ドイツ銀行グループのファンド会社、Deutsche Asset ManagementとDWS Group GmbH。そのファンドシリーズXtrackersに、これまで軽く探していてはみたものの、あるようでなかった、アメリカ抜きのグローバル株式ETFオブファンズがありました。
それが、Xtrackers MSCI All World ex U.S. Hedged Equity ETFというアメリカのETFです。Total Operating Expensesが年率0.4%とさすがにコストは安いです。
2014年1月スタートで、ファンドサイズはUSD111M、モーニングスター社は二つ星、そしてETFなどパッシブファンドで大事なベンチマークはMSCI ACWI ex USA US Dollar Hedged Indexです。
ちなみに、MSCI (Morgan Stanley Capital Internationalの略)のインデックスでACWIとは、All Country World Indexのことで、単なるMSCI Worldとは違う指標です。ACWIは23の主要国と、24のエマージング国の大型~中型株約2,400銘柄から構成される株価の指標です。
ここからアメリカを抜くということは、グローバル株式の時価総額の大部分を占める、Apple, Microsoft, Facebook, Amazon, Johnson & Johnson, Exxon Mobil, JP Morgan Chase & Co., Alphabet, Wells Fargo & Co., そして Bank of America.という米系巨大企業を全部抜くということを意味します。
このあたりは、分散投資してメインの株式投資を行うと、否応なしに入ってくるポートフォリオです。好みはありますし、どの会社に対しても私は末端のユーザー(ウエルスファーゴは今のところファンドも持ってないし取引ないかも)ではあるので、否定はしませんけど、なんでもかんでもこれらの定番銘柄ってのもなぁ~と漠然と感じている投資家もおおいことでしょう。
すると、実に、日本がトップに躍り出ます。マーケットが大きくなったチャイナでも、エマージング国として扱うMSCIとしては採用銘柄にできるものは限られているので、第三位に抑えられています。
すると、組入銘柄トップテンのリストも顔ぶれが大きく変わってきてみているだけでもわくわくしてきます。ただし、トップテン銘柄の合計組入比率は約15%しかありませんので、これが全てではありません、イメージとして捉えるのが目的ですので為念で。
こうなるとこのファンド、自身のポートフォリオの中でもメインの株式投資の部分の、味変に使えますよね。便利な調整ツールとして利用価値高そうです。
ファンドはニューヨーク上場ETFですから、もちろんアメリカ籍オンショアETFです。
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