http://www.lucentgroup.co.uk/images/logos/mainlogo.pngルーセントはイギリスの不動産開発案件に直接投資するため、典型的な流動性リスクテイク型のビジネスファンドです。住宅街や商業施設の開発を行う限り、その収益率の高さから勘案して、儲からないプロジェクトはありません。手がけたプロジェクトはプロがやる仕事ですからほぼ必ず儲かる。そして万が一プロジェクトが頓挫した時は大きなロスがでる。というのが不動産デベロッパー仕事の宿命です。

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下のイメージのような、ゼネコンやデベロッパーのようなプロだけの世界へ簡単に個人投資家が首を突っ込めるというのは、ある意味チャンスでもあり、知らぬが仏どころか無知は凶器。恐ろしいことでもあります。

例えば、Lucentでは設立当初は34%もの上昇を見せています。が彼らは決してこの年のパフォーマンスを売り文句にはしていません。なぜなら、例え、彼らが隠したいと思っても最初はこのように大きな数字がでてしまうのが、不動産開発ファンドのしくみだからです。もちろん、ルーセントは隠したり、逆粉飾なんて絶対にしませんから、素直に大きい数字がでています。が、逆に2013年にこの水準の数字がでるかどうかといえばNOです。それも不動産開発ファンドのしくみだからです。そのしくみは勉強会でもお話ししているのでここでは割愛します。

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では34%上昇の魅力的なファンドというキャッチコピーがでていたら、投資家としてはどう対応すればいいでしょうか?それは媒介している有象無象業者の選別に使えばよいだけのことでしょう。

いずれにしても、リスクとリターンのしくみをしっかり理解して投資するという基本実践をしなければならない教科書的なファンドがルーセントであり、当然、私は自分なりの理解をした上でルーセントに投資を入れています(勉強会の幹事だし当たり前か)。夢への投資なら、消えてなくなっても文句言えないわけですから盲目でもいけますが、現実への投資には回収する手段がないと意味がないので、それなりの勉強が必要ということですね。

ところで、良い金融商品は他社にコピーされるものと相場が決まっています。金融商品はアイデアだけの世界なのでメーカーのようにモノではなく、特許もへったくれもありません。登録商標で商品名は守られますが、スーパーとかミラクルとかなんとか定期とかいう名前が守られても開発担当にはなんの意味はありません。しかし、それを知っている商品開発担当者は、自分の書いた規約や約款が他社にパクられているとわかったときは仲間集めて飲みに行くものです。自社の立場はともかく、他社から自身のスキルを直接的に評価されたわけですから。パクられる数が多いほど多くのよい商品を開発しているということです。

このブログの記事をまるごとコピーして悪質不動産仲介業者よろしくおとり広告にしている猛者もいるようですが、それも一向に構わないと考えているのはこんな背景があるためです。が、西尾の八つ橋バリにたまにはどこが本家かハッキリさせておきたいところですよね。

直接投資、ラップ口座経由(大方のラップ口座は販売後払いのAクラスのみ購入可能の様子)ともに可能、投資家紹介可能。最低投資金額GBP10kからです。

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仕事でバタバタしていたこともあって、今年度助成金で行う太陽光発電プロジェクトに乗れなかったことでかなり凹んでます。なんかブームに乗り遅れた気がして。ところで、これは地方活性化プロジェクトとしては大成功で珍しく当たった政策ではないでしょうか。
仕方ないので代わりに技術系ベンチャー企業への投資検討に注力してます。