ロンドン本社のMomentum Global Investment Management Limitedのワンストップ型ファンドオブファンズシリーズのHarmony Funds。2015年前半まではマーケットの乱高下に流され、その真価が十分に発揮できませんでしたが、昨年後半になって、ようやく落ち着きを取り戻し、てきました。読者の皆さんが一番多くお持ちであろうHarmony US Dollar Growth Fundも2016年は+5.5%の上昇、2017年1月も単月ですが+2.8%の上昇で頑張っています。

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ただ、今日の記事で取り上げるのはいつものアメリカドル建てのグロースではなく、オーストラリアドル建てのグロース、Harmony Australian Dollar Growth Fundです。

こんなブログを毎日書きづつけてますから、そりゃもう多い時は十数件の相談を受けることもあります。その中でもオーストラリアドル資産の善後策についての相談は今でも多いですね。

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オーストラリアやニュージーランドは主要国の超低金利政策下においても定期預金の金利があるかないかと言えば、あるわけです。定期預金をしていても、実際には(日本を除いて)その国のインフレに勝てないのでそれは運用にはならないのですが、見た目の数字がよいので自身の気持ちを楽にさせるためにオーストラリアドル建て定期預金で寝かせようという人が多いのが現状です。

ただ、ここのブログにまでたどり着くくらいの読者の方は、これに満足してはいけないことをよくご存知です。となると、今日のハーモニーのようなファンドが投資対象として浮上してくる、というわけです。ま、極めて理に適っていますよね。

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このファンドの良い所は、オーストラリアドルで運用する以上、ある程度は豪州株、豪州債券に入れておきたいところ、でも全部回すにはオーストラリアの経済規模からみてもマーケットサイズが小さい、という不満というか欠点を補うために、上図のような分散投資の構成にしているところです。

これなら、オーストラリアドルの預金にあずけている経験は長いけど、ホンモノの投資経験はこれから、という方に向いています。オーストラリアドル預金から、全部豪州株とか債券とかでは「なんでオレの資産、オーストラリアと一蓮托生になってんのん?」という事態から半分避けることもできます。

直接投資はまず無理なので、モーメンタムなど各ラップ口座を経由して購入します。オーストラリアドルの預金はそのままラップ口座会社へ送金できます。

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インドは高額紙幣を廃止するという大胆な政策によって、銀行の預金高を大幅にアップされることができました。昨年第四四半期だけで、実に約8兆円相当の預金量増加ですって。ってこれ、大手地銀、それも大手クラス一行の預金量に匹敵するんですよ。イメージで言えば静岡銀行とか常陽銀行クラスです。
この潤沢な資金をもってすれば、融資残高の1割は超えていると言われている不良債権による資金繰りショートの問題は当座解決できました。が、あくまでも資金繰りが潤沢になっただけで、根本的に不良債権を処理できたことにはなりません。ようするに大きな時間稼ぎができた今のうちに、このあたりの取り組み姿勢が本気かどうかを問われることとなるでしょう。