンスだけ見てもその本質は見えてきません。まず第一にリスクについて調査するのは、このブログの読者様にはもう言うまでもないでしょう。そして過去のパフォーマンスなんかよりも、内在するリスクを先に感じるという経験を積んできたら、次のステップとしてそのファンドを作って運用している人の目指すものを聞き取ります。オフショア投資においても「意気に感じる」とか「シンパシー」いうのは投資判断において重要な要素です。

訴訟対策ファンドしかり、キジャニしかりでメーカーの人たちの気概を感じたら投資する。これはモノ作りニッポンが得意とする判断手法でもあり、私は、私達日本人はこのセンスを活かしてファンド選択を進めていくとよい結果を得られるのではないかと考えています。

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大阪個別相談会でたまたまおふたりから別々に差し入れいただいたクッキー、賞味させていただきました。美味しいですよ。ありがとうございます。子供らもハコを開けるまでは手をつけませんが、封を切ったら数分でなくなります。しかし、「最後の一つを食ったヤツがその方にお礼状を書く」というルールにしておけば、最後の一つは絶対になくなりません。で、お礼状はこの記事で、って親が一番ズボラですみません。

無料で、かつ個人が勝手に書き綴っている怪しげなブログとはいえ、どうせ書くなら比類なき海外金融商品情報をという思いがあります。ですから取り上げるオフショアファンドも、どうしても一捻り二捻りしたユニークなものが優先してしまいます。その代わりに、ブラックロックやフィデリティなど超一流、有名すぎて、しかも日本でもオンショアで購入できるファンドをラインナップしている会社はブログの記事からも敬遠してしまいがちになります。というのも書いても誰でも知っていること、ネットで調べればすぐわかることすぎて、そんなことをいちいち記事にしてたら、コピペして媒介を誘引しているような有象無象&ヒューマン・ネットワークな人達と同レベルまで下がってしまうのではないかという不安を抱えてしまうからです。怪しげな個人ブログなのにプライド気にするなって話ですけどね。

が、もう少し基本に立ち返える必要もありそうです。そもそも、このブログは海外投資マニアのためのものではありません。「備えあれば憂いなし」という志があれば誰でも(日本語なので主に日本人でしょうけど)読んで、参考になり、そして気が合えばメールでも電話でもいただいて投資家仲間になってもらえればいいという趣旨で書いています。今は、海外投資なんて偏屈者がするものという考え方が一般的ですし、日経平均も上昇していれば海外に目を向ける必要なんてありません。が、投資経験、ましてや言葉の壁、地理的な壁のあるオフショア投資は一朝一夕にマスターできるものではありません。今のうちから少しづつでも備えておこういう気持ちのある方、全員がこのブログの読者層であるべきです。

なお、私は、決して亡国論者ではありませんが、私財を投げ打ってまで財政に協力するほどの愛国心はありません。そのための「備え」でえた知識や経験談がこのブログの記事になっています。

そのように先見の明がありまた志は高いけど、オフショア投資なんで取り付く島がねぇという方向けに、今日は小ネタで斬り込みます。

ブラックロックには金融業界の常識は一般の非常識という問題が内在しています。それはそのブランド名にあります。

金融関係の仕事についていたならば、ブラックロックというのがメリルリンチの別名ブランドだということは常識です。日本橋にあるメリルリンチ日本支社を訪問すると、メリルリンチもブラックロックも入り口は同じフロアにありますから、出入りしているシステム下請け業者でも、学生さんの就職活動でも、誰でも気が付きます。が、業界が違えば、そんな些細なことを知っていても投資家個人には一銭の得にもなりませんし、知らなくても決して恥ずかしいことではありません。むしろ知らない人が多いということは、証券会社と運用会社は系列主義ではなく独立しているんですよということをアピールしたくて名前を変えた、その戦略が当たっていることになりますから、ブラックロックとしてもメリルリンチの後光なしに信頼されてそれは嬉しいことでしょう。

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なるほど、ブラックロックという名は聞いたことなかったけど超一流で投資することに何の抵抗もない(クレジットリスクは無限小ということ)ことがわかりました。

では早速、オフィシャルサイトでファンド情報を、と言いたいところですが、ここでまた壁がでてきます。ブラックロックやフィデリティ、JPモルガン等のように、オンショア、つまり日本の証券会社や銀行の窓販で購入することができるファンド会社は当然ながら日本語で日本支社あるいは日本現法のオフィシャルサイトがあり、ここで得られる情報は当然オンショアのものばかりです。

