http://tcaglobalfund.com/wp-content/themes/tca-global/images/logo.pngロンドンの銀座通り、ピカデリー・サーカスから少し裏通りに入った高級フラットに本社を構えるTCA Fund Management Groupが運用するTCA Global Credit Master Fund LP。大きな事故もなく順調に推移しています。融資先の4分の3はアメリカですが、ご存知の通りの超低金利政策の続行、大手金融機関の貸し渋り、景気は回復基調、とあれば、中堅起業の売上増や設備投資増による旺盛な資金需要は、遠く日本から見ても羨ましい限りです。え?地平線の彼方で見えない?目をつむれば想像できます。想像できん人はわざわざオフショア投資なんかに興味をもたずNISAで十分です。

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パフォーマンスは左表の通り、売掛金担保の運転資金使途ノンバンク系ビジネスファンドとしては、極めて当たり前の状況で推移しています。裏では流動性リスクが潜んでいるわけですから、右肩上がりになって当然です。

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ファンドサイズがUSD217Mと徐々に成長しているわけですが、このファンドは面白いことに投資先の内訳だけでなく、調達先、つまりどんな属性の投資家から資金を受け入れているかをファクトシートで開示するようになりました。

それが左の円グラフです。私達、オフショアの個人投資家がTCAに投資した場合、黄色のHNWIにカテゴライズされます。

日本語では「富裕層個人」と訳します。こうやってみると、機関投資家からの資金がおおく入ってますね。

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これは一般論ですが、これらは金額が大きいので、いわゆる信託報酬もお安くなっています。つまり私達のHNWIよりもパフォーマンスは実はもっと高いんです。そのかわりに毎月解約には応じることはなく、例えば5年ロックとか10年ロックとは全て個々に相対契約を交わして投資しています。全体に対する個人の割合が低いということはそれだけ流動性リスクは低くなります。

これは機関投資家からの投資を大量に受け入れて、個人の割合を半分近くにおとした、レジャー施設ファンドのダーウィンの取った行動に似ています。ダーウィンの方は満額逃げ切りで、解約できるけど新規購入ができないという逆流動性リスクが発生してますが。

ただ、流動性リスクはビジネス系ファンドに絶対的に付きものです。リスクが低くなるというのと無いというのでは全く意味合いが異なりますから、為念で。

渡航不要の投資家紹介でUSD100kから直接投資可能、ロイアルスカンディア経由だとUSD10kから投資可能です。米国非居住者でもW-8BENフォームの記入が必要になります。

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27日のインドバランス型ファンド徹底研究勉強会、東京のほうはほぼ席が埋まってます。大阪のスカイプ中継会場のほうはまだ席が残ってます。