http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/9/99/Invesco.svg/120px-Invesco.svg.pngInvesco Ltdは元来、アトランタに本拠地を置くファンド会社ですが、ご存知の通り、日本にもしっかり根付いていますので、当然ながらオフショアファンドの直接購入はできません。各ラップ口座経由での購入になるわけですが、主に積立投資タイプが使うミラーファンドリストにも数多くラインナップされているので、資金の一部は回りまわってインベスコに投資している個人のオフショア投資家は多いことでしょう。

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ミラーファンドリストと言えば、いつもユニークなファンドを積極的に登用しているハンサードに行きがちですが、今日は敢えてGenerali Internationalジェネラリからピックアップしてみました。ハンサードのミラーファンドリストで目立つのは、ドミニオンのGTコンシュマー、つまりあのゴージャスファンドが買えることです。

他には、フレンズプロビデントへの対抗心からか、Brandeauxではなく、Coral Student Portfolioを採用していたことでしょう。結果的に現在も流動性リスク顕在化はなく、順調に推移しているところが(そう見えるだけかもしれませんが)なんだか誇らしげです。

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そんなジェネラリのファンドリストの中で、この1年間で最も上昇したMVPは+46.9%で、文句なしでHSBC GIF Indian Equity Aです。それに続くファンドもJupiter JGF India Select L USD だったりとインド関連が多くなっていますので、同じセクターは以下同文で省略しましょう。

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すると、なんとContinental European Small Cap Equity Fundで+42.33%が浮上してきました。この投資信託は、ロングオンリー、レバレッジなしの一般的な西欧株ファンドでファンドサイズもUSD1.03Bある大型ファンドです。大型と言ってもサイズの話で、投資先は小型株です。

このファンド、伝統あるインベスコの中でも長寿ファンドのようで、オリジナルの運用開始は1984年10月とのことです。ランディバースが来日してから本調子が出始めた頃ですよ(ちなみに、優勝は1985年)。

そんなときから運用してんのん?と驚くかもしれませんが、90年代に入ってから台頭してきたマネージド・フューチャーズなどオルタナティブ投資と違って、株式ファンドというメイン投資の歴史は実に長いのです。

パフォーマンスは上表の通りで、小型株ファンドなので、さぞかしリスクも高いのかと思ったら、ボラティリティは8.96%しかありません。

となると、ミラーファンドのように最大10ファンドまでの分散投資の中の一つに組み入れておくには利用目的としてはピッタリのファンドなのかもしれません。

直接投資はできませんので、最低投資金額はAクラスでUSD1,500ですが、必ず一括型のラップ口座経由で購入しなければなりません。ちなみに、Momentum経由だと、EUR建てのInvesco Funds Pan European Small Cap Equity Fund A (イギリス株が多く、フランス株は少ないタイプ)に販売手数料は全免です。

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8月3日のファインワイン勉強会は、名古屋にお住まいの方からの希望がございませんでしたので、かねてより開催希望のあった関西に場所を移すことにしました。今回は、九州、北陸からもお越しいただきますので、3日日曜日10時から新大阪駅近辺で行います。