いくらブラックロックが超一流であってもオンショアで投資していたのでは、来るべきの備えになりません。私にとっては投資対象がオンショアで販売している運用会社かどうかは関係がありません。オンショアで販売していようが、日本に進出していなかろうが、オフショアで投資対象としてしっかりしていればいいのです。

そこで、どうしても日本のサイトではなく、海外のサイトにアクセスする必要があります。ブラックロックの場合、香港のサイトなら手軽にファンド情報を得ることができるでしょう。ただし、情報を取りたいだけで、香港で購入しろという意味ではありません。

こういったファンドは直接投資しようとしても無理です。直接投資だと住所確認書類で本邦居住者であることを申告しなければなりませんので、ここで日本の投資家は日本で買ってねと謝絶されるのが関の山です。

そこでロイアルロンドン360や、ハンサード、フレンズプロビデント、Momentumなどのラップ口座を使って購入することになります。ラップ口座経由にすると、ラップ口座会社名義でファンドを購入しますから、ファンド会社はその正体が本邦居住者であるかナニジンであるかもわかりません。あくまでも機関投資家どうしの契約になります。こうすることによってブラックロックだけでなくMANなども簡単に購入することができるようになります。

このようにラップ口座名義を使うことをノミニーと言います。これから直接投資の門戸はますます狭いものになります。こういったラップ口座の手数料は高いと思いがちですが、早晩、手数料以上に価値を見出すことができるよう(というより思い知らされること)になるでしょう。

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そういえば、題名のBlackRock Global Allocation Fundの調査をしてませんでした。ただ、調査すると言っても相手はファンドサイズUSD16.407Bもある超大型グローバルバランス型ファンドで、もはやこれの良し悪しを語るというよりも、このファンド自体がベンチマークとして存在するくらいのものです。ラップ口座の中で運用するなら、現金で遊ばせておくのはもったいない、でも他に気に入ったファンドがない、などという時に、こういった普遍的ともいえるファンドに投資しておくのがいいでしょう。投資をしていく上で考え方のコアになる部分を形成するのが、こういったファンドの役割です。

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訴訟対策ファンド各シリーズ既存投資家には郵便で新シリーズの目論見書が郵送で届いているかもしれません。これは、今回のシリーズAR3は既存投資家に対し優遇措置があるので、後からその制度を知りませんでした、ということがないようにとの措置です。
もっともブログの投資家仲間の場合、メルマガで先に情報交換はしていますので、問題ないのでしょうが、有象無象が売りっぱなしで放置しているケースが多いため、わざわざ郵送までしているようです。

イメージ 1ロンドンのキングス・クロス駅前に本社を構えるKestrel Partners LLPはユーロスターを降りたら3分で訪問できそうです。GBP58.5Mという中小型のファンドサイズですが、グローバル上場株式はもちろん、劣後債や仕組債、オプションやスワップを絡ませたデリバティブ取引をおこなってワンストップ分散投資ファンドを構築するには十分な資金量でしょう。

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Kestrel Global Portfolioのパフォーマンスチャートは最低投資金額がGBP5M以上というほんまモンの機関投資家向けIクラスのもので、この信託報酬が年率1.65%ですから、私達が購入できる最低投資金額GBP10kのAクラスの信託報酬が2.40%であることから見た目よりも1%くらい下がるとイメージしてください。それでも年初来9%近く上昇してますから、大したものです。

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こうなってくると、もはやカストレルだけの問題ではありませんが、本質的に日本からの個人投資家がいつも悩むのは、良さそうなファンドなのはわかるけど、購入のキッカケがないということです。

最近ならプリズムのようにビジネス系ファンドにはその商売に共感を覚えたりしますから、私も思わず飛び付いてしまいました。また、商品性というよりその形態が募集期間限定型だったりするとある意味背中を押してくれるものがあります。それはそれで正しい判断です。別に有象無象に煽られているわけでなく、実際にリスクとリターンの兼ね合いはしっかり吟味しているわけですから。

