Cornell Managementの組成するファンドではWIOFがメジャーな存在ですが、World Shariah Funds略してWSFというシリーズもあります。これは、名前そのまま、シャリア・ファンド、つまりイスラムのコンプライアンスに準拠したファンドです。
シャリアの特徴は、利息をつけてはならないことなど、イスラム教の豆知識的なものもありますが、大事なのは、ある特定の業界には絶対に投資してはならないという掟があることです。それはEthical Fundとも共通項となっていますが、とにかく軍事関係、タバコ、アルコール、ギャンブル関係で収益を上げている会社には投資しないということです。

イメージ 1

ギャンプルとアルコールが禁止なのはよくわかるが、イランではタバコの年齢制限無しだし、場所によってはイスラム教徒の武器商品はうなるほど居るぞ、という話もありますが、とにかくここでは広範囲に一切ナシです。

エシック(倫理)ファンドというのは万人の正義の味方ではありませんし、善悪で投資先を選定しているわけでもありません。ある考え方を持って、投資したのにもかかわらず、自分の考えとは意に反する企業の応援してしまっていた、なんていう事にならないようにするためのものなのです。

イメージ 2

さて、そんなWSFシリーズの中でWSF Asian Pacific Fundの国別ウェイトがちょっとユニークだったので、今日の記事にしてみました。アジア・パシフィックと銘打っている以上、オーストラリア、ニュージーランドは入ってくるのはすぐに想像できます。

が、まさか、1番のオーストラリア次に来るのが台湾だとは思いません。3番にニュージーランドがきて、4番は韓国です(このファンドは主要国である日本は入りません)。要するにチャイナ株をアンダーウエイトにして、パシフィックを入れて、分散化、安定化させようということなのです。

また、ファンドマネージャーにラブアン籍のCogent Asset Managementという独立系の個人専門店を使っています(コーンヒルはファンドを組成しているだけです)。

パフォーマンスとしても6ヶ月間で+21.3.%としっかり回復軌道に乗せて、2015年のエマージング全般が下落する前の水準までほぼ戻してきています。

ラップ口座では、RL360、Hansard、Old Mutual、Investors Trustから行けることは確認できていますが、直接投資が確認とれません。とりあえずラップ口座でやってみましょう。


オフショア投資ブログのランキング。面白いのでぜひクリックしてみてください。 ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリスト、オフショアファンド移管相談などについては実名のメールでbyh00122@yahoo.co.jpまでお願いします(コメント、メッセージではお返事いたしまません)。気に入った記事にはナイスボタンお願いします。その話題を優先的に取り上げます。

布団を干してたら、お昼から夕立。この巨大雑巾のように水が絞れる状態、どうやったら復活しますかねぇ~