USDJPY相場

2013年央から年末にかけて形成された三角保ち合いが上抜けした時には、110円近辺までのドル高円安相場を確信したものですが、結果的には道半ばで失速しボックス相場入りしてしまいました。フィボナッチ的にも103円近辺でモメてもまずまず自然な動きだと私は考えています。

だた、ここ最近で一段上抜けしたような感じもしますが、それでもリーマン・ショック後の長い期間のチャートで大局的に見ると、2012年末からの激しい上昇気流の再来とはとても感じることはできないでしょう。だた、規則正しいマス目の通り、一段づつ右肩上がりのトレンドは普遍ですので、やはり一旦は110円あたりの一つの大きな目処まで、来年初あたりには到達するのかもしれません。

イメージ 1

ただ、今のサポートラインはかなり強力ですが、何度となく下値トライがあり、それを跳ね返しているフシがあり、逆に上には明確なレジスタンスはありません。これからも何度となく起こりうる下値トライによって、この強力なサポートラインが下方ブレイクするようなことがあれば、すぐに方針を変更して、93円程度までのドル安円高相場に対応できるようなポジションを形成しておく必要があるでしょう。


AUDJPY相場

リーマン・ショックによる最高値と最安値の間を行き来している豪ドル対日本円の相場は、フィボナッチな有効な分析しやすい相場だと言えるでしょう。2012年春のピークがもうちょっと高く107円台まで行ってくれていたらもっときれいなチャートになっていたのでしょうが、逆に言えばそれだけ、55円から107円の間に収まるような相場なのだということかもしれません。

イメージ 2

それでも徐々には右肩上がりのトレンドを形成しており、2014年初に88円でサポートされてからは、現在の水準である95円台までの上昇は特に不自然さはありませんでした。今は一方調子で豪ドル高円安相場にも見えますが、再び103円を目指すのかどうかはまだ見えてきません。


XAUUSD相場

最近冴えないとお嘆きの方も多いゴールド対ドル相場もリーマン・ショックよりはるか前からのチャートをみれば、1,300ドル台であっても恐ろしく高いのだということが実感できます。ただ、20世紀から一本調子で上昇してきたゴールドは1,800台で初めてピークアウトしたことは間違いありません。このレベルは将来、非常に大きなレジスタンスになることでしょう。

また、上はあっても下がないので、どこをフィボナッチの下限に取ったらいいのかわからないという厄介なチャートになっています。ひょっとしたらゼロでもいいのかもしれませんが、残念ながら、私は片対数グラフを愛用していますので、正の数なら100でも10でも、それこそ10のマイナス18乗でもいいのですが、残念ながらゼロを取ることができません。

イメージ 3

よって、上図のように目標値のない、なんとも漠然としたチャートになっています。いくつかのトレンドラインから考察するに、しばらくは下降トレンド継続かしら?というイメージで取らざるを得ないようです。ただ、1,200近辺では二回とも打ち返していることや、1本はレジスタンスをブレイクしてとなりのレジスタンスに移行しているので、一方的なゴールド安ドル高のみを予想し続けることについては徐々にリスクが高まってきていような気もします。ドル円相場のチャートをご覧いただくとお判りの通り、リーマン・ショック以降の長く大きなドル安円高相場には2本のレジスタンスがあり、2本とも破られた時に、大きなうねりが生じています。ゴールドの場合、パッと見でレジスタンスラインが3本あるようなので、あと2本とも打ち破った時には、即ゴールド買いのトレンドフォロー戦略を用意しておくのがチャンスメイクになると思います。

1,200が堅いとすると、3本のレジスタンスが全て1,200と交差するのは今年の年末あたりです。ゴールドに関して、テクニカル分析ですからマーケット事情まではわかりませんが、なんしか今年年末あたりがホットになりそうな予感です。

オフショア投資ブログのランキング。必死の有象無象をおちょくってるだけですが面白いのでぜひクリックしてみてください。 ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリストなどについてはメールで(コメント、メッセージではお返事いたしません)。気に入った記事にはナイスボタンお願いします。その話題を優先的に取り上げます。

10のマイナス18乗って何? 電子の上限半径です。