しかし、カストレルしかり、イーバーしかり、オープンエンド型のワンストップ分散投資型ファンドには買うキッカケもなく誰も背中を押してくれないため、気がついたらこの手のファンドは自身のポートフォリオに何も入ってなかったということになりがちです。こういったワンストップファンドを記事にしているのは、いつでも買えるから後回しになっているような投資対象にも常にウオッチだけはしておき、然るべき時にはしっかり判断できる力を身につけておきましょう。というのがブログの趣旨です。

直接投資できると思いますし、各ラップ口座からもいけるでしょう。流動性リスク極小(非上場株式にも一部投資するのでゼロではないが、気にするほどでもないという意味)ですし毎営業日取引できるところも入りやすワンストップファンドだと思います。

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最近、ブログの背景をまめまめしく替わっているのはこれは自動か?とい質問をいただきました。非常によい質問ありがとうございます。まず、私がいちいちそんなところの世話をするとは思えんだろという読みが前提になっているでしょうから。が、答えは手動でまめまめしく替えているのが正解です。カラーコーディネーター1級商品色彩も持っていますので、本当は自分で色合いも決めたいくらいなんです。

訴訟対策ファンドのような日本でも私が最初に見つけてきたファンドもあれば、日本で無名、海外で超有名なファンドも調査していくのがこのブログの役目です。もっとも、一流どころはオフィシャルサイトも充実しており、それを私が解説しても受け売りになるだけなので、こういった有力ファンドは忘れた頃に思い出す程度にしています。とはいえ1200を越えるブログの記事にもまだまだ一流どころで記事にしてなかったものも多いですから、これもコツコツと積み上げて行きたいと思います。もちろん、いくら有名一流でもオフショアで投資できるファンドを用意していなければ記事になりませんので、為念で。さて、今日はロンドンで75年間運用が続く老舗ファンド会社Henderson Global Investorsをとりあげてみましょう。総預かり資産もGBP70.8Bでファンド数も正確に数えてませんが100はあり、その中にはモーニングスター四つ星もゴロゴロありますので、これは相当なものです。

この会社はファンドリストをパフォーマンス順に並べ替えたりできませんので、1年で一番上った、下がったというアプローチからファンドチョイスができませんでした。そこで、今日はハンサードアスパイアのミラーファンドリストから、かつモーニングスター四つ星からのピックアップです。
話は飛びますが、フレンズプロビデントやロイアルロンドン360など積立型投資のミラーファンドリストは時々目を通しますが、ハンサードのリストは飛び抜けて秀逸です。スタンダードライフ香港とは比べ物になりません。おしなべてブランド名だけが違うけどセクターが同じなんていうのが並んでいるものと異なり、ハンサードだけは、VAMドライハウスのような、えらく気の利いた、一捻り二捻りファンドをガンガン導入しています。ハンサードアスパイアは手数料が高いですが、その分の良い仕事はしているということです。

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1991年から運用が続く会社型オープンエンド型投資信託のHenderson Global Care Growth Fundは、その名前の通り、いわゆるテーマファンドです。ぱっと見、この題名からはヘルスケアとか介護系の銘柄に投資するのかと思ってしまいます。という先入観で、ファクトシートを見てみると、 Investment will only be made in those companies whose products and practices are considered by the ACD (Authorised Corporate Director) to enhance the environment and life of the community.と書いてあります。

う~ん、これは悩ましいです。なんのことだかサッパリわかりません。経営陣がはっきりと環境を考えたり社会貢献していると宣言している会社なら投資対象になるのでしょうか。しかも大口投資先第6位にはSumitomo Mitsui Financial Groupがランキングされています。SMBCもいろいろ社会貢献はされているのでしょうけど、そのどこが気に入ったのかはファクトシートには明記されていませんので、その銘柄選定が非常にきになるファンドです。

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このファンドサイズはGBP294.55Mもあり、これはファクトシートからは読み取れない隠れた魅力があるのかもしれませんね。

