1968年にデンマークの地元銀行の運用部門会社として創業したSparinvest Groupは、今では、Danske Andelskassers BankSparekassen Kronjyllandなどデンマークの各銀行からほぼまんべんなく出資を受け、オールデンマークで一つの運用会社を育てているようなイメージです。本社登記もファンドの籍もルクセンブルクです。

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ファンド数は、メジャーな金融市場への投資ファンドを中心に十数ファンドを運用していて、特にEthical、つまり企業倫理系のテーマファンドが充実しています。

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が、今日は、2001年12月から運用が続く、Global Value EURを取り上げてみます。今年は昨年のような乱高下がなく、相場も落ち着きを取り戻してきていますので、出遅れ銘柄、つまりバリュー株投資は常に検討しておかなければなりません。

約100の銘柄に分散投資しているこのファンドは、ギリシャ問題発生時までは、ほぼMSCI Worldのベンチマーク通りにNAVは推移していました。リーマン・ショックの時にはほぼおなじだったのにもかかわらず、です。ですが、ギリシャ問題発生時にはベンチマークに比べてかなりパフォーマンスを落としており、欧州系のファンドで、そのアクティブさが裏目にでた格好となっています。

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ってことは、今から出遅れ銘柄を物色している投資家にはチャンスかも、と思うわけです。

それにしても、グローバル株式ファンドとは言いながら、やはりデンマークの銘柄のウエイトは高めに設定ありますね。

もちろん、インデックス通りの時価総額加重平均で割り振ってしまうと、デンマークの会社ってなかなか出てきません。

デンマークの大企業の名前を挙げてみてって言われても、真っ先に出てくるレゴ、産業道路で良く見かけるコンテナに描かれたマースクのマーク以外には私はせいぜいDanske Bankくらいしか思いつきませんでした。

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デンマークはユーロにペッグしていますから、ファンドはユーロ建てメインが殆どです。

直接投資だと販売手数料は3%ですが、モーメンタム経由ならゼロになります。

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今週はワインに関する専門用語の勉強しなきゃです。全くしらない英単語がでてきたら、それだけで思考回路が止まってしまいますからね。