BMO Global Asset Managementの傘下に入ってもまだそのブランド名は健在のF&C Property Growth & Income Fund。イギリス中心の不動産ビジネス関連銘柄に投資するテーマ株ファンドで、不動産関連銘柄よりもリートに近い動きをするファンドであることは前からよく記事にしてきました。

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一つの懸念はこのファンドの投資先がイギリス国内でショッピングモールやマンションを建てて入居者を募る大家さんビジネスをしている会社を投資対象としていることです。Bexitの件を思い出せば、その懸念はもうおわかりですよね。

ところが、ファクトシートをみても特段の変化はありません。元々GBP75.5Mしかない、比較的サイズの小さいファンドだからか、解約停止などのプレスリリースも見当たりません。

そしてさらに、興味深いことがあります。このファンドは各通貨クラスが用意されていますが、珍しくオーストラリアドル建てもラインナップしています(嬉しいことにモーメンタムでも買えます)。

で、為替はほぼほぼヘッジのタイプなので、Brexitによってもパフォーマンスが落ち込むこともありませんでした。

これって、結構使えるような気がしませんか? ヨーロッパの不動産ビジネスでありながら、建値は未だ低迷しているオーストラリアドル。つまりすでにオーストラリアドルの資産を保有している投資家には損切りすることなく、他の投資対象に進出できますし、これからコモディティ関連も徐々に回復するだろうと見る向きには、豪ドル株など一般的な投資対象ではなく、ひとひねりしながら、オーストラリアドルに置いておくことができます。

直接投資はできません。各ラップ口座を経由して購入します。

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読者の方から古いサンヨーのラジカセタイプのMDCDプレーヤーをもらいました。完動品です。電池でも動く、MDを録音再生できる機械は今時貴重ですから、大事にしたいと思います。ありがとうございました。