直接投資はルートわかりませんが、有名銘柄ですから各ラップ口座すべてで購入できると思います。

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勉強会名簿を作成しているのですが、この私が2枚のA3の紙を印刷するのに40分もかかってしまいました。せっかく買ったブラザーMFC-J6710CDW。A4原稿をA3に拡大印刷したかったのですが、この設定が究極に難しい。15分かけた設定できたとおもたら黒インクのクリーニングが必要で、このクリーニングをさせるボタンを探すのに15分。トレイの設定をしなおすのに10分でした。手書きのほうが早かったかしら。

http://www.themansiongroup.co.uk/images/logo.pngイギリス学生寮ファンドのうち、マンションスチューデントアコモーディションファンドはGBP10kから直接投資できること、ディストリビューターを複数社使って競わせ、リスク説明も不誠実なまま、投資家の自己責任などと開き直るような有象無象の極みにまで一次代理店資格を与えて販売の媒介をさせていたことから、イギリス学生寮ファンド業界に異変が生じた後も、なぜか資金流入が続き、その後の大口の解約で一発停止措置発動となってしまっています。アクセスが落ち着いたみたいでオフィシャルサイトは復活しています。

6月中に解約申込を受理されている投資家は67日間の解約期間のあと、送金等手続き期間を経て資金が返還されますが、なんとこ67日(マスターファンドは66日)間の解約期間は、解約したことにならず、解約申し込みを受理された投資家も67日経過しないとこの措置に捕まっていることが判明しました。つまり7月以降に解約申し込みをした投資家はすべて資金が返還されないことになります。これは昨日はじめて判明した情報です。これの情報を後出ししてきた点、7月中にも解約を受理しておきながら後からサスペンションに引っ掛けるのは汚いやり方です。

http://www.dartmoorcapital.com/wp-content/uploads/2011/07/Danesgate-House-Lincoln-320x195.jpg
Mansionはこの8月にもDanesgate House, Grantham Street, LincolnにGBP14Mで200ベッドの寮を仕入れています。有象無象経由で流入した資金を使って、まさに直前まで攻めまくっていたわけです。逆に7月解約申込をすでに受理されていた投資家にとってはこの話は複雑な気分にさせられます。タレレバはいけませんが、こいつを契約してなかったら、もうひと月停止措置発動が遅れたわけですから。
こんな小汚いビルに20億円もだしあがってと、激しいヤジが飛んでもこの環境下ですから仕方ないです。

ともかく、本業の空室率は10%近くとBrandeauxよりも5%程度高いところが難点ですが、それでも本業さえ継続してくれればあとは忍耐力勝負です。Mansionに関してはEEAが最も有効なケーススタディになりますが、少なくとも4,5年は覚悟することになるでしょう。

今のところ、MansionにAxiomやLMIMのような経営上の問題は見つかっていませんので、EEAと同じようなプロセスをたどることになるでしょう。もっともEEAは保険証券への投資ですが、Mansionはビジネスを行っていますので、キャッシュ・フローの観念が全くことなります。その違いを前提にこれから検証、調査していくつもりです。

なお、今は、有象無象から購入した投資家が未だにこのような非常に大事なニュースを知らされてもいないという読者の方がいらっしゃるというので、今はブログでも記事にしていますが、今後の情報は徐々にブログからメルマガ、そして実投資家の方のみのメールへと限定していきます。

情報はタダではない。その黄金律は日本人もそろそろ気がついていることでしょう。しかし、それは「良い情報は有料」といういう意味だけではありません。このブログでは有料無料というモノサシと全く別の次元から「タダはない情報」の提供するかしないかの線引を実践しています。

実名で真摯にメールをいただいき、電話で相談していただいた方、こんな怪しげな個人ブログでもその文面からこれは信頼できると判断をいただいた方、年齢性別関係なく真の意味で友人になれた方、つまりしっかりした人間関係を構築できた方だけが得られるという、「信頼がタダではない情報」の収集に邁進しています。オフショアファンドの情報ブログには業者紹介を誘引したり、ヒューマン・ネットワークだったりるものばかりですが、このブログが全く違う切り口からアプローチしているということをご理解いただくのはかなり難しいと思います。何しろ、こんな観念で書いているブログは他にはないでしょうから、認知されるには相当な時間がかかるでしょう(実はこの観念にちなんだブログ題名が5年でスタートしたのにはや約2年までカウントダウンされてきていて少々焦ってます、ところで「約」とつけるだけで1年近く延ばせることに気が付きました?)。

この観念を早々に認知・信頼いただいている投資家仲間のみなさん、これからも温かいご支援と勉強会や個別相談会での差し入れ宜しくお願いします。

http://www.dartmoorcapital.com/wp-content/themes/dartmoorcapital/images/dartmoor_logo.gif
以下、本題のMansionに対するよくある質問と答えです。



