RAM Active Investmentsは、スイスのジュネーブに本社を置く、独立系の運用会社(asset management company)です。預かり資産はUSD4.6Bの従業員数も40名弱という中堅どころで、その社名の通り、アクティブなファンド運用に注力しており、アクティブならロングオンリーの株式、債券だけでなく、ロングショート戦略のヘッジファンドまで用意されています。

運用方針は、大きく分けてResearch Driven Alphaという手法を使ったRAM Systematic と、Asymmetric return strategiesという手法を使ったRAM Tactical の二つがあり、それぞれ別のファンドマネージャー達が運用に邁進しています。

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なんのこっちゃって? そりゃ私もそうです。初めてみて、題名だけでその全てを理解できる人はいませんのでご安心を。でも二つとも一気に知るのも大変です。ま、どっちからでもよいのでしょうけど、とりあえず今日はひときわ目をひく、Long/Short Emerging Markets Equitiesを取り上げたいので、このファンドが属するRAM Systematicから行ってみます。

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システマティックという言葉が入っていますが、機械の自動売買ではありません。

人間がファンダメンタルズ分析に基づいて売買するボトムアップアプローチのファンドです。会社(個別銘柄)には良い時悪い時が波打つように循環してきますから、その波にうまく乗って、乗り換えていくように運用していくというものです。

2011年12月に運用開始した、Long/Short Emerging Markets Equitiesは投資対象をエマージング国の株式に広げ、かつ結構な割合でショートも入れていくというよりアグレッシブなアクティブファンドに仕上がっています。典型的なヘッジファンドということですね。

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このファンドのファクトシートで面白いのは、過去3年間のパフォーマンスをどこで稼いで、どこで損をしたのかを上の棒グラフにしてくれていることでしょう。ヘッジファンドなのだから当たり前でしょ、と思うかもしれませんが、紺色のロングポジションが調子良いときは、ショートでヘッジしている分だけ割を食うわけですが、逆に、株式の調整局面があったときは、しっかりショートポジションがカバーしてくれています。

当たり前のことですが、これに偏りが無いファンドこそ、ヘッジファンドの基本に忠実な運用をしているということです。

機関投資家向けクラスの最低投資金額はUSD1Mとなっていて、ちょっと(というか全くもって)手がでませんが、クラスBというのがあり、この最低投資金額を調べているところです。

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電子レンジで使う、タッパのような蒸し器、といってもそこに少し水をひくだけなんですけど、これはもはや必需品です。冷蔵豚まんもいままでは濡れふきんと一緒にラップしてたのですが、仕上がり具合が違います。