Montreux Capital Management Zug AGのイギリスのケア施設運営ファンド、Montreux Care Home Fundを記事にするのは何年ぶりのことでしょうか。 このファンドは運用開始直後からブログでもウォッチしてきたファンドで、最初はフレンズプロビデントの審査部に何度も何度も断られ(毎月しつこく乗り換え注文を出してくださった投資家仲間の方、改めてご協力ありがとうございます)、なぜかロイアイロンドン360の審査が先に通り、そしてついにはFPIも折れて買えるようになったという経緯もあり、思い入れあるファンドでした。また、ビジネスファンドとして、Montreux Senior Livingという名前で入居者の募集もしていたので、商売の実体がよく見えることもメリットでした。

今では、ケア施設各社に出資している、ビジネスファンドというよりもベンチャーキャピタル的なファンドになっていて、そのパフォーマンスも2017年はイギリスポンド建てで+29%というビジネスファンドとしては驚異の数字を出しています。

久しぶりだし、過去の状況はどうだったかと、去年8月のレポートを見てみると、ファンドサイズはちょうどGBP100Mでした。で、直近ではGBP135Mになっています。2014年からというそこそこの運用実績があって、安定していたイメージがありましたが、この半年の資金の流入は激しくなってきているようです。

それにしても、ゴールドビジネスに投資するMONTREUX COMMODITY TRADING FUNDはどうなったんでしょうね。私やここの投資家仲間の方は手を引いてましたので、正しい情報をお伝えすることができませんのでどなたか知っていたら教えて欲しいくらいです。


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米債の金利上昇(価格は下落)に端を発して、エマージングソブリンの価格全体的に懸念が広がっています。確かに、原油価格の回復以降、米株価の好調さも背景に、エマージング諸国ではインフラ整備に意欲的で、エマージング各国の国債発行残高も増え続け、2015年の1.5倍のペースです。
そこにきて、米国債の金利上昇は、ドル建てで新発債をウリダシしようとしているエマージング各国にとっては金利負担が痛手です。

ただ、その金利負担増によって、その国の発展のペースが大きく落ち込むわけではありません。エマージング債券を見る時は、その金利が高いかどうかではなく、米国債との金利差、つまりスプレッドが広がりそうなら買わない、縮まりそうなら買う、という感覚で臨みます。
その点では、今回の調整局面から、どんどんエマージング国の格下げがあるとかいう話にはなかなか繋がりにくいことから、さほど弱気になることもないと見ています。

エマージング債券の動きは指標を検索しても、個人投資家にはなかなかわかりにくいことから、もしろETFの動きをチェックするとこで体感していただくのがよいでしょう。

Vanguard Emerging Markets Government Bond ETFあたりがよい勉強材料になると思います。