  1. When will you produce the next valuation?
    Following a full review of the independent valuations of the assets within MansionStudent Accommodation Fund (“MSAF”) provided by two of the panel of threevaluers, DTZ Debenham Tie Leung Ltd and Knight Frank LLP dated 30thSeptember 2013, the Fund Manager is in the process of releasing an ‘IndicativeNAV’ on CISX concurrently. It is the intention of the Fund Manager to publish‘Indicative NAVs’ on a monthly basis going forward. However Investors shouldnote, Indicative Subscription Prices and Redemption Prices made available by theFund Manager should be used for information purposes only. Investors should notact on indicative prices, as defined in the Supplementary Scheme Particulars.
  2. What was the technical matter that delayed calculation of the Septembervaluation?
    The delay was due to an accounting question involving the treatment of expensesbeing incurred in relation to a refinancing exercise as permitted in theSupplemental Scheme Particulars.
  3. How much income is generated from the existing portfolio?
    Shareholders with accounting questions are advised to follow the link to theAnnual Report and Audited Consolidated Financial Statements dated 28th February2013 released on CISX (see link below)http://www.cisx.com/listedsecuritynewsdisplay.php?newsID=207142
  4. Will there be priority of repayment for shareholders who had submittedredemption requests prior to the suspension, or will everyone have to waituntil sufficient capital is raised to pay everyone?
    The fund will only reopen when there is sufficient liquidity to cover all redemptionrequests received and fulfil the liquidity strategy of the Cell as per the terms of theScheme Particulars and Supplemental Scheme Particulars. There is no priorityqueue.
    1. If investors into the MSAF Cells wish to continue with their subscriptionswhich have not yet been dealt, what should they do, and which NAV will beused?
      Investors who have not requested otherwise will have their gross subscriptions heldwithin the separate client money accounts of the MSAF cells, held with theCustodian, and these amounts will be invested at the relevant Subscription Price pershare when the suspension is lifted and the MSAF cells reopen for dealing.

    2. I sent in subscriptions during September and October which have not yetbeen dealt. How do I get my subscription money back?
      Investors who sent in subscription monies and who would like to have their moniesreturned will need to contact the Fund Manager, Active Fund Services Ltd, inwriting to instruct them of their signed request.
    3. Is there any consideration being given to the current fund structure andpotential to change?

      What is the expected length of time the Fund Manager expects is needed toget the fund back into a manageable liquid position?
      What is the expected timescale for the fund to be re-opened to normaloperations?

      The Fund Board are considering many possible solutions in conjunction with theAdvisors, in order to protect the interests of all shareholders and resume dealing assoon as possible.
    4. What is the current occupancy rate across the portfolio?
      The portfolio is already nearly 90% let with bookings still being taken from thesemester and summer markets in those buildings where there is availability. Basedon the performance last year, the Property Manager is forecasting that by the end ofthe academic year it is estimated to be at least 95% let, if not full, which is anincrease of around 15% on 2012/2013.
    5. Why does my redemption fall within the suspension that has beenannounced on 23rd October, when my request was placed in June, July,August or September?
      The redemption request notice period as stated in the Supplemental SchemeParticulars under the Redemption Notice Period is at least 66 days for the Mastercell and 67 days for the Feeder Cells prior to each Dealing Day. Therefore anyredemption requests received after 27th June for the Master Cell or 26th June for theFeeder Cells (i.e. the last dates by which redemption requests must have beenreceived by the Manager so as to be included in the 1st September 2013 dealing)would be included in the suspension of dealing.
    10.What is happening with the hedging of the cells during the suspension?
    Hedging is currently being suspended in relation to the relevant cells. However, theposition will continue to be under review by the Fund Advisor and Manager and it istheir intention to re-instate hedging in due course.
    11.Can you please confirm who provides the loans to the Fund and the amount
    with each lender?
    The Fund has a variety of lenders. Please see the Annual Report and AuditedConsolidated Financial Statements as at the 28th February 2013 for more details.
    Item 17 of the Annual Report (“Loans”) identifies the various lenders to the Fund atthat date.
    12.The earlier FAQ advises that the cancellation of redemptions can still occur
    and that such requests need to be submitted in writing. Will this just be the
    normal process i.e. signed request?
    Yes, all signed instructions should be sent to the Fund Manager, Active Fund ServicesLtd.
    13.Do any investors have long term lock-ins?
    No. All investors are treated in the same manner. As noted in the SupplementalScheme Particulars, it is anticipated that most investors will retain their investmentin the Fund for a minimum period of 5 years.
    14.Questions concerning redemptions, current liquidity, investment levels and
    all related queries
    Due to commercial sensitivities and other restrictions, we are unable to answerquestions in relation to the size of redemptions, current liquidity levels and otherinvestor investment levels. 

