ETF Securities Groupはタックスヘイブンのメッカ(の一つ)ともいえる、チャネル諸島の中のジャージー島で2003年に創業した運用会社です。現在、ニューヨーク、ロンドン、シドニーにも拠点を展開して、3百種類以上のETP(exchange traded products)と呼ばれる、金融商品を組成しています。
WisdomTree Investments, Inc.が運用する、ETF Securities Groupは世界で初めてゴールド価格に連動するTEPを組成した会社として有名ですが、その勢いをかりて、原油連動から、小麦、コーン、コーヒーに至るまで、あらゆるコモディティを、ロングもショートも関係なくETP化しています。
WisdomTree CBOE S&P 500 PutWrite Strategy Fundは、ティッカーシンボルがPUTW、ISINがUS97717X5602の、プットライトと呼ばれる言われるデリバティブ取引手法を使ったデリバティブ取引ファンドです。CBOE S&P 500 PutWrite Index (PUT)という指数に連動するように設計されています。モーニングスター社格付けはDerivative Incomeカテゴリで星三つ。
このファンドは、昨日のファンドのようにブルーチップなどの超有名銘柄をロングポジションにもち、カバードコール取引でオプションの売りをかませるのではなく、単純に短期米国債を買ってこれを証拠金に充て、オプション取引をしている純粋なデリバティブ取引ファンドです。
結果的には、素直にS&P500のロングポジションを持つよりも、リスクリターンともにマイルドにすることができます。しかもアメリカでは短期金利が上がってきたので、短期国債の運用益も期待できます。
パンデミックウイナーとパンデミックルーザーの格差拡大は、
国や法域別、セクター別、エリア別、時価総額別と多岐にわたっており、供給制約によるインフレやウクライナ情勢によってその格差顕在が長期化しています。
が、それは、リーマン前だろうが、プラザ合意前だろうが、いつの世にも大なり小なり起こりえること。
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