モーメンタムのファンドリストにラインナップされている、大手運用会社Schroder Investment Management (Luxembourg) S.A. の中でもひときわめをひくユニークなタイプのファンドです。このファンド、アグリカルチャーファンドと言いながら、農業関連銘柄の株式テーマファンドとは全くことなります。先物取引を駆使したCTAとなっており、古典的な株式ファンドや債券ファンドが主流のシュローダーにしては随分と珍しいファンドなんですよ。

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先物取引やデリバティブを使った、コッテコテのコモディティファンドと説明しましたが、これは機械売買のCTAではありません。シュローダーが自前で持つSchroders Commodities Teamという部署の人たちが、自らの脳みそを使って、タップダウン&ボトムアップの両方向戦略を用いて売買をしています。

となると、小麦やコーンといった分野別のアロケーションがアクティブに変化していくものの、基本路線はロング、すわなち買い持ちです。となると、さすがにソフトコモデティはもう数年間下がりっぱなしですから、このファンドのパフォーマンスも徐々に右肩下がりにならざるを得ません。

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問題は、どのあたりが仕込みどきとなるのか? そして、仕込んだあとは、その昔、2010年のように一年間で3割アップのような劇的な上昇が期待できるのか? ということです。
地球の人口増加に加えて、生活水準の向上だけでなく、地球温暖化やによって、食物の値段が上がるのは、誰でも知っていることです。しかし、誰でも知っていることではマーケットでは材料視されることはありません。

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問題は、誰もが予想しなかったことが起こるのか? ということですよね。ただ、もっと詳しく言うと、その誰もが予想しなかった出来事というのは、一体どれくらいのスパンで発生し、材料視されるのか? ということです。

この読みこそがコモデティの難しいところです。逆に言えば、株式や債券市場にない面白さを持ちあわせているのがコモデティ市場なのでしょう。

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かといって、実際、アグリカルチャー分野のコモデティ価格がいつ吹き上がるかを私が予想するのは、私のバックグラウンドからすると、バリバリ本業でやってるトレーダー達に失礼な感じもしますので、ここではやめときますが、少なくとも言えるのは、安いうちに仕込んでおけ、ってことでしょう。

直接投資はもちろんできませんので、モーメンタムなどのラップ口座経由で投資することになります。


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暑すぎて、、、肉体労働にはつらい季節がやってくるのが早すぎです。