アメリカの銀行、 THE BANK OF NEW YORK MELLON CORPORATIONの運用部門子会社が用意するファンド群は、本拠地アメリカのオンショアでなくても、生保系ラップ口座を利用すればオフショアでいくらでも購入することができます。ただでさえ、数えきれないくらいのファンド数があったのに、ここでロンドンを拠点としていたNewtonファンド(Newton Investment Management)の完全子会社化を完了したことで、さらに広がりを見せました。

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ということで、今日はとりあえず名前が気になるNewton Osprey Fundを取り上げてみることにします。何を例えてオスプレイという名前をつけたのか、そんなことはファクトシートに記載してないので、答えはわかりませんが、KIID(要約目論見書のこと)を読むにつれ、名前だけでなくその中身もなかなか興味深いファンドでことがわかってきました。

まずは運用方針。ロングオンリーレバレッジなしを前提として、実に単純明快に、株式と債券の中でなら何でもアリ。と記載されています。

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次に手数料体系。(本邦居住者は不可ですが)直接投資の販売手数料、解約手数料ともにゼロ、信託報酬は年率1.11%でかつ成功報酬なし、と明記してあります。めちゃ安いじゃないですか。

ファンドは2001年初のスタートですが、過去10年間の年間パフォーマンス(イギリス・ポンド建て)をみても、負けたのはリーマンショック時を含めて2回だけです。なんかいいですね〜。

日本のオンショア投資信託は、株式と債券の投資割合が5:5とか決まっているのものが多いですよね。しかし、投資割合を固定してしまうと、マーケットをブルと見てもベアと見ても、ただ、指をくわえて見ているだけになってしまいます。

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ならば、いっそ、このファンドのように、全部お任せください。と言われたほうがサッパリしているのではないでしょうか。

RL360やハンサード、フレンズプロビデントなど一括投資型のラップ口座から購入できます。


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イギリスきってのLCC、easyJetがBrexitを挟んで株価が半値に下落するなど苦戦しています。

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そして、空港でのテロ対策を強化すればするほど、コストがかさみ、さらに収益を圧迫する構図になってます。