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ロイアルロンドン360のPIMSは直接投資している既保有のファンドを売却ではなく保有したまま組み込むことができますが、その部分は時価で初期手数料が実質的に5%減免を受けることができます。5%減免をうけてもなお手数料が高いと言われればそれまですが、MANにしてもラップ口座口座に組み入れることで乗換も自由にできますし相続人指定もできるわけですから、要は価値をどこに見出すかです。

http://www.ahl.com/MediaLibrary/92be0648-bf4f-4129-ab54-8d8f2cdb0de7/Man%20-%20innovating%20to%20perform%20279x101.jpg吸収合併や他ブランドCTAを買収しながら発展してきたマンの中でも、AHLというネーミングは1987年から続くシステム売買のMANの旗艦ブランドです。その輝かしい名前を冠するMan AHL Trendが、なんだか当初の理想とは違うトレンドを持っていることは皮肉です。

昔、記事にもしましたが、マネージド・フューチャーズは毎日が勝負の連続、5年くらい運用してみて、正規分布に由来するようになった頃、その分布図がポジティブサイドに寄っていたら、それでよし。とすると、あるマネージド・フューチャーズが立ち上がった時に、ロケットスタートしたからと言ってもそれだけで良いファンドだと決めつけることができるものではないですし、逆に、直近数ヶ月間、マイナスが続いたからといって、目先の幻滅評価はしてはいけないとしていました。

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もっとも、本家AHLの冠を持って2010年8月に運用開始したMan AHL Trend USDは、すでに月次にしても37個分の母集団があり、図をみてもかなり正規分布図としても自然な感じに仕上がってきています。

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となると直近数ヶ月という短絡的な評価でなくても、本質的にそろそろどうなんでしょう?という疑問も湧いてくる頃です。マネージド・フューチャーズとして正規分布に由来したとき、その中心値がプラス側にズレてないとさすがに投資する意味がなくなってしまいます。

考え方としては二つあると思います。まず37個もあるのだから、そろそろ全体観でみても期待薄だという見方。そんな時はファンドを保有したままMomentumに組み込ませて、ラップ口座として保有するようになってから乗換などすればいいでしょう。

正規分布としては未完成なのでこれから穴埋めが来るという見方。なぜか2%から4%の部分が凹んでますので、これからしばらくは集中的にここにサンプルが飛び込んでくる可能性があります。すると中心値が0%から2%のところに落ち着きますし、マイナスのサンプルはかなり出尽くしているので、これからの投資にはむいていると判断できます。そんな時、MANファンドは日本人の本邦居住者はもう購入できないので、やっぱりラップ口座経由で購入することになります。

http://ifta.org/wp-content/themes/ifta/images/ifta-logo.jpg
なお、正規分布として未完成な分布図が、いずれ正規分布曲線に沿うよう完成するという前提で、その分布図の穴埋めに向かうというテクニカル分析手法は私のオリジナルで、この論文によって、International Federation of Technical Analysts (IFTA)に国際検定テクニカルアナリストとして認定してもらったという、とっておきのネタです。論文では、量子論を使って干渉縞を使ってもっと複雑な波(に対応していますが、正規分布曲線でも半サイクルの波だと思えばざっくり適用できます。もっとも、あくまでもテクニカル分析なので、適用できると思うか否かはその人の芸術的センスによりますが。

上場しているMAN社の株が「ゴージャス銘柄」にピックアップされるくらいの輝かしい復活が望まれます。リストラムードでしばらく資金のネット流出(MANファンド全体で購入より売却が上回っていること)が続いていたMANですが、第二四半期はようやくネット流入に転じたようです。つまり新たにMANに期待して入ってくる資金もちゃっかりあるということ。個人投資家は招かれざる客扱いするウイントンとは異なり、MANは個人投資家(除く本邦居住者)向けのヘッジファンド会社です。MANと元祖AHLの動向は投資しようとしてよまいとウォッチするに値するものだと考えています。

