今さら気がついたのですが、ボストンの運用会社、ステート・ストリート(State Street Corporation)のファンドについて、取り上げる頻度が少なすぎるかも、ですね。ただ、預かり資産の大きさとか超大手だとかを取り上げる理由にしてしまうと、それこそ毎日のファンド調査が、JPモルガン、ステート・ストリート、ブラックロック、フィデリティあたりのルーチンになってしまうので、そのさじ加減が難しいところです。

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そんなステート・ストリートのファンドも、本拠地アメリカのものをみてもしょせんオンショアになってしまうので、ルクセンブルク籍のファンドからチョイスすることになると、ファンド数も随分絞られて、わずか400ちょっとになります。一般投資家にとっては、400種類もあって「わずか」という形容詞が付くくらいデカいファンド会社だと思っておけばよいでしょう。

今日は、運用もコストを意識する時代という流れにのって、ステート・ストリートのイギリスのグループ会社State Street Global Advisors Limitedが1993年から運用を続けている252ものETFシリーズのうち、2015年4月からという、比較的最近に運用を開始した、インフラ関連の株式・債券へ広範囲に投資する、SPDR MORNINGSTAR MULTI-ASSET GLOBAL INFRASTRUCTURE UCITS ETFを取り上げてみることにしました。

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なぜ、インフラ関連かって?

そんなもん、毎日ブログ書いてる中で、いちいち考えてられるかいな、というわけではありません。ちゃんと理由があります。

左図はステート・ストリートの毎月のレポートから引用させてもらった、2015年12月のセクター別、ウエイト、バリュー、そして資金流出入のグラフです。

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グラフの縦軸(y軸)はウエイトを表してます。要するに上にあるものは売られていて、下にあるものは買われているということです。横軸(x軸)はバリューを表しています。要するに、右に行くほど安値が付いている、左に行くほど高値がついているということです。

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というとは、昨年12月の荒れ相場の中でもっとも売りを浴びせられ、かつ値段も下がったのが右上のエネルギー関連、逆に買われて値段が上がった左下のものは無かったということがわかります。

そしてUtilities、インフラ関連は非常に安定していたということがわかりますね。しかも各セクターに+と-の記号がついてますが、これが2015年12月に資金が流入したのか流出したのかを表しており、+ということは、この相場環境でも、ここに目をつけて買っている投資家が多かったということを意味しています。

となると、ここで一発、債券と株式へ約半々、そして779もの銘柄に超分散投資している、このETFを取り上げておく意義も見いだせるというものでしょう。

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直接投資はできませんが、生保系フル機能付きオフショアファンドラップ口座経由ならどこからでも買えます。

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クレジットカードラウンジ。ダイナース、アメックス、プライオリティパスだけは別格扱いが多いのですが、こと日本では妙にケチくさい。成田空港も第二ターミナルはビール1杯まで。時間があれば、2つあるラウンジをハシゴしてる人、私だけではなさそうですよ。