http://www.10of7.com/images/logo.pngルクセンブルク籍のGlobal Distribution Partnersが運用する10 of 7 European Equity Fund。何度かブログでも調査報告していますが、その度になんやったかな~と忘れてしまうのが名前の意味です。 数字を使った名前ってインパクトありますが、その意味が記憶に刻まれにくいと思いませんか? 誰でも知っているとすれば八王子くらいなものでしょう。

7つの欧州主要株式市場の中でも(おそらく時価総額ベースで)トップ10のブルーチップ銘柄にしか投資しません。という意味です。もちろん、ロングオンリーレバレッジなしの株式ファンドです。

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で、7つの主要市場とはどこでそのベンチマークは何か、そして、その主要銘柄はどんなものかと言えば、

  • Paris, The CAC 40 (CAC) -  BNP, EDF, L'Orial
  • Zurich, The Swiss Market Index (SMI) - ABB ltd, Nestle, Novartis
  • Milan, The FTSE MIB (MIB) - Generali, ENEL, ENI
  • Stockholm, The OMX Stockholm (OMX) - ABB, Astrazeneca, Ericsson
  • Frankfurt, The DAX Index (DAX) - Alianz, BASF, Bayer
  • Madrid, The IBEX 35 (IBEX) - Banco Bibao, Banco Santander, Iberdrola
  • London, The FTSE 100 Index (FTSE) - BP, British American Tobacco, HSBC  
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となります。頭文字ばかりでイマイチ馴染みのない会社名にはリンクも貼っておきました。各公式サイトをご覧になると、ああなるほどね、とわかります。だいたい私はフランス語なんて読めませんからL'Orialって書かれてもそれが化粧品大手のロレアルだって会社のロゴを見るまではわかりません。ま、個別銘柄なんてそんな程度でいいんです。だいたい、日本株のツウだと自称している人たちでも、たいがいは知名度や新商品ニュース、さらには下世話な材料で売り買いしているだけで、財務諸表がしっかり読める個人投資家がどれくらいいることやら。だからこそ、運用をこのような投資信託に任せるのです。

となると、パフォーマンスは欧州株にほぼ連動しつつも、ブルーチップに期待して調整局面でのドローダウンを抑えつつ、立ち上がりをいち早く掴んでおくということになりますね。現に、上図のようにベンチマーク加重平均に比べてもアウトパフォームしてくれています。

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投資家仲間で、まだ誰も投資したよというお話は聞いてませんが、渡航不要の投資家紹介は可能だと思います。最低投資額はEUR100からで手数料は典型的後払い方式の最大5%です。

ロシア、ウクライナ情勢でモタツキ感のある欧州株を少しでも仕込んでおこうという投資戦略があるなら、ブルーチップ限定であることから、そろそろっと足を踏み出すにはもってこいのファンドですね。

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シルクロードファンドのSturgeon Capitalが実投資家向けに毎年視察ツアーを企画しています。今年は10月1日から5日まで、ウズベキスタンのタシケントに現地集合現地解散です。参加費無料で、国中の主要企業や工場などを連れ回してくれるそうです。タシケントまでの往復にかなりの費用はかかるでしょうけど、行ったらものすごく値打ちあるでしょうねぇ。