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どなたか、買い換えて不要になった古いウインドウズPCあったら譲っていただけませんでしょうか?この年に1回2回だけないと困るという感覚がどうしようもなく歯痒いですよね。

最近、メールでご質問いただく内容で似たような条件のファンドの話が多いので、返答をブログでお返しします。
 
まず、大前提としてマトモな金融商品は リスク=リターン+コスト という公式が絶対的に成り立ちます。私はこの公式が成り立たない条件の商品があるんですけどどう思います?という質問には答えられません。それは金融商品に精通している人よりも、先ずは弁護士先生や法律の専門家に相談したほうがいいでしょう。ですから、今日のお答えも、この公式が成り立つ商品であるということを大前提としています。

多くの方からの相談いただいた条件で共通しているのは、

  • 投資金額の9割まで格付Aクラス銀行の保証が付いている
  • 最低投資額USD70k
  • 期間7年で中途解約可能
  • 運用期間中にパフォーマンスが悪化し10%下がると運用中止して元本の9割のみ償還
  • しかし、実際の運用成果は凄いものがあり年率30%台に乗せた年もある。FXを中心としたマネージドアカウント(一任勘定取引)でパフォーマンスを出しているらしい

だそうです。こういった若干複雑な金融商品を検証するには、自身が真似して作れるかということから考えます。金融商品というのは新しいアイデアがでてもすぐに真似して他行他社が作れるというところが最大の特徴です。それはコンセプトだけでもすぐに真似されます。元本確保型にするだけで誰彼なしに買ってくれるとか、毎月分配にしたたけでお年寄りが買ってくれるだとか、特にマーケティングありきの金融商品は、どこかでヒットするとすぐに他社にも出回ります。

もちろん、マネしようにも二番手以降はコスト倒れになるとか、ニューアースのようにすでに利権を取ってしまっているとかで、実際に同じ金融商品を作りこむのは大変です。が、少なくとも机上で物理的にはマネできます。

思い起こしてみてください。訴訟対策ファンドでもキジャニでもマンション学生寮でも、ダーウィン、プリズムでもそのビジネスモデルは素晴らしいものがありますが、物理的にはマネできます。それはチューリップやエカモスのようなマネージド・フューチャーズでも同じです。

検証目的でマネをするにあたっては、前述の絶対公式を崩すことはありませんから、マーケットのプライスを無視したり、不都合な取引を推進したりと、どうしてもマネのできない金融商品というのは危険だということになります。

私は上述のファンドのことを実在するのかどうかも含めてよく知りません。また、いただいた条件では重要な情報が欠落しているかもしれません。が、それはこの記事をかけばきっとコメントもらって修正されていくでしょうし、そもそもこれは一般論として金融商品の検証の仕方をアドバイスしたものなので、上記条件ではこんな感じという書き方をしても何ら問題はないでしょう。

では、本題に入ります。

まず、条件では銀行の保証を得ており、これを最大のウリにしているのでしょう。しかし、これは日本語に訳した者が金融商品の本質を知らないだけで、英語では恐らくPrincipal Protected Note(元本確保型債券)等と記載されているはずです。もし、そのように記載されているなら、銀行がボンド(保証書)を発行したりしているわけでなく、単にその銀行が発行体の社債を購入しているだけなのが一般的です。ファンドの場合、集めた資金で7年定期預金にしたり、7年ものの社債を購入するだけで、そのファンド自身をいわゆるなんとか銀行の保証付き!「元本確保」と謳えます。よって投資金額がUSD70kならUSD63k分を単純に銀行発行の社債を購入するだけで、上記条件は満たせます。しかもその銀行に仁義切る必要も名前をファクトシートに掲載する許可も要りません。手軽に個人投資家の目をひくにはもってこいの方法です。

次に7年もの社債を購入したら当然クーポンがついてきます。今の債券市場の環境からみて2020年あたりに償還されるAクラスの適格債は非常にざっくりで年率3%前後の利回りがでているようです。運用期間中、このクーポンは年に1回だか半期ごとか四半期ごとにファンドに戻ってきます。

