http://www.frontierim.com/modules/gottexFrontend/images/frontier-blue.png今日はGottex Asset Management (UK) Limitedが運用するMULTI ASSET PLATFORM MODERATE FUNDについて取り上げてみたいと思います。このファンドは、何度か勉強会の教材として、またブログの記事にも取り上げてきました。というのも、その名の通り、ボラティリティを下げつつ期待リターンを上げていこうという、モダンポートフォリオ理論をそのまま活用しているファンドだからです。

モダンポートフォリオ理論なんて、聞いたことあるけど中身がさっぱりわからないという方も多いことでしょう。いや、むしろそれが普通です。でも知らんことをそのままにしておくのも悔しいですし、かと言って、個人のオフショア投資家が専門的に学んだところでそれほど元が取れるものでもありません。

そこで、この Gottex Fundの運用手法を理解することを通じて、フロンティアポートフォリオ理論についてもちょっぴりかじってみようというのが、勉強会でこのファンドを取り上げる趣旨でもあります。ま、理解して気に入れば、各々が直接投資なりラップ口座経由なりで購入すればよいわけですから、ファンド会社としても勉強の教材に使われたところで怒られることはないでしょう。

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ちなみに、もともとFrontier Investment Management という名前の会社が運用していたものが、買収により子会社化されたので、ゴテックスという冠が後からついていますが、ファンドは脈々と運用が継続されています。そしてそのパフォーマンスは上表の通り、リスク(ボラティリティ)を抑えつつ、リターンを上げていることから、数字的にも満足のいくものになっています。

なお、左図で言えば。右下から左上に斜めに向かうほど、ポートフォリオ理論的に優れた運用だということになります。


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そして、何よりプロが行うポートフォリオ理論に基づく分散投資の醍醐味は、その投資先分野の数の多さにあるでしょう。例えば2銘柄への分散投資程度なら、私達のような素人にでも、頑張れば手計算できます。

逆に、2銘柄でもこれだけ苦労するのかぁ〜ということを投資家サイドが知っていれば、これを分野別、さらに銘柄別に数十の組み合わせをたちどころに計算できるプロのファンドへ安心して投資し、また、よろこんで信託報酬をお支払いする価値もでてくるというものです。

それにしても、今日のブログは読んでも、それ自体が難解だって思われるはずです。私も自分で書いてて、どここからどうやって解説すればベストなのかが、さっぱりわかってないのです。実際、この記事では敢えて、モダンポートフォリオ理論とは?という解説を完全に割愛してますから、前提がわからないのも当然です。でもその前提を書き始めると大変なことになるので、今日のところは、

金融市場に投資するには、1銘柄に集中投資するよりも、2銘柄以上に分散投資したほうが、リターンを下げないようにしつつ、ボラティリティを下げることができます。ですが、銘柄の組み合わせによってはリターンを妥協したのに、ボラティリティは上がった、なんていう裏目にでることもあります。これじゃ分散投資の意味がありません。そこで、恐ろしい量の組み合わせを試行錯誤してみて、もっとも効果的にボラティリティを下げる分散投資割合(最先端、つまりフロンティアと言います)を見つけよう

というのが、モダンポートフォリオ理論だと思っておいてください。一部不正確かもしれませんが、当たらずとも遠からずというやつです。

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