ecamos Capital AGを記事にするのは久しぶりですね。プログラム売買のマネージドフューチャーズを売買指示を出すエンジン部分となるCTAについては、毎月のパフォーマンスの上下で一喜一憂するものではありませんから、ノイズ部分はあまり気にせず、5年目処に長期投資をしてきましょう、との考えからさほど頻度を上げていないだけです。今日のエンジン、ecamos Volatility Strategyも私のお気に入りのプログラムの一つです。
2016年のパフォーマンスも+21%(CTA単体のパフォーマンスです、組成されたファンド化後のパフォーマンス(しかも機関投資家クラスと、個人投資家クラス(最低投資金額USD10k)の二通りあります)は異なります、若干下がるのが通例です)を超えていて十分満足のいくレベルでしょう。2014年はガマンのホールド方針で正解でした。
このストラテジーはマネージドフューチャーズのエンジン部分と言っても、マルチストラテジーではありません。S&P500 VIXだけで勝負をかける、いわばシングルストラテジーなCTAです。アメリカの株価がどうなろうと関係ありません。ひたすらボラティリティの上下だけがパフォーマンスに関係します。
それは2016年の月別実績に如実に現れています。よーく見ると、原油価格の下落などを要因として株価も大きく揺れ動いた年初では1月に凹んだものの、その後大きく稼いでいます。一方で、米大統領選の後の脳天気な上昇相場が始まっても大した動きは見せていません。
2016年はパフォーマンスがよかったという事実だけでなく、米株式と相関性が薄れて、オルタナティブ投資として十分機能したと言えることが私のお気に入りの要素です。
CTAには投資できませんが、組成されたファンドには投資できます。直接投資も可能で最低投資金額はUSD10k、販売手数料3%、解約手数料1%です。
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ドイツ国債の利回りと、フランス国債の利回りの格差が広がってきています。もちろんフランス大統領選に向けた混乱が要因(イギリス、アメリカに続いて二度あることは三度あるみたいなしょうむない期待感)なのですが、さて、これを見て、フランス国債ロング・ドイツ国債ショートなんていうポジションをこっそり仕込むヘッジファンドがどれくらい現れるかですね。
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