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このファンドは過去、1年半前に一度記事に出したっきりになっていました。Prestige Equity Option Advantage 、略してPEOAは、ブログラム売買ではなく人がやります。トレンドフォロー戦略ではなく、天井・大底を見極めにいくデレクショナリ戦略です。そして中長期投資ではなく、短期的にストップオーダーをかけてポジションをクローズさせながら進めていきます。オプション取引行いますが、アメリカ、イギリス、スイスの株式または債券オプション市場にしか投資しないので流動性リスクはまず考えなくても大丈夫です。と言った特徴があります。

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オプションを売りから入るなんていうとかなり危険な香りがして、日本の銀行が通貨オプションの売りから入るような条件の預金を作ってもリスクが高いとして行政に潰されます。が、この考え方は無知からくる偏見によるもので、間違いであることは明白です。投資家サイドに高いリターンを取りたい事情があれば、高いリスクを取る商品へのニーズも当然生まれるわけです。投資家のニーズは十人十色で千差万別。このブログでは、リスクの高い低いではなく、リスクの種類や投資適合性ばかりを気にしているのはこのためです。

PEOAでも、右肩上がりで儲かりますよってに、どなたはんでもどんどん投資しておくれやす。とはこれっぽっちも言っていません。オプションを売りから入って裁定取引することで、上図のようにS&P500やFTSE100が上昇局面よりは、凪の状態(ボックス相場)や、下落局面においてパフォーマンスが出やすいように工夫されています。つまり株式投資をしている人のオルタナティブ(代替案)としてPEOAに投資してもらい、例えば、主要国株式ファンドとの併せ買いによって初めて分散投資としての投資効果が得られますとしています。

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そうすると、上表のパフォーマンスでも去年はマイナスだったとしてもこのファンドの存在意義が見いだせるはずです。

もっとも、株式のショートを組んでいるわけではないので、株式が一本調子に上がると、このファンドはズルズル負けるというわけではありません。どちらかと言えば、昨年5月のFOMCによるQE乱高下の負け組だったことが唯一のマイナス要因だと言ってもいいでしょう。ストラングルの売りとかストラドルの売りと呼ばれる、ボックス相場で利益がでるようコールオプションの売りとプットオプションの売りを組んでいると、突然の乱高下では両サイドとも損切りさせられることも起こりうるので、そうなるとダブルパンチです。

と、いうと、なんだか複雑なことしているなとお思いでしょうが、今では便利な相場もできています。それがボラティリティインデックス、すなわちVIXで、今ではこれを売りから入るだけで、ストラングルやストラドルの売りを仕掛けるのと同様の経済効果を得ることができるのです。

これでおわかりでしょう。このPEOAの話を読んで、おお怖いと思ったら、その読者はエーデルワイスボラティリティファンドにも投資適合性はないということになります。もっともエーデルワイスは、昨年辺りから売り一辺倒だけではないことは勉強会でお話しした通りで、この違いもしっかり理解しておかなければなりませんね。

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最低投資額はEUR75kから直接投資可能ですが、各ラップ口座(除くRL360)からはデータ上はEUR20kからいけるとのことです。販売手数料は後払い方式のみで1年以内に解約で5%、以降1年ごとに1%づつ減少し、満5年で0%になります。信託報酬は1.5%で10%のハイウォーターマーク星期の成功報酬がかかります。

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正月は燃えるゴミの日が変則的なので毎朝緊張しますよね。取り敢えず、我が家では毎日、朝からご近所の様子を伺うという完全なトレンドフォロー戦略を採用しています。