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多少の政情不安は日常茶飯事とはいえ、今回はかなり散発的なテロとは違ってかなり深刻な雰囲気にあるイラクですから、ファンドの状況も気になります。本来はロシアを取り巻く環境が悪化しているその隙に、少しでも伸ばして欲しかったのですが、そうなんでも調子よくはいかないものですね。

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まずは、先月までのパフォーマンスをチェックしておきましょう。総じて、世界株やエマージング株の動きに多少左右されつつも、別世界を進んでいるようなイメージでかわりません。

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問題は、今月、つまり5月の結果がどうでるかと、6月の数字です。これはファンドの月次ファクト・シートを見ても4月までの数字しかわかりませんから、全体観を確かめるために、バグダッド株式市場の公式サイトを見てみることにします。

http://www.isx-iq.net/isxportal/images/en/iraqstock-logo.gif
ISXというのがインデックスの名前で、さすがに、今月に入って1割下げています。1割という数字を、大きいと感じるか、意外と大したこと無いと感じるか分かれるところではありますが、FMGによるとある大型の外資ファンドの売り圧力が強く、それを地元勢が銘柄選択的に拾っているという構図だとのことです。


バグダッドでは、例えイラクのブルーチップであっても、例えば四半期決算の発表があるという程度でも一旦売買を休止し、1日2日置いてから再開しているようです。よって今回も、市場を休止しているわけではなく銘柄によって細かく休止したり再開したりしています。
つまり、今週に1割下げたと行っても、それが直近の政情不安をすぐに反映しているわけはないので、イラクの状況を株式市場からチェックするには、日次というより、週次あるいは月次のスパンで見ていく必要がありそうです。

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それにしても、2011年からインデックスとしては下がり調子なので、FMGはよく銘柄選択をしているということになりますね。意外なところからFMGの評価アップです。

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ちなみにFMGがメインで保有している銘柄の一つにBank of Baghdadというのがありますが、この銘柄の直近の配当利回りは6.7%でした。この6.7%は全部ファンドのパフォーマンスに乗ってきますから、株価がフラットでも、パフォーマンスは上昇する仕組みがあるということもお忘れなく。

また、イラク情勢で原油価格が5%近くも上昇するということは、それだけイラクの産油能力も回復していきているということです。この点も注目されるところです。今回の出来事はイラクの売りサインというよりも、ロシアの買いサインと見るべきかもしれません。

直接投資は可能でUSD10kから、ネッドバンクを含む各ラップ口座経由ももちろん可能です。

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XPサポート期限の切れた古いCore DuoレノボのシンクセンターにLinux Mintを入れてみたら、これがまた本当に気持ちよく復活し、しかもXPより動作が快適で、ブラウザも最新です。問題は会計ソフトが高いくせにWin対応のものばかりということくらいでしょう。普段使いでLinuxは全く問題がないことにようやく気が付きました。