ポールソンやミレニアム、それにWilliam Eckhardtなどカリスマ系ブランドファンドを個人が手軽な最低投資額で購入できるようにしてくれるファンド会社がBelmont Investmentsです。本社はアイルランドのダブリンですが、カリスマトレーダー達と提携しなければならないので、実質的な本拠地はニューヨークにあります。

この会社には、ベルモント自前のトレーダーはいません。自社で売買指示を出すファンドマネージャーは居ないということです。その代わりに他でカリスマトレーダーとして有名なCTAの売買指示をもらって、ファンドを組成して小売化することを専業としています。

すなわち、ベルモントファンドを購入する価値は、とにかく個人投資家には手が届かないけど、とにかくClinton Group の大ファンだから、何が何でも(信託報酬が年率1%オンされたとしても)オフショア個人投資家でも購入できるようにしてくれ~というニースに応えることが全てだということに尽きます。

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ちなみに、私たちオフショア個人投資家にとって、アメリカ籍の投資信託はオフショアとは言いません。書面の提出や納税に関して、もはやオンショア(本邦内)投資信託より厄介な投資先とも言えるでしょう。アメリカ籍のファンドやCTAへの直接投資に躊躇するのはそのためです。

Belmont Multi-Strategy FundはClinton Groupのマルチストラテジーなヘッジファンドを載せたものです。そして、クリントングループは米株のベア局面に対してリスクをヘッジすることを主目的として運用しています。

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上表の月別パフォーマンス表の通り、サブプライムローン問題、リーマンショック、ギリシャ問題などの局面でも安定して上昇しています。逆に2016年の春以降、株式市場が活況になってからは調子がよくありません。これぞ、まさにヘッジファンドとしての機能を果たしている、といえますね。

直接投資も可能ですが、最低投資額はUSD50k、ラップ口座経由ではUSD10kです。販売手数料はネットでは非公開。

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11月22日の東京、大阪同時勉強会の後はそれぞれ交流会もしますので、お楽しみに。