インベスコのエネルギー関連株ファンド、ルクセンブルク籍のInvesco Funds シリーズにある、Invesco Energy Fundについては、実に四半期に一度くらいの高い頻度で取り上げています。

だって、アフリカも吹き上がり、欧州株も順調で、出遅れ感のあるものを探すほうが難しくなってきたくらいなのですから。他にはイラク、モンゴルなどもありますが、そこまでフロンティアに突っ込みたくない(投資家仲間の方は突っ込んでみたいと思う人が多いでしょうけど)けど、将来上がるであろうものがまだ日の目を見てないのはどれ? と聞かれたら、やはり資源関連株しかないねぇ、と答えるしかありませんよね。

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2001年2月スタートでモーニングスター社二つ星。ロングオンリー、レバレッジなしの、素直な株式ファンドですが、投資戦略として、業種などの条件を限定して銘柄選択する、というのがテーマ株ファンドの定義です。

このファンドは目論見書原本のママ記載すると、Eenergy stocks つまり、石油メジャーと呼ばれる巨大企業からエネルギー関連のサービス、設備関連、シェール、油田自体を持つ会社、開発する会社、調査する会社など広範囲に広がります。

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もちろん原油にかぎらず、天然ガス関連も含まれます。

このような資源関連テーマファンドは、原油価格にある程度までは連動しますが、必ずしも、ピッタリ寄り添うわけではありません。テーマ株とはいえ、それらはもちろん個別株式なのですから、株式相場全体の動向に引きずられるのは当然です。

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それ以外に、資源関連独自の材料というものもあります。最近、原油価格は(産油国にとっての)危機的安値圏から回復して比較的安定しています。そしてOPECによる減産合意も以前に比べるととうまく行っています。

となると、単純に、原油の備蓄が多い会社は、在庫を持っているだけで会社の価値が上がり、株価は上げ、原油の備蓄はなく、オペレーション(採掘の作業をしている)会社は原油高の影響は受けず、単に減産の影響だけを受けて、株価は下げ、となります。

つまり、資源関連といっても銘柄選択は意外と難しく、この局面においてはインベスコのアクティブな銘柄選択がインデックスよりもアンダーパフォーム、つまり裏目にでたということを示しています。

もちろん、裏目にでたと言っても今年だけのこと、インベスコの腕を疑うほどではありません。また、資源関連は配当金も多くでるため、高配当株テーマファンドの側面も持っています。

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これが、単に原油の先物に投資するのではなく、資源関連に投資する理由になっているケースも多いのです。

ということで、現在お昼寝状態のパフォーマンスですが、次の展開に期待してホールドすることにいたしましょう。


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洗濯機が乾燥モードに移行した瞬間にブレーカーが落ちました。どこから再開していいやらさっぱりわかりません。