EURUSD相場はリーマン・ショック直前にピークをつけた1.6があまりに強烈で、それ以降、チャートでも示されているように、軽い右肩下がりのトレンドに変化はありません。一方でユーロ不信任騒ぎが落ち着いてからリーマン・ショック前までに形成していた右肩上がりのトレンドは1本、2本、3本と下方ブレイクされ、そろそろ4本目のサポートにぶち当たろうとしています。フィボナッチでみてもちょうど50%ラインも交差しつつありますので、1.23半ばの水準では、一悶着ありそうなイメージです。大きな右肩下がりの中でも、短期的にはサポートがあり、一旦底打ちする展開になりそうです。
ただ、大きく上下するには何かのキッカケが必要になりそうです。もっともテクニカル分析ではそれが何かはわかりませんから、ファンダメンタルズ的な観点で直近為替を分析してみてもいいでしょう。大きく動いても上は1.4が限界ですから、昔のような何でもかんでもユーロにしておけみたいな風潮はなく、ドルとユーロのバランス感覚は細かい舵取りが必要になってくるでよう。
もっともいくらユーロがベア派であっても1.1が大底です。このチャートからは再びパリティ割れなどというシナリオは見いだせません。
イメージ 1

一方EURJPYの方は、110円を超えたところで一旦跳ね返されるというは予想しやすく的中もさせやすかったのではないでしょうか。フィボナッチでも23.6%ラインがバッチリ機能しています。綺麗なトレンドラインを引きづらいのですが、無理矢理引いてみると、リーマン・ショック以降は下降フラッグ(明らか位に下向きの三角保ち合い)を形成しています。110円で跳ね返されたことが、さらにレジスタンスラインを強くしています。とすると、2000年9月の89円とG7介入時をボトム、リーマン・ショック直前の170円をトップととるフィボナッチはかなり信頼できる指標だということになります。
まずは96円程度までの下落と見た後、小幅上昇して106円程度、そして突き落とされて、最終的には89円をタッチすることで上昇エネルギーを得る。といったところでしょうか。
ヨーロッパへ旅行するなら今年の夏より来年が狙い目でしょう。
イメージ 2


オフショア投資ブログのランキング。面白いのでぜひクリックしてみてください。 。ブログ記事に関する詳細な質問、アドバイザーチェンジの方法、ファンドリストについてはメールで。

大阪の投資家仲間の方から今日は28度でほぼ真夏日になってるとお知らせがありました。チェンナイの元同僚からは40度だというお知らせがありました。