日本語では、オービス・インベストメント・マネジメント、正式な英語の社名はOrbis Investment Management LimitedOrbis Global Equity Fund。 アクティブなグローバル株式ファンドで、とりあえず、ファンドオブファンズの投資対象に選びそうな機関投資家向けのファンドといえば、コレ。というくらいの定番ファンドです。

毎度、説明していますが、このファンドで凄いのは、そのファンドサイズもさることながら、レポート出版の速さです。5月1日の夜にはもう4月のファクトシートがでており、しかも詳細な調査レポートまでついています。

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おそらく、その調査報告は月末締まってから書き始めているわけではないでしょう。これだけ優秀なファンドマネージャーチームのことですから、月末を待たずしても、下旬には投資判断の成功不成功が自己分析できているはずです。

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私も現役だった頃は、毎営業日朝に発行する為替市場レポートを、前日寝る前には書きあげておいたものです。株屋さんならNYが引けるまでとても着手できないのでしょうけど、為替の場合、LDNだけで大抵は勝負がつきますし、仮にアメリカで雇用統計などどっちに転ぶかわからん材料があったとしても、2つ原稿を用意しておけばよいだけです。

予め、下書きを作っておいて、月末の数字を埋めてすぐ発行、という形を取ってはいるのでしょうけど、それにしても読み応えがあって凄いです。さすが、機関投資家向けのファンドですね。これがモーメンタムからなら個人投資家がUSD7,500から簡単にアクセスできるのですから、ありがたい話です。

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そのオービスのパフォーマンスが蘇ってきたのは、まさにグッドニュースですね。2014年、2015年とここしばらくモタツキがあったので、長期投資家としては、今年辺りはひと伸びして欲しいところです。

ただ、レポートでは、昨年あたりに株価が下落したことを、パフォーマンスが下がって悲しむどころか、株価の全体調整によって、ブルーチップのバリューが上がった。この水準なら何でもかんでも買えるぞ〜、こんな幸せなことはない。ってくらいの論調で書かれています。

日本人にありがちな、損した→懲りた。とは真逆の発想を楽しめるレポートです。オフショア投資なんてしているなんて日本では変人扱いです。せっかくのゴールデンウィーク。たまにはこういうレポートを英語でも必死で読んでみて、ああ、変人の自分が実はグローバルスタンダードなんだって励まされてみるのもいいと思いますよ。

ま、オフショア投資は、自分の将来や家族、子孫のためにやるものですから、しょせん自慢するものでもないですし、投資家は変人でもスタンダードでもなんでもいいんですけどね。

南アが本拠地のファンド会社のファンドは直接投資が非常に難しいので、ラップ口座を経由して買うのがよいでしょう。最低投資額はUSD50kとなっていますが、RL360以外はもっと低額から購入できると思いますので、メールいただければ調べることができます。ラップ口座経由なので、販売手数料、解約手数料はもちろん、一任勘定手数料なんてものは一切ありません。

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ところで仕事で使っているMac miniのTime Machineがどうしても動作してくれず、バックアップに失敗続きになっています。今日、対処しなくてもよいのかもしれませんが、やはり不安になりますよね。