VP Bank AGは、リヒテンシュタインでは3番めとなる1956年の創業、今ではスイス証券取引所にも上場するリヒテンシュタインを代表するプライベートバンクです。
その運用部門子会社が VP Fund Solutions (Liechtenstein) AGとVP Fund Solutions (Luxembourg) SAとに、リヒテンシュタインとルクセンブルグにダブル体制を整備して、各種ファンドを組成しています。ちなみに、VPとは、VIP専用という意味ではなく、Verwaltungs und Privat Bankから来たものだそうです。
実はこのファンド会社で一番メジャーなファンドがVP Bank Money Fundという日本でいうMRFなんです。普段ならMRFなんてブログの記事にするほどでもないとスルーするところではありますが、今日は敢えて、突っ込んでおきたいと思います。
日本国内オンリー投資家のことは我関せずとしても、ドルやポンドにはすでに金利が戻ってきていますし、果たしてユーロはどのタイミングで?というのがマーケットでも材料視されている時代です。私達のような海外投資家にとっては完全無視もよくないでしょう。
このブログでは、海外投資は長期分散投資で攻める(どんなリスクをどれだけ取れるかという意味)という基本スタンスしています。しかし、将来はだれでもその攻めた結果を果実として得られる日が来るわけで、その日が近づくにつれ、今日のようなマネーファンドは必須のアイテムになってきます。
FPI, RL360,ハンサード、スタンダードライフなどの積立投資を25年とか30年やっている投資家も同じです。前半戦はひたすら攻めても、満期まで残り2,3年に近づいたときに、その目標が到達しているのであれば、満期までひたすらマネーで逃げるという手が最も有効です(一任勘定外れでなければドボンですが)。
読者の方の年齢層や目標までの達成度も様々ですから、マネーファンドも年に1回程度は取り上げておいてもいいのかな、と思う今日この頃でした。
リヒテンシュタインのファンドは絶対に直接投資できませんので、生保系のフル機能ラップ口座から購入することになります。
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インスタントコーヒーから作るアイスコーヒーの方がよっぽど美味しいと思うのは私だけでしょうか?
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