オービス・インベストメント・マネジメント、Orbis Investment Management Limited。このブログの読者の方にはオービスの説明はもう聞き飽きたことでしょうからそれは飛ばして、はやいとこ、Orbis Global Equity Fundの年初来の下落幅がどれくらいなのか、それはベンチマークと比較してどの程度の差があるのかをチェックしてみることにしましょう。

Orbis Global Equity Fundは、1990年スタートでファンドサイズUSD7.6Bという日本では想像もできないくらい大きなロングオンリーレバレッジなしのアクティブな主に機関投資家向けのグローバル株式ファンドのことです。

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元来、機関投資家向けのファンドと記述していますが、それは知名度が低い日本では、のこと。発祥の地である、南アフリカをはじめ、オフショアマーケットでは最低投資額USD50kと手が届く個人向けクラスがあります。

イメージ 2さらにモーメンタムを経由するとわずかUSD7,500.から同じクラスのものが買えるので、全体的に調整が入ったから、入れておこう。そろそろ債券ファンドにでも逃がしておくか、なんてことが四半期単位くらいででもできてしまいます。

とはいえ、なかなか四半期ごとに乗り換え注文だすのも面倒だし、そんなにうまく波に乗れるのか? という素朴なギモンもあります。そこで今日は、そのオービスが年初来どれくらい調整したのかの数字だけみておこうと思いたち記事にしてみました。

イメージ 3結論からいうと、波乗りは難しいです、というより、長期で資産形成を行う私達海外投資家には無理、というより不要な気もしてきました。

だって、ことしは、これだけ、暴落だの何年ぶりの下げ幅を記録だのと言われておきながら、オービスに入れておけば、年初来-2.9%、一番高い1月末のところを参照点に取った3ヶ月でみても、-8.7%しか下落していません。これじゃ、なにがあっても無視して投資を続行した人のほうが勝組入りです。

右往左往する国内投資家より、一見ハイリスクに見える海外投資家の方が落ち着いてるっていう事実。グローバルスタンダード知らずの井の中の蛙と一蹴すればそれまでですが、これまた皮肉なものです。


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とか言いながら、イラクの無料経済誌のサイトは月一でチェックしてます。ただし、採用欄ですけど。やっぱりこの状況では現地の言葉は話せないとポジションはなさそうですけどね。