http://www.russell.com/images/russell_logo.gifRussell Investmentsは1936年にその名もラッセルさんが設立したワシントン州タコマの運用会社です。タコマって行ったことないけど、なんだか中学の英語の教科書ででてきたなぁ。と思い出す人が一人でも居てくれたら仲間ができたみたいで嬉しいです。

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実際に会社を盛り上げたのはラッセルさんの息子だったようですが、今では預かり資産USD265.8Bに加え、アメリカ小型株ではもっとも有名なRussell 2000 Indexなどの指標も発表しているので、マスコミへの露出も多く、日本でもそのインデックスの名前くらいは聞いてるぞという人も多いはずです。

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で、ラッセル2000を計算している会社なのですから、さぞかし株式に強いだよね、と想像のことでしょう。はい、その通りです。でもそれだけじゃ、週末にわざわざ読んで下さっているここの読者の皆さんを喜ばすことはできません。そこで、変わり種といっちゃぁなんですが、FP Russell Real Assets Fundを調査対象にすることにしてみました。

で、リアルアセットの定義ってなんなん? となりますよね。一般的にリアルアセットとは、日本語ではさしずめ現物資産とでも言いましょうか。真っ先に思いつくのは金の延べ棒とか土地建物とかです。ちなみに、株式、債券、預金などは金融資産といいます。

では、このファンドで言う、リアルアセットとは? その答えはファクトシートの英語の原文ママで見てもらったほうが早いでしょう。

Real assets include commodities (metals, oil, agricultural produce, property companies and infrastructure companies e.g. toll roads, power networks)

となっていて、確かに、一般的に言うところのコモディティと不動産がメインで入っていますが、それよりも目を引くのがインフラ関連への投資という文言です。

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逆に、これがなかったらブログで取り上げないでいたかもしれません。毎日、ブログでファンドの話をしていますが、実際に書く(というより打つというべきか)時間より、調べたファンドがボツネタになって徒労な時間の方が長かったりもします。

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それはおいといて、カギとなるのは上表の投資先アロケーションのうちのInfrastructure 28.4%です。Nuveen Investmentsとドイツ銀行の持つポートフォリオへファンドオブポートフォリオの形で投資していますが、その業界だけは左表の通り、ファクトシートで公開されています。

直接投資はできません。各ラップ口座から投資することになります。記事にしたファンドはオフショア用で、UKのサイトから引用してますので、イギリス・ポンド建てですが、探せばドル建てもあると思います。

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長崎大村勉強会、日曜日にもかかわらず、10名以上の方にお集まりいただきます。今から勉強会楽しみです。