http://www.iveaghwealth.com/templates/temp_iv/i/logo.gif日本でファンドラップといえば、一任勘定型が主流のような気がします。
Momentum (旧RMBIS)のようにファンドラップ口座を用意して、400ファンドの中から投資家が自分でご自由に選ぶという、一任勘定型ではなく投資家の自己選択型タイプの方が少ないかもしれません。人に選んでもらうより自分で選べる機能があるということに手数料を払う価値を見出せると思うのですが。

一任勘定型ファンドラップでも最初に聞かれる安定志向から積極志向まで大抵5段階くらいあって、いつでも方針転換ができるようになっています。しかし、大概乗り換えたことないという読者の方の方が多いのではないでしょうか?
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私も自身の401kなんてリーマン・ショックがあろうとなんであろうとずっと完全積極型のまま放置で、方針転換なんてすることないかもしれません。病気にでもなれば別でしょうけど、今は全く要らないです。
とすると、要らない機能を削ぎ落としたら、コスト圧縮できるのではという発想になりますよね。

例えば、私は先日、スマートフォンから通話メールのみのPHSに乗り換えて電話代を半額以下にまでコスト圧縮に成功しましたが、番号が替わったというお知らせが手間なくらいで、なにも不自由はありません。却って電池切れの心配がなくなり、大震災直後でも都内で普通に通じるので仕事用としても、家族連絡用としても信頼性が増し絶対手放せません。080や090番号を捨てるのは日本人なら誰しも勇気がいるわけですが、これも人生の取捨選択です。

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このことがファンドの世界でも通用するのではと思い探してきたのが、Iveagh Private Investment House が運用するこのThe Iveagh Wealth Fundです。究極の単機能機能、買うか売るかだけ。つまり一任勘定型ファンドラップ口座のバランス型で運用するのと非常に近い経済効果を得ることができて、かつ一任勘定コストをかけないという作戦です。ただしファンド単体なので、安定型や積極型にシフトさせることは当然できません。REITを入れたり入れなかったりというオプションもありません。またファンドの販売手数料(5%)、信託報酬(年率1.5%)、ハードル型成功報酬(USD 3m Liborで得られるリターン以上の上昇分につき10%)はかかります。
最低投資金額もGBP10,000.-から直接購入できてお手頃です。
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またこのファンドの面白いというより真っ当なところは、各分野毎にハッキリと投資方針を決めて、ランク付け(この場合は色分け)しウエイトの割り振りを明快に決めていきます。
つねに宣伝を意識した広告物なら、投資シュミレーションチャートがジグザグ状にもかかわらず最後は必ず右肩上がりになったいるように、この信号も青が上にくるように表現されるはずです。それを律儀に交通信号通り、赤を上にもってきているところに好感が持てますね。

いろんなファンドから自身で選択できて、いつでも乗換手数料、為替手数料無料で乗り換えたい=Momentum
乗り換えもオプションも要らない、どうせ中庸路線でおきっぱなしなら=Iveagh

ビジネスの世界でも投資の世界でも、何を捨てて、その分何を得たいかがハッキリしている人だけが生き残れるのでしょうね。

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