Chuck Royceをはじめとする米小型株のカリスマトレーダー集団を抱えるRoyce & Associatesはニューヨーク本社、つまり米国の運用会社であることもあって海外から個人がオフショア投資するのは難しいのが現状です。これを可能にしてくれているのが、大手のファンド会社Legg Mason Global Funds plcであり、Legg Mason Royce US Small Cap Opportunity Fundが唯一、おメガネに叶うファンドではないかと思います。
ファンドサイズUSD1.5Bという、大型の小型株ファンドは、2月にもブログの記事にしていますので、今回はパフォーマンスのアップデートだけ入れておきましょう。そのパフォーマンスですが、北米株が青天井かと思われるこの2,3ヶ月、先取りしすぎなのでしょうか?上昇トレンドから一服しています。

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もっとも、このファンドの投資家は、ロイスの伝統と実績に信頼を置いて投資している人ばかりでしょうから、2,3ヶ月元気がなかっただけでとやかく言う人はいないでしょう。なにしろ運用開始は2002年8月、ここ5年間の平均年率換算上昇率が36%もあるのですから、そんな短いスパンで考えている人はいないはずですわ。
ちなみに、投資方針の英文原文を引用すると、
The Fund seeks to achieve long-term capital appreciation by investing at least 70% of its Net Asset Value in a diversified portfolio of equity securities issued by small- and micro-cap U.S. companies (market capitalisations of less than US$2.5 billion). The Sub-Investment Manager attempts to take advantage of what it believes are opportunistic situations for undervalued securities.
ということで、時価総額USD2.5B未満の小型株、マイクロ株中心に現在295銘柄に分散投資しています。当然ですが機械売買はありません、すべて生身の人間の判断で売買します。


イメージ 2最低投資金額はUSD10kですが、投資家紹介をもってしても直接購入はできません。しかしモーメンタムがファンドリストに保有していますので、USD25kあれば、投資家紹介→モーメンタム開設→乗り換え注文というルートが仕えます。ネッドバンク経由も可能です。

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北米株だえでなく、出遅れ気味の欧州株も上昇している横で、オルタナティブ投資であるヘッジファンドは受難の年を迎えています。有力ヘッジファンド150(ファンドサイズ合計はUSD380B分)のうち4分の3は年率換算6%以下の実績に沈んでいるとのことです。2011年にも元気のない年がありましたが、今年はそれ以下になる可能性もあります。