Cornhill Managementが組成するWorld Investment Opportunities Funds、略してWIOF。あまりにもユニークすぎたパキスタン株式ファンドはすでに運用終了で解散してしまったものの、他の各エマージング、フロンティアエリア別のファンドはまだまだ健在です。

WIOFをはじめとするコーンヒルのファンドは、組成自体ははコーンヒルが行うものの、実際の運用は、地元の運用会社にまかせているという、例えるなら、エンジンメーカーと本体組み立てメーカー、金融で言うならCTAとマネージドフューチャーズのようなファンドです。

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Latin American Performance Fundについては、随分前の記事でも紹介しましたが、マイアミに本拠を置く、INCA Investments, LLC というラテンアメリカ運用専門店がファンドマネージャーになっています。順当な選択ですね。

ラテンアメリカの株なんてしょせんアメリカの遅行コピーなんじゃないの? と思いがちです。実際、そうでした、一昔前までは。でもその常識をそろそろ捨てなければならない時代が来たのかもしれません。それは中国の台頭です。

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アメリカの工場、農場として使われてきたラテンアメリカブラジルをはじめとするラテンアメリカ。今でも東海岸には地理的なメリットがありますが、それでも一次産品は一旦、中国へ渡り、中国で製品化または加工されて、アメリカに渡るケースが多くなってきました。

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すると、北米がいいぞと聞けばそのうちラテンアメリカにも資金が回るだろうという発想が通じなくなってくるというわけです。そうすると日本人にとってはちょっと大変です。国別の分析もしなきゃいけないし、どんな業界が伸びそうなのかもチェックしなきゃいけなくなります。

そして、遠いから気軽に見に行くわけにはいきません。困りましたね〜。私もこんなブログを毎日書いてはいますが、別に知ったかぶりするつもりで書いているわけではありません。研究不足なものはそう正直に書かざるを得ないのです。

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とりあえず、こういったラテンアメリカ総花ファンドに投資してみて、動きを肌で感じながら進めていくしかないかとも思います。しかも北株に比べて随分と出遅れていてやすそうでいいじゃないですか。

コーンヒルのファンドは直接投資はEUR200から可能ですが、現実的にはUSD10kあたりで始める必要があると思います。各ラップ口座経由ももちろん可能です。

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ロンドンの不動産価格は7年で2倍か〜。ポンド円の相場も2010年頃は120〜130円だったりするので、とんでもないことになってたでしょうね。ああ、でもファインワインでも10年持てば2倍にはなるか。