インド株式ファンドの運用は、HSBCやJPモルガンなど外資系の活躍が目立ちますが、そのなかでもインド地元の運用会社にはどんなのがあったかな? となると、やはりReliance Capital Limitedがまっさきに思い出します。1986年創業で、いまではインド上場、運用会社のReliance Capital Asset Management (RCAM) はUSD39.2Bもの預かり資産があります。

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そのリライアンス投資信託のシリーズReliance Mutual Fund (RMF) という名の投資信託シリーズから
Reliance Media & Entertainment Fundをチョイスしてみました。さすが地元の大手リライアンス。同じ株式ファンドでも、単に大型株や中小型株という時価総額別の区分けだけでなく、セクター(業界)別のファンドが充実しているのが特徴です。セクター別のファンドとは、銀行株とか、電力資源株、医薬品関係とかテーマ株ファンドとも言います。

今日、手始めにまずどれかを選ぶかを考えたら、やはりエンタメファンドですよね。ネットの時代になり映画館が苦戦しているという話をよく聞きますが、インドにおいてはいくらネットが充実しようと、レンタル屋やオンデマンドが発展しようと、映画館が廃れることはありません。絶対にないでしょう。私の感覚からして断言できます。その理由は、インドで映画館に行けばよくわかるでしょう。いや、インドの映画館に行ったことある日本人なら必ずみんな断言するはすです。

もっとも、このファンドは映画関係に特化しているわけではなく、テレビなどもう少し範囲を広げたメディア関係全般を投資対象としています。怪しげな、映画ファンドではありません。

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このファンドの特徴は、パフォーマンスにあると思います。

インド株式と言えば、昨年は調整の年であり、インデックス系のファンドでも過去1年間のパフォーマンスは大なり小なりマイナスの数字がついています。他のセクター別のファンドも同様です。しかし、このファンドだけは、過去1年間のパフォーマンスがかろうじてプラスを維持しています。

インドの映画に不況なし!?ってことでしょうか。

リライアンスの地元ファンドはインドオンショアなので、渡航不要で購入する方法は見つからないと思います。今日のファンドは、投資判断の材料とするより、インドの投資環境について勉強するための記事だとお考えください。

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日本で販売、レンタルできるインド映画はどうして、途中の歌の部分をカットしてしまうのでしょうか? それが挿入されていないと、本当にインドで映画館が廃れない理由はわからなくなります。