ここが、発射台になるわけですが、年率3%もらっても上記条件のフレコミからは遥かに遠いのでどこかで積極的な運用をしなければなりません。

リータンについて検証しました。USD70kに対する年率30%の利益はいかほどでしょうか?70k*0.3=USD21kです。毎年USD21kの利益を上げれば、堂々と年率30%を謳えます。しかし、積極運用できる余資はUSD7k。ここからUSD21kの利益を上げるには年率300%のリターンを出さなければなりません。これを出すにはもちろんFX等でレバレッジ掛けまくりの運用をするしかないでしょう。FXのイメージで言えばレバレッジ30倍にしてUSDJPYのロングのポジションを張り、1年間で10円分の円安になってくれればOKのレベルです。もっともプロですから毎日複数回のディールをすることになるでしょう。しかし、結果的にはトータルで10円分勝たなければなりません。レバレッジ30倍だとすぐ死ぬかもしれないので、レバレッジ10倍に抑えたら、30円分勝たないといけないことになります。

逆に損してマージンコールがかかって運用が終わると、残存期間は無運用になるという条件と合点がいきます。ちなみに、投資家のロスは10%のように思えますが、社債のクーポン21%分も足した合計31%が実質的なロスになります。また条件からはわかりませんが、これ以外に成功報酬などを取られるならそれは相当なハイコストになります。社債のクーポンを貢ぐだけでも十分なのに、さらに外付けの手数料まで取られるなら、その有象無象から購入はやめたほうがでしょう。良い金融商品なら、他に代理店はいくらでも見つかるはずです。

この10倍レバレッジで30円分というのは、実際にディールするとわかりますが、結構厳しいです。私がFX取引現役だった2000年代前半に、10倍のレバレッジでテクニカル分析だけを使って、年間50回くらいの往復をさせてやっても10円分から15円分が精一杯でした。30円分もコンスタントに出せる奇跡的なプロがいるならぜひ会って確かめてみたいですね。顔色を。

次にコストですが、マネージドアカウントを運用している会社はディールの度にOffer-Bidから少しづつ抜けばいいでしょう。ファンドを管理している会社は社債のクーポンからトータル18.9%(3%*7年の9割)の収益を確実に得ることができるので、ここから維持費は十分捻出できます。有象無象へのバックマージンもここから出すことができるでしょう。運用会社やアドバイザーの収益も加味してなお絶対公式を崩さないようにしなければなりませんから、このコスト面の検証は必ず必要です。

ここまでくれば、検証は終ったも同然です。まず上記条件のファンドは成立します。絶対公式を崩さずに組成することができるからです。リスクのイメージもできましたし、あとはその方の判断ということになりますね。ただ、元本確保を謳うファンドは中途解約ができないのがセオリーです。なぜ中途解約ができるのかは質問した方がいいでしょう。中途解約が安易にできるということは本当に9割分を債券で引当しているのか不安になりますので、この点はしっかり解決しておくべきです。

余談ですが、これを100%元本確保にしてみるとどうなるでしょうか?社債のクーポンが入ってきますが、これは徐々にはいるだけなので、当座のFX証拠金がなくなります。非常に堅いですが、激しいパフォーマンスで釣ることができなくなります。

逆に80%の元本確保ならどうでしょうか?有象無象にしたら一つ覚えのセールストークでは売りづらい商品になりますが、運用担当としてはかなり楽になります。使える証拠金が倍増するので、レバレッジもかけなくてよくなり、凹んで運用ストップの憂き目を見る確率がグンと下がります。途中で運用が止まるのは有象無象にとってはバックマージンもらい済なので無関係ですが、運用担当にとっては死活問題です。信託報酬も細かいさや抜きもできなくなり、そこから先の収益源を失います。運用担当としては元本確保率は極力小さくしてもらいたいところでしょう。元本確保の率が低いほど低リスクな運用をしてくれる。どうです?個人投資家のリスクの考え方の盲点じゃないですか?

さらに、本当の余談ですが、USD70kというのは中途半端のように思えますが、それはEUR50kが裏に潜んでいるからではないかというような気がします。ファンドの籍によってはその国(というより島か)の金融規制当局がファンドの最低投資額をEUR50kとするという基準を設けているところがあり、これに合致するようにUSD70kにしているのではないかと推測されます。ジブラルタルなどを籍に置くとこのような規制がかかってしまいます。ちなみに、ISINがわかればその頭文字2文字から籍がわかります。

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