では、チューリップやパームに入れてはみたものの、ハナからニーズが違ったことに気づいたらどうしたらいいでしょうか?さすがに長期戦で疲れたという投資家もそうですね。解約?もちろん、その発想がまっさきに浮かぶでしょう。しかし、折角業者にバックマージン払って(もらってないって嘯くでしょうけど)まで買った大事なマネージドフューチャーズですし、しかもファンド自体、建付けも育ちもよいファンド会社のものです。質の悪い有象無象とは縁を切り、質の良いファンド会社とは取引を継続する方法はメールでのみお答えすることにして、今日は疲れが癒されるまで、このプログレッシブキャピタルと付き合いを続ける方法を研究してみました。

プログレッシブキャピタルのファンドはチューリップとパームだけでしょうか?

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いえ、あまり知られていませんが、本当は4つあります。ジングルマネージャーのマネージドフューチャーズ2つの影に隠れていますが、ファンド・オブ・ヘッジファンズ形式のものも2つ運用されています。しかもこちらの2つは、プログレッシブキャピタルが直接運用しています。さらにQualitiumに至っては、UBSのオプショントレーダーとして腕を鳴らしたプログレッシブキャピタル社長が直々にファンド・マネジャーをしているという、まさに社運をかけたファンドなのです。

マネージドフューチャーズ2つが他社のトレーディングアドバイザーに運用は全て任せ、自分たちは小売に専念しているところと対照的です。

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パフォーマンスの切り口からも比較してみましょう。まず、パームのパフォーマンスは残念すぎるとしか言いようがありませんが、CTAとしてはIQSなどと比較して検討する必要がありますので、今日は置いておきましょう。濃紺線をみると、最近のチューリップがとても疲れるという理由がよくわかります。それに対し、左側2つは疲れを癒すオアシスにも見えてきます。チューリップとカリチウムやレゲアルティスはスイッチングしての退避策にも、一部リスク・ヘッジの分散策にも使えるということです。

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レゲアルティスが典型的なファンド・オブ・ヘッジファンズなのに対し、ユニークな裁定取引手法を用いているカリチウムを取り上げてみました。USD25kから購入できる小売クラスのパフォーマンスです。チューリップの疲れを癒すにはぴったりな値動きですね。しかし、カリチウムの良さはそこだけではありません。

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上表はカリチウムの投資対象ですが、二番目以降は全部ファンド・オブ・ヘッジファンズで、なるほどねで済みます。しかし一番上の一行だけはシビレるアロケーションです。運用スタート時はこの一行には約2割のウエイトでした。今では5割まで上昇しています。実はこのファンド、この一行だけに投資したい、でもいつもチャンスはないので、間合い運用に二行目以降のファンド・オブ・ヘッジファンズを使っているのです。社長は一番上の部分に最も心血を注ぎ、二行目以降と二行目以降だけに投資するレゲアルティスの運用は部下に任せてます。

ではカリチウムがこの一行(Listed Vehicles)にかける情熱とはなんなのでしょうか?その答えは4月13日東京、21日神戸勉強会のお楽しみということで。社長からはこのタイミングに合わせて最新資料を印刷配布できるように資料提供の快諾得てます。

スイッチングは無料ですが、カリチウムの場合、資金的には解約新規扱いになるので、再送金する時の実費はかかります。ラップ口座内ならその心配もありませんが、ラップ口座の実費はかかります。レゲアルティスの場合、完全無料でスイッチングできます。またレゲアルティスからチューリップへの再びスイッチングも完全無料です。ただし一ヶ月運用空白期間ができます。

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