http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f1/Powerbook_g3_pismo.jpg/225px-Powerbook_g3_pismo.jpg私のアップルコンピューターとしては確か4台目くらいの保有だった、PowerBook G3 (Bronze Keyboard)タイプ。44万円程度と高額ながら、当時としてはほぼ最速のスペックに、とにかくデザインとキーボードの色がカッコ良く、東京ー名古屋間の出張にもかかさず持ち歩いてました。

貝殻iBookでは仕事で使えんにならんだろ。ということで、この高価なモデルを使っていた人も多いと思います。またこのモデルはSCSI端子が残っていたりして旧機種で使っていた周辺機器との互換性があったので便利でした。またDVDプレーヤーはMPEG-2のハードウェアデコーダが搭載されていて、CPUの力に依存することなく再生できます。つまりPCで観ているとありがちな途切れがないのです。

気に入らない点は、リンゴマークです。開くとリンゴマークがひっくり返って見えます。これは痛い。ということで、リンゴマークがひっくり返って見える最終モデルとなっています。

イメージ 1
PowerPCを搭載したMacは不遇で、MacOSXもライオンだったか思い出せないくらい前のバージョンで打ち切られ、結局はお蔵入りとなり5年間も電源いれてなかったという状況です。

そこで、流行りのLinuxディストリビュータをインストールして、現役復活ができるかどうか壮大な実験をしてみました。実験といっても大して手間がかかるものではありません。CD-ROMを突っ込んで動くかどうかトライ・アンド・エラーするだけです。

まず、Power PC (PPC)をサポートしている最新のリナックス・ディストリビュータは見当たりません。英語とかドイツ語圏のものはあるかもしれませんが、表示は英語でOKでも日本語入力ができなければ現役復活とは言えませんので除外しました。

PowerPC対応の旧バージョンがあるメジャーなディストリビュータはざっと以下のとおりです

Ubuntu
Fedora
VineLinux

イメージ 2
これらを新しいものから挑戦していくわけですが、デフォルトだとメモリ64M、HDD6GBしかないので、この時点で新しいバージョンが入るわけないってことはわかります。しかしもう一つ大きな壁があります。それはG3とG4の違いです。スペックはさほどかわらず、またディストリビュータの古いサイトに記述がなくてもG3だとインストールが進まないものが多くありました。G4までが32ビット、G5から64ビットなのでG4とG5には大きな差がありそうですが、実感としてはG3とG4の壁の方があつそうです。

G5のマックの方はPPC64と表記のあるほうをダウンロードしてください。

Fedora バージョンが細かすぎてG3対応がどこからかよくわからないまま諦め 少なくともCore5ではいけた
でした。これらは私のMacBook Proで実際にインストールに成功しています。

ということで、その中でもとりあえず流行りのウブントゥを採用、最低192Mのメモリが必要と記載があり、メモリを増設していた15年前の自分に感謝です。やっぱりパソコンはその最上級モデルを買っておくに限ります。

DeskTop installでもインストールはできました。Alternate installの方が更に軽く導入できるようです。しかしバージョンが6.10なのでFirefoxのバージョンは2で最新にはなれませんでした。

また、残念ながら動作は軽快とはいえません。なんでも一呼吸おくという感じです。

面倒なのはDVDプレーヤーがそのままでは動作しないことです。著作権の関係で何とかとデフォルトのままでは使えない設定になっており、このインストールはLinux初心者がすぐにできるものではありません。Ubuntuならなんとかバージョン12.04は入れないと現役復活は宣言できないようです。


オフショア投資ブログのランキング。面白いのでぜひクリックしてみてください。 ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリストなどについてはメールで(コメント、メッセージではお返事いたしまません)。気に入った記事にはナイスボタンお願いします。その話題を優先的に取り上げます。

いかにも書き貯めしておいたような記事が出た時は、投資家仲間限定でフル稼働している時です。