Castlestone Management Incと言えば、十八番はゴールドファンドでしょう。ゴールドの現物保有をするファンドは、ETFと違って、たとえ天変地異で取引が停止しても、ファンドが現物資産として金の延べ棒を保有し続けてくれますから、ETFとの比較においては取引コストは高いが、市場がパニックになるような何かが起こっても安心、という特徴があります。一方で、ゴールドを仏壇の裏に隠している人との比較においては、ファンドの方が取引コストと盗難などの安全性は高いが、いわゆる悪趣味は満たせないという欠点があります。
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が、いくらゴールドがこの1年で底打ちモードだからと言って、大きな再上昇がくるかどうかというのは読者の皆さんの中でも相場観が分かれるところです。

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底打ちに異論はないにせよ、急上昇までは期待できないという投資家に、向いているのがALIQUOT PRECIOUS METALSです。投資内容はごく簡単で、ゴールド全部ではなく、仲良くシルバーとプラチナの三分の計になっているだけです。それぞれで、現物を保有しているので、もしこれらのコモディティ相場の価格が一切変化なかったとしたら、ファンドの信託報酬の分だけ少しづつ負けていくことになります。

そして気になるのは、このファンドのパフォーマンスです。この半年で3割近く下がってます。それぞれの相場をみても、ここ半年でそんなに負けてましたっけ、って感じじゃないですか? ゴールドはBrexitの上昇から一服して昨年のから1~2割下げたとしても、3割はないです。シルバーが年末に一旦4割ちかく下げてから、年初に回復し、今はピークから2割くらいの下げです。プラチナも4割下げましたが、今は2割下げくらいまで急速に回復してます。

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ってことは、このファンドのファクトシートが1月末現在なので、今月を含めたパフォーマンスをみたら、結構回復している可能性ありそうですね。ということで、来月、もう一度このファンドを取り上げてみることにしましょう。

直接投資は可能で、USD10k相当額から、ラップ口座経由ではモーメンタムなどほぼ何でもいけます。

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マイナス金利先進国のスウェーデン。今の流行りは税金の前払い、過払い?です。これは法人(日本でも予め所得税を支払っておける制度がありますよね)だけでなく個人でも浸透してきており、その額実に1兆円レベルだそうです。預金超過の個人法人は将来払うべき税金を預金で置いておくだけでどんどん目減りしていくわけですから、どうせ払うでしょ、という金額を数年分無理矢理過払いしておき、将来の税額と相殺させようというものです。
実質デフレが続きながらゼロ金利程度で抑えて問題を先送りしている日本とはかくも違うものかと感心させられますね。