ペットボトルのキャップにバルブを埋め込むというアイデアはこのブログの古くからの読者さんのアイデアなのですが、5年経ってすっかり日本中に拡散してしまってます。とりあえず、この記事が本家本元だと主張だけしておきます。



生ビール用の炭酸ガスボンベ(みどボン)を使って、水道水からソーダ水を大量生産できる方法を構築しました。
以前、コラムでの呼びかけに応じてくださったブログの読者であり投資仲間の方との共同開発です。二人で様々な部品も無駄買いしながら進め、ようやく完璧なプロセスが完成しました。

これを使えば、どれだけ作ってもタダ同然、しかも市販のソーダ水なみに美味しいです。タダ同然ですから洗顔に使ってもいいでしょう。これを水道局の方も飲んだらさぞかりびっくりでしょうね。今日からアルプスの天然水、富士山の湧き水ってなに?って感じです。東京の水道水はすごいです(工夫すれば)。

まず、酒のカクヤスなどの専門店で、生ビール用の炭酸ガスボンベをかってきます。これは誰にでも小売してもらえるもので、ボンベの保証金5,000円込みで7,310円です。つまりガス代は2,310円です。

イメージ 1炭酸ガスボンベの圧力は新品だと75気圧以上ですから、当然専用の減圧装置を取り付けないとバルブをひねっても安全装置が働いてガスはでません。この高圧力を、程々(4気圧程度)に下げてくれる機械をレギュレーターと言います。これを通販なりコーナンなりで購入します。水草栽培用のレギュレーターが比較的安価で入手できます。もちろん食品添加用として使用しても問題ありません。


レギュレーターをつけるとこんな感じで、なんか本格的な工業機械っぽくなりました。
どんなレギュレーターでもいいのですが、今回はHARU DESIGNさんからR5という品番のレギュレーターを購入しました。

左側が一時圧力、つまりボンベ内にどれくらい炭酸ガスが残っているかも示しています。写真では70気圧程度を指しています。これが1気圧まで下がると、もう空ということです。

右側のメータは二次気圧、つまりどれくらいの圧力で炭酸ガスが射出されているかを示しています。写真では4気圧をさしていますが、完全に栓をしめているので、炭酸ガスは栓の前で溜まってます。よって安全に減圧した最高圧力が示されていることになります。開栓するとどっとメーターが下がり、ペットボトルないの圧力が高まるとそれに伴ってメーターが4まで上がってきます。

なお、市販の炭酸水の気圧は4だと言われていますので、二次圧力が4に満たなければ、強い炭酸水はできません。タンクは大気圧と同じ1になったら空になりますが、今回は4未満になると用をなさなくなるということですね。
料金は8,300円+送料でした。

次に用意する部品関係があります。

耐圧ホース(内径4ミリ、外形6ミリ) 適宜の長さ
日東工器 マイクロカプラチューブフィッター付きプラグ MC-06PC 1個
日東工器 マイクロカプラ ソケット(メネジ取付用) 生産したいだけ(とりあえず4個買いました)
M5 ステンレスナット  生産したいだけ
炭酸飲料だったペットボトル 生産したいだけ

これらはだいたい4~5千円くらいでアマゾンでも購入できます。コーナンでもエアー用品のコーナーで売ってましたが、通販のほうが安そうです。耐圧ホースはコーナンで1m105円と安価です。
必要に応じて逆止弁や分岐コネクタなどあってもいいかもしれませんが、まずは上述の基本セットでOKです。

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ペットボトルは炭酸飲料用でなければ危険です。コンビニなどでみていただくとわかりますが、炭酸飲料はすべて丸筒型になってます。お茶などは四角型もありますが、炭酸飲料は耐圧を考慮していることがわかります。さらにペットボトルの蓋も注意が必要です。蓋も炭酸飲料用でなければなりません。ここに一番応力集中しますから。

蓋の見つけ方ですが、下から覗きこんで、水色の内蓋がついているものは避けたほうがいいでしょう。分厚くなりすぎて、あとでネジが止まらないくなります。色々買ってみましたが、ウイルキンソン炭酸水の蓋が最高です。コカ・コーラの蓋は乳白色の内蓋がついていますが、薄いのでなんとかなります。



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ペットボトルの蓋の真ん中に、キリで穴をあけます。穴があいたら、プラスドライバーなどでこじ開けます。あまり太くあけてしまうと空気が漏れるので。マイクロカプラのネジの部分の直径を照らし合わせながら穴を広げてください。写真では上から開けてますが、ほんとは内側からあけると、バリをカッターで切り落とすときに便利です。

開けたら、マイクロカプラを取り付けて、ステンレスネジで締め付けます。思い切りやるとペットボトルの素材を潰してしまうので、程々のトルクでいいでしょう。ガス漏れしたら、締め直せばいいだけです。
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この要領で、大量生産したいだけ、セットを作ります。ペットボトルの大きさは全く問いませんから、作りたいものに合わせて、500mlから1.5lまで用意しておくといいでしょう。

炭酸水にしたい水は予め冷やしておかないといけませんので、冷蔵庫のキャパも考えておいてください。

























イメージ 8次に、レギュレーターと耐圧ホースを接続し、ガスが吹き出す方には、マイクロカプラチューブフィッター付プラグをセットします。これはねじ込むだけの超簡単セットです。ガスの圧力自身で抜けなくなるようなしくみになっています。

























水を入れます。ここであまり水を入れすぎるとガスと試料の割合が悪くなるので、半分か、2/3くらい入れるのがいいでしょう、入れすぎると小刻みガスを注入する必要がでてきます。
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炭酸水生成の効率を高めるためには、空気は邪魔です。左の写真のようになるべく空気を抜いて、蓋をすると効果的にです。














ペットボトルとマイクロカプラをカチッと接続したら、ボンベの栓を勢い良く開栓して吹き込みます。初めて使用するときは、耐圧ホース内の空気を抜くために、すこしガスを空吹きしたほうがいいでしょう。
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騙し騙し吹きこむと、栓の抵抗があって、二次側のメータが実際より高く表示されてしまいます。思い切り吹き込んで、4気圧まできたら、ぱっと止めるとメリハリある炭酸水ができます。

4気圧までくると押してもパンパンで凹みません。市販の炭酸水ペットボトルを押してもパンパンですが、あの感覚まで潔く注入します。

万が一を考えて顔を覗きこまないように。














イメージ 3そしたら、思い切り振ります。10秒かそれ以上。すると不思議なことにパンパンだったペットボトルが凹むくらい柔らかくなります。
炭酸ガスが溶け込んだ証拠です。そしたら、また思い切りよくバルブをひねって4気圧になるまで吹き込みます。

これを3,4回くりかえし、最後に、もう一度4気圧になるまで吹き込んでから、カプラを外します。




















イメージ 4あとは冷蔵庫にいれて、落ち着かせます。何しろ思い切り振った食後ですから、そんな時に開栓したらどうなるかはおわかりですよね。
1時間以上は冷蔵庫で落ち着かせましょう。

最後に出来上がりのイメージ映像を御覧ください。水道水がシュワっとしているのがおわかりになれると思います。





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