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今日は、日本人の個人投資家が怖がるデリバティブ取引の話をします。冒頭からけんか腰ですみません。追証も取られて全財産身ぐるみ剥がされるかも、みたいな先物取引。そんな怖がっている相手に、一般消費者として普段の生活を支えてもらっているのですから皮肉なものです。

小麦粉やサラダ油、ガソリンはもちろん、脚立やベッドのマットレスまで、毎日1割、2割の価格変動があったらみなさんは消費者としても生産者としても耐えられますか? 小麦粉の値段がジリジリとしか上がらないのも全て先物取引、つまりデリバティブに守られているからです。

デリバティブ本来の利用方法を忘れて、投機的な取引に走っている人たちの悲鳴を、同情をもって聞く必要はありません。

ところで、現在のデリバティブ市場のメッカは端的に言うとシカゴです。大昔は堺だったのかもしれませんが、とにかく今はシカゴです。そのシカゴに一攫千金を夢見て、ニューオーリンズからの夜行列車で債券先物取引市場に向かう時代も終わり、今はネットでなんでもできてしまいます。

そこで、今日は、シカゴのデリバティブ市場の本家本元の社会科見学をしてみることにしましょう。

それはズバリ、Chicago Board Options Exchange、略してCBOEです。今ではCboe Global Markets, Inc. を正式社名としてナスダック上場企業になっています。

他にも有名どころはあります。大所で例えればCME。私も90年台にパソ通からネットの時代になったときにCMEのデリバティブ取引eラーニングはたくさん受講してましたので、CMEの方が馴染みがあったりします。

が、今日はCBOEです。なぜって? それは株式の恐怖指数と呼ばれている、VIX指数の本家本元、つまりVIXを計算して商品にして売っている会社だからです。

個人投資家の間でもVIXという言葉が浸透してきていますが、そのVIXって何かしらないで、投資していること自体が恐怖指数マックスです。VIXとはCboe Volatility Index、つまり、米株価指数のS&P 500? Index (SPX)の価格変動度合い、ボラティリティを30日のインプライド・ボラティリティで示して連続性をもたせたものです。

ボラティリティ指数は、債券先物取引と同じく限月があって、時期が来ると一つ一つの指数が始まっては終わり、を繰り返します。この度に数字が途切れたら、過去の分析もへったくれもなくなるので、VIXがその代表指数として途切れなく連続性を持って発行されています。

CBOEの発行している数字やチャートは売り物なので、私が勝手にブログに転載することはできません。

それぞれの限月で切られているボラティリティ指数はVIX(CBOE MARKET VOLATILITY) Options Chainというページをご覧ください。VIXと言っても実に様々な種類があることがおわかりになるでしょう。

VIX (CBOE MARKET VOLATILITY)に関しては、過去10年間など、長期短期を自由に選んでチャートも見ることができます。



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